博覧こうき

信頼のK&S行政書士受験教室

危険な言葉…危険な約束

2007-07-12 02:16:47 | Weblog


 弁護士であり、コロンビア大学の講師P.ウィッテンバーグの著書「DANGEROUS WORDS」。邦訳名「危険な言葉」。

 「危険な言葉」。知らず知らず口をついて出た言葉が他人の名誉を毀損することになりかねない。そなん場合もあるわけてです。

 そこでウィッテンバーグ。危険に対する感覚を鋭くして、無意識のうちにその危険性を感じ取って危険を避ける必要がある…と。名誉毀損・特許法などを専門とする弁護士ですからね。

 名誉毀損とまではいかなくても、「危険な言葉」はありますね。

 「取引の安全」。私にも経験があるのですが、少しばっかり学習が進むとやたらに使いたがる言葉。

 もう明けても暮れても、なにがなんでも「取引の安全」。研究室の先輩に叱られたことがあります。

 「取引の安全」というのは、新たに取引に入ってくる者の安全。そんな意味ですね。「動的安全」とも。

 講義でもお話しましたが、一方で「取引の安全」をいい、他方でもともとの権利者の安全(これを「静的安全」といいます)をも考えなければならないわけです。

 「動的安全」と「静的安全」との調和。これが大切なんです。「権利外観法理」とか「表見法理」がこのことをよく示していますね。

 というわけで、商法であっても、金科玉条のように「取引の安全」を唱えるだけでは説得力がありません。

 使いどころを間違えると、間の抜けた答案になってしまいます。ドリルなどの場合ですわね。

 「取引の安全」。これが保障されないと危なくて取引できないのかどうか…。「取引の不安」。

 「危険」ついでに。「危険な約束」。会社法に出てくる「変態設立事項」のことです。

 別に「変態」なヤツが会社を設立するから「変態設立事項」は危険だ、というわけじゃありません。

4つの「危険な約束」。 ミクシーの日記にでも掲げておきましょうか。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一応警視庁関係ですが… (市村慧芳)
2007-07-14 04:28:01
うちの母親は美人タイプだから、言葉使いは私よりもかなり淑やかだったんだ。私は母親よりも暴走族について怒りがあって、言葉使いはちょっと汚い。香港語はジョンローンに禁じられて、香港語は韓国人よりも綺麗だと思う。でも、楠の日本の暴走族は市村家として言葉使いが許可される。警察権は許可されると同じだ。こないだ、韓国人の暴走族なら、言葉使いはかなり心理作用になったんだ。教師家系はなる。



社会部の話題は暴走族ではないか?宗教問題は許さない。
神戸大学の夜間部について (市村慧芳)
2007-07-14 05:49:55
奈良産業大学にある。私は韓国人を知らない。