大晦日

　コロナに始まりコロナに終わる。

　来年は、コロナは収束に向かうのか。

　オリンピックはどうなるのか。

　コロナが大変な時に、オリンピックどころじゃないという意見もあるだろう。

　しかし、コロナが大変だからこそ、日本で開催されるオリンピックに意味があるのだ。

　国威発揚のために万難を排して開催あるのみ。　

　中止になったら、当選したチケットはどうしてくれるんな。

　

アメ横

　GO TO トラベルの一時停止でアメ横がピンチだという。

　アメ横で年の瀬の鮮魚を買い求める人には、県外の客が少なからずいるという。

　この期間の売り上げは、例年なら半端ないくらい売れる。

　それを見越して仕入れていたのに、鮮魚店の人たちはアテが外れて嘆いている。

　今年はコロナで、おせち料理が売れるのではないかと言う予想がある。

　例年なら、田舎では、帰省してくる家族たちに振る舞う料理も、今年はない。

　従って、おせちが売れないという嘆きも聞こえる。

　一方、都会では、例年なら帰省しておせちを食べるのに、今年は帰省しないので

　家で食べるという需要が少なからずあるのだろう。

　悲喜こもごもの年の瀬だ。

挨拶

　山を歩いていると、いろんな人に出会う。

　山を歩き慣れた年配の人。学生の集団。家族連れ。

　出会ったら、当然だが挨拶する。

　「こんにちは」

　ところが、挨拶しないで無視して通り過ぎる人が少なからずいる。

　以外に年配の人が不愛想だ。

　家で女房と喧嘩でもして、居てもたってもいられなくなって出たのだろう。

　それとも、私が、有名人だから気軽に挨拶しては失礼だと思っているのかもしれない。

　人に会ったら、挨拶する。

　これは人としての常識だ。

　こんどワシが挨拶して無視しやがったら、谷に突き落としちゃる。

　

仕事納め

　今日は仕事納め。

　昨日のウォーキングの筋肉痛で、体が自由に動かない。

　そのうえ、ウォーキング中にスマホのイヤホンの耳栓を片方失くしてしまった。

　夕方、耳が痒くなったので、耳かきで掻く。
　
　左耳の中がただれてカサブタが出来ているのか、ガサガサと異音がする。

　何回やっても違和感がある。

　たまたま近くにいた女性スタッフにお願いする。

　　「ちょっと耳の中を見てくれん?　何か変なんじゃ」

　　「膝枕なら有料になりますけど」
　
　　「いや、座ったままで結構です」

　　「所長！！何か耳に入ってます」

　　「どんなもの?」

　　「白いフタのように見えます」

　　「白いブタ?　いつの間に住みついたんじゃろ」

　　「そうじゃありません」

　　「耳鼻科に行かんといけん」

　　「ピンセットで取ってあげます」

　それは、昨日失くしたイヤホンの耳栓だった。



　

走馬灯

　昨日は、標高２２５メートルの蔵王山へ、午前と午後の二回往復した。

　一往復が１０キロなので２０キロ。

　午前中は、登り慣れたルートを踏破。

　午後は、登ったことのないルートを登った。

　だんだんと急坂になり、そのまま行くと岩場の急斜面になった。

　もう少しもう少しと思って登って行って、ふと下を見ると「落ちたら死ぬ」みたいな景色が。

　今更下りるわけにいかないので、登り続けるしかない。

　一歩でも踏み外すと、命の危険がある。

　↓　こんなところを登る。

　

　次の足場を見つけるのが困難になって、スパイダーマンのように岩場に張り付いた。

　遭難ヘリを呼ぼうかとマジで考えた。

　スマホにイヤホンをつないで音楽を聞いていたので、電源が落ちたので呼ぶわけにもいかない。

　ここで死んでも誰も見つけてくれんだろうなと思う。　

　四年前に死んだ母が「おいで」と言っているような気がした。

　それでも登って、やっと頂上に着いた。

　「ここは天国か?」

　鉄塔に続くちゃんとした道があり、その向こうには自動車道が・・・。

　なにはともあれ、今日は泥のように眠りたい。

　(注)　福山市の登山愛好家「やまんぼう」さんのHPから、写真を拝借いたしました。