クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

羽生の隠れ家が出す“珍味”は? ―太郎店(たろうだな)―

2009年09月04日 | グルメ部屋
羽生史談会の佐藤さんに連れられて、
びっくりした店がある。
それは「太郎店」(たろうだな)。

隠れ家と呼ばれる店は多くあるが、
「太郎店」はかなり隠れている。
“中川”と“操舟落排水路”の合流地点にあり、
まるで中洲の上に建っているように見える。

羽生を舞台にした漫画『枯野の宿』(つげ義春)に登場する宿を連想させる。
「太郎店」という看板はあるものの、
見た目は普通の一軒家である。
もし佐藤さんに教えられなければ、
ずっと気付かないままだっただろう。

「太郎店」は魚料理屋らしい。
さすが川に挟まれているだけあって、
川魚を専門に扱っているのではないだろうか。
佐藤さんと行ったときは“うな重”を注文した。

美味かったが、
そこが店として本当に営業していることに驚いたのを覚えている。
羽生市内では上位を争う隠れ家っぷりではないだろうか。

数年前、この「太郎店」が新聞に取り上げられていた。
確か、“どじょうの串焼き”だったと思う。
いま手元に資料がないため、
記憶違いかもしれない。

行ってすぐに食べられるわけではない。
あらかじめ予約が必要とのこと。
おそらく珍味の部類に入るだろう。
店構えといい、メニューといい、
心くすぐられる店である。


太郎店(埼玉県羽生市大字中手子林911)


同上
見た目は普通の民家。
自転車でも見付ける難易度は高いかもしれない。


中川
羽生を起点とする川である。
数メートル先で操舟落排水路と合流する。


太郎店は中川と操舟落排水路の合流地点に建っているため、
まるで中洲の上に建っているように見える。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歴史秘話「ヒストリア」、“和... | トップ | “ムジナもん”と遊びませんか... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

グルメ部屋」カテゴリの最新記事