延暦寺の本坊、滋賀院門跡を訪れました。
御成門を内側から見た図です。
ここは、江戸時代末までは天台座主の居所だったところだそうです
壁に白い5本の線が入っていますが、
これは格式の高さを表しているそうです。
小堀遠州の作庭と伝えられる、寝殿庭園です。
室内は撮影禁止でしたが、狩野派や長谷川派の障壁画などが
多くあり、見応え十分のお寺でした。
滋賀院門跡を出て、日吉大社を訪れました。
方除け、厄除けの大社です。
重文の西本宮楼門。
楼門の四隅には、お猿さんが屋根を支えています。
お猿さんは神様のお使いで、神猿(まさる)と呼ばれ
「魔が去る」、「何よりも勝る」に通じ
縁起の良いものとされてきたようです。
境内にある多羅葉の木。
紙が貴重だった昔、この葉っぱに文字を書き文通など
に使っていたそうです。
「ハガキ」を「葉書」と書く理由も納得ですね。
こちらもちょっと珍しい「ナギ」の木です。
災いをなぎ払うに通じると言うことで、縁起の良い木だそうです。
坂本散策の後、「本家 鶴喜蕎麦」に立ち寄りました。
280年の歴史をもつ、そばの老舗だそうですが
ごく平凡な味でした。