ある男の懺悔 7

　その男Ｋは、２０年以上前から、外国人留学生をホームステイで受け入れていた。

　ブラジルの女子大生を１週間。

　オーストラリアの男子高校生を１年間。

　ペルーの男子高校生1か月。

　マレーシアの男子高校生1か月。

　アメリカの男子高校生1年間。

　このうち、オーストラリアのクリスを連れてＵＳＪに行った時の事だ。

　Ｋの妻は、二人の子供と同室。Ｋはクリスと同室。

　そのはずだったが、朝起きると、Ｋの隣に寝ていたのはクリスではなく、Ｋの息子。

　聞くと、深夜にクリスが隣室を叩き「オトーサンがうるさくて、I cannot sleep! 」と言ってきたので
　
　息子とチェンジしたのだという。

　また、アメリカのニックを連れてキャンプに行った時のことだ。

　深夜まで話をして、夜、トイレに起きたとき、ニックがいない。

　こんな時に、外出してもコンビニもないし、大変だとなった。

　あちこち探した挙句、車の中で寝ていた。

　ニックによると「オトーサンがうるさくて、I cannot sleep! 」だという。

　Ｋの奥さんによると、「いびきで家が揺れる」が、寝られないほどではないらしい。