新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

粟島 2016春-2 セグロサバクヒタキ

2016-05-10 15:46:00 | ヒタキ科
セグロサバクヒタキ 学名・Oenanthe pieschanka 英名・Pied Wheatcat

 2016年春,日本海の離島・粟島へ二度目の渡島,最後に出現したのがセグロサバクヒタキでした.女神のやさしい微笑みと慈しみの視線を背に感じながらの至福のひと時でした.

 粟島最後の5月6日,内浦の畑には1人のバーダーの姿も見えませんでした.前日,牧平にオウチュウが出現,皆さんはそちらに向かったようです.僕は,女神の出現を待ち,一人で鳥影のまばらな畑を彷徨っていたのです.諦め,そして最後の望みをかけて,海岸線に向かいました.

 野馬公園に差し掛かったところで,ふわりと飛ぶ野鳥の姿が! 「Oenanthe オエナンテ」,サバクヒタキの仲間です.やはり女神は,僕を待っていてくれたのです.それも満面に微笑を浮かべて!! 出逢いの瞬間,「ハシグロヒタキ」の名が脳裏に浮かんだのですが,背が黒いではありませんか!! ハシグロヒタキではありません.それなら,多分,粟島初記録です.連写です.希な鳥は,画質も構図も必要ありません.頭,顔,胸,背,腹,翼,尾と識別に必要な部分を全て網羅しなければなりません.特にサバクヒタキの仲間は,尾の部分が重要です.それからは,夢中でシャッターを切りまくりました.気が付くと,背中が汗で濡れていました.

 落ち着いてから同行者の図鑑で確認,セグロサバクヒタキと同定しました.まさか,今回の粟島で観察できるとは,想像もしていなかった野鳥なのでした.

 このセグロサバクヒタキは,新潟では初記録になるかもしれない珍鳥です.

セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


とりあえずの投稿です,全ての画像に目を通しているわけではないので,日を改めて再投稿するかもしれません.期待しないでお待ちください.

 粟島で野鳥情報を提供していただいた方にお詫びです.出航間際にフェリーに飛び乗る羽目になりました.お礼も,セグロサバクヒタキの情報提供もできない状況でした.申し訳ありませんでした.来春,粟島で再会できることを心からお待ちしています.


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