吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二目線から本編のお話を眺めてみました。
ネタバレありです。
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茶倉譲二プロフィール 喫茶クロフネのマスター
身長:183cm 体重:70kg
血液型:O型 特技:歴史語り
特徴;歴史オタク
ヒロインの初恋の人。公園でサンドイッチをもらったり、抱っこしてもらったりしてた。
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4話
翌朝。
昨夜は色々考えて、ほとんど眠れなかった。
明け方、浅い眠りをとった後、急いで起きる。
弁当も、朝食も出来たのに、百花ちゃんは起きて来ないから起こしに行った。
今までの経験から、起こしに行ってもドアの外からでは絶対に起きない。
だから、部屋に入り、ベッドの側で声をかけた。
譲二「百花ちゃん、朝だよ」
俺が一度声をかけたくらいでは全く目を覚まさない。
髪には寝ぐせがついていて、あどけない顔で寝息を立てている。
可愛いな。
思わず見とれてしまう。
だけど、なんだか悪い考えが芽生えそうなので、もう一度声をかけて起こした。
朝食の時に、百花ちゃんに寝不足を見抜かれてしまった。
やっぱり女の子は鋭い。
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滝沢に続いて、今日は明里が店に会いにきた。
明里というのは一応俺の許嫁だ。
なぜ「一応」なんてつけるかと言うとね。
本当のところ、俺の親友の恋人でもあるからなんだ。
まあ、込み入った話だし、人には話したくない事情が色々とあってね…。
エヘン!
その明里がどういう風の吹き回しか、じいさんのために家に帰れ、そして自分と結婚しろと言う。
お前にはあいつがいるじゃないかと怒鳴って追い返したが、どういうつもりなんだろう。
百花ちゃんとは、夕食を一緒に摂る約束をしたけど、やっぱり今日も食べる気がしない。
百花ちゃんの分だけ何とか作って、また部屋に籠った。
部屋に籠もっても、一人にはさせてもらえない。
滝沢と明里から電話が掛かってきて、夜遅くまでやり合う。
疲れたし、さすがに腹が減ってきた。
何か食べようと部屋から出ると、ドアの外におにぎりが置いてあった。
百花ちゃんが作ってくれたのだ。
(俺のために…)
彼女の心遣いにしんみりながらおにぎりを食べた。
そして、お礼のメールを送った。
今夜は眠れるだろうか?
『百花ちゃんへ
おにぎりありがとう。
明日、ちゃんとお礼するね。
譲二』
5話その1へ
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この4話、学校では「マスターが悩んでるみたい」という相談を春樹君に持ちかけると、「譲二さんは10歳も年上なんだから、お見合い話でも持ち上がっているんじゃないか。」とハル君が言い出します。
それに一護君も加わって、でも一護君は「マスターがお見合いなんて。」という否定的意見。
それに一護くんは「百花、お前マスターのこと好きなのか?」と核心を突いてきます。
一応否定したものの…。
一護君て、どのルートでもヒロインのことが大好きなのがよくわかるよね。
それでも最終的にはヒロインの恋を応援してくれるんだけど。
いよいよ、譲二さんの婚約者の明里さんが登場。
百花ちゃんはりっちゃんと商店街で立ち話している時に明里さんの車を目撃します。
りっちゃんが誕生日パーティでピアノの演奏を頼まれた時に会った人で、友達の従姉妹、大手繊維メーカーのご令嬢だと教えてもらいます。
クロフネに帰るとなにやら香水の香りが…。
そして様子のおかしな譲二さん。
好きになりかけた人の様子がおかしいと、ますます気になって気持ちは盛り上がってくるよね。
ここでもヒロインは譲二さんのためにおにぎりを作って、そっと置いてあげる…。
こういうことされると男の人としてはうれしいよね。