譲二さんと毎日うふふ 妄想小説と乙女ゲーム

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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クロフネハロウィン~譲二の場合~その3

2016-10-26 05:23:57 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

 

手抜き(>_<)昨年の記事の再掲です。

 

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)

吉恋本家の番外編、『クロフネハロウィン』には譲二編がない。

だから、譲二編を自分で作ってみた。

高校時代で、付き合い始めて間がない頃。

この設定は他のルートと同じ。

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)


クロフネハロウィン~譲二の場合~その3


譲二の話『ジャック・オ・ランタン』


昔、怠け者でずる賢いジャックという男がいた。

あるハロウィンの夜、酒場でジャックが酒を飲んでいると地獄から来た悪魔に出会った。

悪魔はジャックの魂を取りに来たのだ。        

ちょうど飲み過ぎて、酒代を払えなかったジャックは悪魔に言った。

「俺の魂をお前にやろう。だから、この世の別れにあと一杯酒を飲ませてくれ」

悪魔はそのジャックの最後の望みを聞き入れ、約束を交わした。


そしてジャックが酒を一杯飲むと、悪魔は、ちょうど酒代を払えるだけの6ペンスコインに化けた。

しかし、ずる賢いジャックは悪魔が化けたコインを銀の十字架で押さえつけ、悪魔が元に戻れないように自分の財布に閉じ込めてしまった。

元の姿に戻れず困った悪魔へ、ジャックは再び取引をもちかける。

「おい! ここから出して欲しいなら、これから10年間、俺の魂を取りに来ないと約束をしろよ」

その条件を飲んだ悪魔は、ようやく財布の中から解放された。


(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)

それから10年の月日が経った。

ジャックが田舎道を歩いていると再び、あの悪魔と出会った。

約束の刻限が切れたので、悪魔は今度こそジャックの魂をいただこうとやってきたのだ。

しかし、ジャックもむざむざ魂を取られたくはないので、一計を案じた。

「わかった。俺も覚悟を決めた。ただし、死ぬ前にリンゴが食べたい。俺の魂をやるから、この木の上に登ってリンゴを取ってきてくれないか」

そうジャックは言った。

悪魔の方は「どうせこれで魂は俺のものなのだから」と思い、木に登ってジャックにリンゴを渡してやった。

ところが、悪魔が木に登ったスキを付いて、ジャックは持っていたナイフで木の幹に十字架を刻んでしまった。

悪魔は十字架が怖いあまり木を降りる事ができず、ジャックにまた取引を持ちかけられてしまった。

ジャックの願いは「今後二度と、自分の魂を取りに来ないこと」。

その約束を取り付けたジャックは、悪魔をようやく木の上から降ろしてやった。

その後、悪魔は約束通りジャックの前に二度と現れることはなかった。

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)


さて、そののち、色々と悪行を重ねたジャックも天寿を全うし、この世と別れることになった。

しかし、ジャックは悪い行いしかしなかったため、天国へは入れてもらえなかった。

そこで仕方なくジャックは地獄へ行く事にした。

地獄の入り口にたどり着いたジャックは、そこで三たびあの悪魔と出会った。

地獄へ入れてくれと頼むジャックに悪魔は

「お前が生きていた時に交わした約束がある。だから、お前の魂を取るわけにはいかない」

と地獄に迎える事を断った。



天国へも地獄へも行けず困り果てたジャックは訊ねた。

「ああ…どこに?俺は、どこへ行けばいいんだ…?」

悪魔は首をすくめると答えた。

「さあね。『元いた所』へでも帰るんだね。でも、お前に安住の地なんて無いだろうよ」

仕方なくジャックは来た道をとぼとぼと引き返した。


しかし、道はとても暗いうえ強い風が吹いていた。

「これはたまらん」

そう思ったジャックは悪魔に「灯りをくれ」と頼んだ。

悪魔はその最後の頼みを聞き入れ、地獄の業火の炎をジャックに分けてやった。

ジャックは道端に転がっていたカブをくり抜いた。

そして、その中に炎を入れて、ランタン(提灯)を作ると、ジャックはその灯りを頼りに旅に出た。


ジャックは今も、地獄の炎のランタンを手に、この世とあの世を、行く宛てもなく永遠に彷徨い続けているという…。

(▼∀▼)(▲ω▲)†(▼皿▼) †(▲∀▲)(▼ω▼)



理人「え? かぼちゃじゃないの?」

譲二「うん、元はカブだったらしいね。元々この祭りはアイルランドの土着の祭りだったんだ。
そして、キリスト教が入って来た時に、キリスト教の万聖節(11月1日)の前夜祭として今の姿になったらしい」

剛史「ハロウィンはアメリカ発祥かと思ってたけど、アイルランドだったのか」

竜蔵「アイルランドってどこだ?」

春樹「イギリスの西隣りにある島…というか国だよ」

譲二「それで、アイルランド人がアメリカに移住した時にハロウィンもアメリカに広まったんだけど、ジャック・オ・ランタンを作るためのカブが栽培されてなかったために代用品としてたくさんあったかぼちゃで作ったらしいよ」

一護「でも、カブよりもかぼちゃのほうがそれらしいな」

譲二「そうだよね。カブよりも大きいし、色もオレンジで鮮やかだし、それでかぼちゃはハロウィンに欠かせないものになったんだろうな」


(ジャックさん、なかなか大変な目に会ってたのね)

私は大きなオレンジ色のかぼちゃをそっと撫でた。


(▼∀▼)†その4へつづく


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