天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

わけがわからぬロシアの兵隊

2023-06-29 06:11:40 | 政治

ワグネルの兵士たちの前に立つプリゴジン氏


「ワグネル」という民間軍事会社がウクライナへ兵士を出しているという報道にちょっと前驚いた。ロシア連邦軍との関係はどうなっているのか。太平洋戦争を戦った日本において陸軍と海軍は犬猿の仲であった。両者に大臣がいて統括する存在がなかった。非情にまずいことであった。同様なことがロシアにないのか。民間と国の兵士たちの混交である。
そんなことを思っていたら、突如、ワグネル軍がモスクワを目差して進軍、反乱の報道である。
そこで驚いたのがワグネルのトップであるプリゴジンという人が軍服を着て兵士の前に立っていることである。ふつう国防省のトップは背後で統括して前線には立たない。プロレスの社長はトップレスラーでリングに立つが軍隊は巨大な組織である。兵士たちとともにいるプリゴジンの姿にも驚いた。
モスクワへ向かって進軍したときプリゴジンは何を考えていたのか。クーデターが念頭にあったのか。200キロ地点で進軍を止めた。どうしようと思ったのか。
わけがわからない。
ベラルーシのルカシェンコ大統領がプリゴジンとプーチンの間を取り持って、反乱軍を自国で保護した。保護されたといってもプーチンが許すとは思えない。刺客を送り込むのでなないか。
いずれにせよルカシェンコ、プリゴジン、プーチンの関係はそうとう親密のようである。国家の人間関係というよりヤクザの兄弟仁義みたいな匂いがする。
そんな折、核兵器がベラルーシは配備されているという報道は物騒でならない。

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