妖精

　ロシアの女子テニス選手で「妖精」と呼ばれたシャラポワ選手が引退を表明した。

　幼いころにテニスの才能を見出され、プロになるよう両親から「要請」され

　プロになるべく「養成」され、のちに「妖精」と呼ばれるようになった。

　ウイルス検査の結果は陰性で「陽性」ではない。

　同じくロシアのフィギュア、ザギトワ選手は「女神」と呼ばれているらしい。

　お前らは、妖精や女神を見たことがあるんかと言いたい。

　

　⤴　こんな感じかもしれんじゃろ。

急激な対応

　今まで起こったことのない事象に対応するには「正解」はない。

　この度の「全国小学校・中学校・高校・特別支援学校の臨時休校」だ。　

　「やりすぎ」「影響が大きすぎる」という声と、

　家に残しておけない低学年の子を持つ親からの「いったいどうすれば」という声。

　今日で卒業予定の子供たちと会うのが最後になる、教師の戸惑い。

　案の定、

　「各自治体などと細かく調整したのか」

　「共働き家庭を具体的にどう支援するのか」

　「見切り発車のような印象を受ける」など評論家が言う。

　各自治体と調整している間に、どんどん感染が進む。

　具体策よりスピード感が大切だ。

　細かい点は後で考えるしかない。

　わたしは今回の決断は、のちに「正解だった」と言われるものだと思う。
　

コスパの達人

　少し前、「桒田会計の掟」で、ビアガーデンに行った時の心得を皆の者に伝授した。
　
　私自身、心がけているコスパはこう。

　例えば、私はゴルフはあまりやらない方だが、たまに行くときは必ず

　１００以上のスコアで回るようにしている。

　実力通り８０くらいで回ると、一打当たりの単価が１２５円となるが

　１００で回ると１００円で済む。

　回転寿司では、ひたすらウニ、マグロ、イクラ。

　いずれも１００円当たり８５円から７０円が原価だ。
　
　原価の安いものは、タマゴ１５円、ボイルエビ・カッパ巻き・ツナマヨで２０円。

　回転寿司に、ガキを連れて行くべからず。

　１００円ショップだと、原価のトップスリーは、土鍋・フライパン・アルカリ乾電池。

　いずれも８０円から１００円以上で、超お買い得。

　原価の安いのは、ハブラシ・傘・老眼鏡で５円から２０円。

　先日数えたら、いつの間にか家の中に土鍋が１５０個、フライパンが３５０個、

　乾電池に至っては１２０００個もある。

　一個２００円で、誰か買わん？　

後からでは何とでも言える

　テレビのニュースやワイドショーは、新型コロナウイルス関連一色だ。

　結果を見てから「こうすればよかった」「ああすればよかった」と評論家や

　専門家が言っている。

　ダイヤモンドプリンセスについて、当初は船内で不自由な思いをしている乗客の不満を

　テレビのワイドショーが電話で生で会話をして取り上げ、政府の拘束や自由を認めない対応

　を批判した。

　しかし、その後、感染が判明した人数が増加するのに驚き、一転して、

　感染対策が甘いという批判に180度打って変わった。　

　コメンテーターがワイドショーであれこれ無責任なことを言っているのは腹が立つ。

　そんなことを言う暇があるなら、何かボランティアでもしたらと思う。

　すべての人を救う、誰一人として犠牲者を出さないというのは現実的には難しい。

　

　

道を究める

　「喝！」オヤジの張本さん。

　いったい何の権限でプロ野球のキャンプを回り、選手をあれこれ「指導」しているのか。

　プロ野球だけならまだしも、専門外のスポーツにもあれこれ知ったかぶりのコメントを出し、

　そのトンチンカンぶりで失笑を買うことも多い。

　張本さんは確かに偉大な記録を残した。

　日本球界に限って言えば、歴代最多安打の記録保持者だ。

　ある意味「道を究めた人」と言える。

　道を究めただけあって、自分の通ってきた道が唯一無二の成功への道と思うのだ。

　スポーツもどんどん進化している。

　昔の常識が通用しなくなっている。
　
　かつて野球選手は、肩を冷やすから夏でも水泳はしてはいけない、と言われた。

　張本さんはさらにそれより前の時代の選手だ。

　時代は移り、昔の常識は非常識となりつつある。

　何かあれば「走れ、走れ」としか言わない。

　自分の経験を他人に押し付けるのは止めてもらいたい。