おととい御岳駅の下、御岳渓谷に下りて句材を探した。句材はともかく水が流れているから清涼感はあるだろうと思った。水量がいつもより少なく感じ水も粘っているような気がした。夏の昼下がりの海、風がなくべたついている海を感じ、
大海のうしおはあれど旱かな 虚子
を思い出していた。
憚らずゆまるや灼熱の溶岩に
河原の岩におしっこしたが量が少ない。水が汗として出ているのだろう。コーヒーは好きだが最近あまり飲んでいない。利尿作用がありすぎて身体に水分が残らない感じがする。憚らず出るのは汗。
頂に流るる汗を憚らず
という自作を川で思い出した。
舟を操る人々も暑そう。水を見ていても喉が渇く。いま、緑陰がいちばん涼しい。