イラストを描いてみました。
財源のことを考えずに、
「子ども関連だからどんどん支出せよ!」と言う人は、
お金がどこからか無限にわいてくると思っているのでしょうか。
必ず誰かがその負担をしなければなりません。
使えるお金には限度があります。
(無知や無関心)
今の大人が納めた税金から、出産祝い金を贈呈するなら私も賛成です。
ところが現実は、当の子どもたちにその借金を押し付けているのです。
「少子化対策」、「子育て支援」といいながら、
「お前を育ててやるから、その費用を払え!」と借金を残す。
その上、自分たち大人が受け取る行政サービスの財源負担まで
子どもたちに押し付けているのです。
私たちは、とんでもなく酷い仕打ちを子どもたちにしているのです。
今の政府を支持している方や、今の日本に生きている大人は、
この実態がわかってますか?
現在の有権者が、無関心や、無知のせいで借金を増やしては、
子どもたち世代に対して無責任です。
(どうしたらいいのか)
ではどうしたらよいのでしょうか?
①行政は借金をせずに税収の範囲で予算を組む。
②議員は事業の優先順位をよく考える。
③順位の決め方
・必ずやらなければならない「必須の事業」を優先し、
・次に各分野の「必要性の高い事業」を実施し、
・必要性の低い事業や、効果の少ない事業はカット
子どもたちに無駄な借金を残さないためには
「やらないよりはやったほうが良い」程度の事業は
「やってはいけない」のです。
子ども関連の予算だからと言って、
なんでもかんでも賛成では無駄遣いとなり、
結局は子どもたちの負担となって苦しめます。
(出産祝い金の必要度)
市役所側の「第3子以降の祝金」廃止理由は、つぎのとおり。
・出生数を増やすという目的に対する効果はほどんどない。
・一時的にお金を渡すだけで、長期的な子育て支援に結びついていない。
・財源を第3子の給食費補助事業にふりむける。
効果がない事業は、やってはいけません。
もらえる人は嬉しくても、これではばらまき事業です。
こんな使い方をしては、いくらお金があっても足りません。
※ばらまき:効果が低い、その場限りで何も残らない、効果の持続性がない、
この財源をもっと良い子育て支援事業に充てるなら大賛成。
第3子給食費補助は、子育て支援に継続的な効果があり、
その上受給するにはきちんと所得制限もありますので、
税金の使い方としてはとても良い制度です。
総合的に見て、出産祝い金事業は、
子どもたちの利益よりも負担を増やしてしまうので、
「やるべきでない良くない事業」と私は判断しています。
それゆえ廃止は大賛成、できるだけ早くやめるべきと考えています。
「もらえなくなると可哀そう」という感情論もあります。
予定されていた方はがっかりされると思いますが、
当の子どもたちの将来負担になりますので、
「感情に流されず」冷静に先のことまで考えなければなりません。
「今さえ良ければよい」、
「自分達さえ良ければよい」、
「もらわないと損」、
こんな考えの蔓延が借金1000兆円を作ったのです。