ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報142"Сепия"

2013-06-12 11:01:31 | 日記
2013年06月12日
サハリン発
[コルサコフ市裁判所がカニ密漁カンボジアFOC船に判決を下す]
コルサコフ市裁判所は、今年2013年1月にカニの密漁を行い、ロシアFSBサハリン国境警備局に拘束されていたカンボジアFOC船"Сепия"(セピア)の事件に判決を下し、57万ルーブル以上の罰金と損害賠償を言い渡した。
"Сепия"は今年2013年1月、、アニワ岬(中知床岬)南東ロシア排他的経済水域において、サハリン国境警備局の検査を受け、密漁した活ズワイガニ(オピリオ)1.1トン、4,500個体などを発見され拘束されていた。
コルサコフ市裁判所は、この密漁行為について"Сепия"の船長シリニコフ(Сергей Сырников)に対し15万ルーブルの罰金を科すとともに、州に収められるべき損害賠償42万3,980ルーブルを求める判決を下した。

(関連過去情報"Сепия"事件)

2013年04月17日 サハリン発
[カニ密漁カンボジアFOC船船長が起訴される]
サハリン検察当局は、ロシア領海でカニを密漁し、ロシアFSBサハリン国境警備局によりロシア排他的経済水域で拘束されたカンボジアFOC船の船長を起訴した。
今年2013年1月、ロシアFSBサハリン国境警備局は、アニワ岬(中知床岬)南東ロシア排他的経済水域において、カンボジアFOC船"Сепия"(セピア)を検査、密漁された活ズワイガニ(オピリオ)1.1トン、4,500個体などを確認した。
"Сепия"の船長は、刑法第256条1項(水棲生物資源の違法漁獲)に基づき起訴され、裁判審理が行われることとなった。

2013年01月09日 サハリン発
[サハリン国境警備局が2隻のカニ密漁船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、今年2013年に入り、アニワ岬(中知床岬)南東ロシア排他的経済水域において2隻のカニ密漁船を拘束したと発表した。
1隻目はカンボジアFOC船"Сепия"(セピア)で、当局が検査したところ、1トン以上の活ズワイガニ(オピリオ)と、2トン以上の冷凍ニシン、スケトウダラ、および専用漁具が発見された(*報告担当者 原口: ニシン・スケトウダラはカニ漁獲のための餌と推察)。
また、同様にロシア船"Киссе Мару-11"(第11きっせい丸)から約4.5トンの活ズワイガニ(オピリオ)と専用漁具が発見された。
この2隻はこれらの漁業活動を認める許可を所持しておらず、当局により拘束された。
なお、2隻が所持していた活カニ約5.5トンは生息地へ海中還元され、当局の活動により、国家への損害420万ルーブル以上が未然に防がれた。

コメント
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