ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報85“Коралл”

2011-07-27 07:13:38 | 日記

2011年07月27日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局がカニ密漁密輸のカンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局は、ロシア国境を違法に横断、カニの密漁をしていたカンボジア便宜置籍FOC船を拘束したと発表した。
当局所属警備艇“Шкипер Гек”(シュキペル ゲク)は2011年7月23日、ロシア領海において、カンボジア旗小型商業船“Коралл”(コラル)を発見、停船させ検査した。
“Коралл”の母港はプノンペンで乗組員11名は全員ロシア人で構成されていた。
“Коралл”からは、専用漁具と海水活魚槽に2トンの活カニ、そして1トン以上の冷凍ニシン等が発見されたが、これらの漁業活動を認める許可証は所持しておらず、当局はこれを拘束し、ナホトカ港へ連行した。
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ロシアFOC/IUU取締情報84“Спринг Винд”

2011-07-25 18:25:45 | 日記


2011年07月25日 サハリン発
[サハリン国境警備局がカンボジア籍高速船を拘束]
2011年7月23日夜、ロシアFSBサハリン国境警備局は、ロシア国境を違法に横断する船を拘束した。
当局所属警備艇がアニワ湾南の領海6マイル地点で、船体表示のない外国製と見える高速船を発見したところ、この不明船はライトを消し、ロシア海域から離脱するため逃走を開始した。
不明船は2時間、当局の呼び出しと信号に応じず、危険な航行を続け、日本の排他的経済水域へ逃げ込もうとしていたが、警告射撃を受けた後、ようやく停船した。
この不明船を検査したところ、船名が“Спринг Винд”(スプリングウインド)でカンボジア船籍となっており、船内にケガニ1トン、1,709固体の水棲生物資源を所持していたことが分かった。
当局により“Спринг Винд”の更なる検査がおこなわれることになる。
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ロシア連邦漁業庁カムチャツカ地方局漁業監督官に収賄容疑

2011-07-25 17:11:48 | 日記

2011年07月25日
[ロシア連邦漁業庁カムチャツカ地方局漁業監督官に収賄容疑]
カムチャツカ捜査当局は、本日2011年7月25日月曜日、ロシア連邦漁業庁カムチャツカ地方局漁業監督官を、20万ルーブルの収賄容疑で刑事告発することを決めた。
この漁業監督官は、水棲生物資源とその生息地の、監督、および保護に関する規則をやぶり、犯罪コードNo.290に適合する賄賂を受けとったとされる。
捜査当局は、2011年7月23日土曜日、この漁業監督官が、ペトロパブロフスクカムチャツキーのレニグラード通りにある家のそばにとめた車の中で、仲介者を通じ、北方先住民族に認められたサケマスの漁業区域外で、それらの操業を認める見返りに20万ルーブルを受け取ったと発表した。
なお、この仲介者も犯罪コードNo.291.1(贈収賄の仲介)により告発されことになるだろう。
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ロシアFOC/IUU取締情報83"Нардин"

2011-07-25 11:31:24 | 日記

2011年07月24日 カムチャツカ発

[北東管区国境警備局がカンボジアFOC船を拘束]

2011年7月23日、ロシアFSB北東管区国境警備局所属警備艇"Барс"(バルス)はオホーツク海において不明な漁船を発見し呼び出した。

この不明漁船は、呼び出しに応じず逃走を開始、"Барс"はこれを6時間追跡し、さらに当局は航空機を投入、威嚇射撃の後停船させた。

この逃走した船は"Нардин"(ナルデイン)、カンボジア旗、母港はプノンペン、船主はパナマで登録されており、乗組員はロシア人18名で構成されていた。

"Нардин"は活カニを運搬できるようデザインされているものの、検査の際、魚倉や冷凍庫に漁獲製品は発見されなかった。

しかしながら、"Нардин"はロシア排他的経済水域および大陸棚で商業活動認める許可証等を所持しておらず、当局によりペトロパブロフスクカムチャツキーへ連行された。
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ロシアFOC/IUU取締情報82”Понтус-9 / Гледис”

2011-07-15 16:39:29 | 日記

2011年07月15日
サハリン発
[サハリン国境警備局が違法漁業活動により3隻の商業船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、所属航空機を投入し、2011年7月11日から13日の間に、違法漁業活動をした3隻の商業船を拘束したと発表した。
当局が、カンボジア旗小型商業船“Понтус-9”(ポントウス-9)をロシア領海で発見、検査したところ、7トン以上のカニ製品を所持していた。
“Понтус-9”は、昨年2010年12月“Гледис”(グレデイス)という船名で密漁を行い、当局に拘束された船だった。
またロシア旗“Астероид”(アステロイド)は、カムチャツカのロシア漁業監視通信センターへの位置通報をせずロシアEEZで操業していた。
更に、ロシア旗“Сони”(ソニー)は、漁業許可がないにもかかわらず、87固体のケガニを所持していたことがチェックアウトの際、発覚した。
以上の活動により船内から発見された活カニは、当局とサハリン海洋漁業研究所サフニロによって生息地へ海中還元され、350万ルーブル相当以上の天然資源への損害が未然に防がれた。

(以下参考過去情報)
2010年12月30日 サハリン発
[サハリン国境警備局が2隻の外国船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2隻の外国船を環境関連法等違反で拘束したと発表した。
サハリン時間12月29日1015、当局はタタール海峡を、航空機を使用しパトロール中、カンボジア旗“Гледис”(グレデイス)を発見し検査した。
検査により“Гледис”の母港はプノンペン、乗組員14名はロシア人とわかり、同時に、船内から約5トンの活カニ製品が発見されたが、“Гледис”は、この商業活動するための許可を得ておらず、当局はこれを拘束した。
また、12月30日0730、当局はカンボジア旗“Санри”(サンリ)をロシア領海で停船させ検査した。
“Санри”の母港もプノンペンで、乗組員は、ロシア人10名、インドネシア人4名で構成されていた。
“Санри”は24トンを超えるカニ製品を所持していたが、違法国境横断および水棲生物資源密輸の指摘を受け、これも当局により拘束された。
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ロシアFOC/IUU取締情報81“Queen”

2011-07-12 14:53:53 | 日記

2011年07月12日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局が韓国船主シエラレオネ旗小型商業船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局所属警備艇“Сокол”(ソコル)は、沿海州北部海域マキシモフ岬沿岸で、韓国のQueen Korea社所属シエラレオネ旗小型商業船“Queen”を発見した。
当局は“Queen”を、密漁の指揮をとっている疑惑のある問題の船としてリストしており、今年2011年6月にも、韓国の束草(ソクチョ)にロシア領海で漁獲したカニ15トンを搬入させたとの情報を得ていた。
当局が“Queen”を検査したところ、カニ専用漁具と約9トンの活タラバガニ等を発見したが、この便宜地籍船は、これらの漁業活動を認める許可証は所持していなかった。
この環境法等の違反により警備艇“Сокол”は“Queen”を拘束しナホトカ港へ連行した。
“Queen”の乗組員は、ロシア人11名、韓国人1名、計12名で構成されていた。
ロシアFSB国境警備庁と韓国海上警察庁とは、1998年に協力協定を締結、毎年、相互に相手国を訪問して、東北アジア海域での両国の船舶安全と捜索システム、密輸、密入国など、国際犯罪防止のための協議を行っており、今回も相互の自動的情報交換機能が役割を果たす結果となった。
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連邦漁業庁長官クライニーが関係国とのIUU漁業防止交渉の進捗を語る

2011-07-11 13:57:01 | 日記

2011年07月11日 モスクワ発
[連邦漁業庁長官クライニーが関係国とのIUU漁業防止交渉の進捗を語る]
ロシア連邦漁業庁長官クライニーは、ミデイアのインタアヴューにこたえ、関係国とのIUU漁業防止協定にかかる交渉の進捗状況等を語った。
クライニーは、15年もの間、韓国も日本も中国も、IUU漁業防止について耳を貸そうともしなかった、これらの国は、問題があることさえ口に出して認めようとはせず、問題はあたかもロシアのことであるかのような態度をとっていたが、現在は、事は動き始めており、韓国との間には政府間協定がすでに発効、米国、カナダとの間の合意も調印間近な段階だと語り、日本とは覚書を交わし、厳しい過程があるが、合意文書の内容も協議されていると加えた。
首相プーチンは、水産物の密漁はバイオテロリズムであり、自然界や生物資源にとってあまりにも大きく環境を損ねるもので、国の税収入にとっても大きな損失をもたらすと指摘している。
ロシア連邦漁業庁によると、ロシア漁業は今、拡張期にあり、ここ3年にわたって右肩上がりの成長を見せ、昨年2010年の漁獲量は400万トンだったが、今年2011年の第1四半期ではこの部門のGDPの伸びはほぼ20%となっている。
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ロシアFOC/IUU取締情報80“Адамс”Ирис“Атика“Сириус-7”

2011-07-01 15:55:24 | 日記

2011年07月01日 サハリン発
[サハリン国境警備局が4隻のカンボジア旗商業船を拘束する]
ロシアFSBサハリン国境警備局は今週(2011年6月26日からの週)、カンボジア旗商業船“Адамс”(アダムス)、“Ирис”(イリス)、そして“Атика”(アテイカ)を拘束したと発表した。
当局がサハリン東海岸で“Адамс”を検査し、書類と不適合な魚種構成の27トンのカニを発見した。
また、小型船“Ирис”と“Атика”は、当局によりタタール海峡で発見された。
“Атика”は、当局の再三の呼び出しに応じず、逃走を開始したが、警告射撃を受けた後、ようやく停船して検査を受け入れ、所持していた5トン以上の違法な活ガニを摘発された。
一方“Ирис”はロシア領海を違法に横断したことが判明、船内からはタラバガニ製品約10トンとケガニ製品1トンが発見された。
さらに当局は、それ以前にサハリン税関と共同で取り締まりを行い、違法な漁業活動をしていたカンボジア旗商業船“Сириус-7”(シリウス-7)を拘束した。
当局が発見した時“Сириус-7”は、ロシア海域から出域する方向を向き、漁獲した水棲生物資源を投棄していた。
当局は警告射撃をして“Сириус-7”を停船させ検査し、専用漁具と漁獲製品の破片等、カニ密漁の証拠を発見、環境法違反で摘発してこれを拘束した。
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