ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ВОЗВРАЩЕНИЕ НА РОДИНУ

2019-07-28 19:14:36 | 日記

27 июля в результате слаженной работы российского внешнеполитического ведомства траулер «Сянхайлинь-8» отпущен.

В 16.00 (время местное) капитан В.Л.Веревка был проинформирован корейской стороной об освобождении, в 19.30 судно отошло от причала порта Вонсан и взяло курс на Сокчо (Республика Корея), где два члена экипажа – граждане Южной Кореи – сойдут на берег.

Благодарим всех за поддержку и проделанную работу.

Продолжим выяснение обстоятельств задержания российского судна.

Russian Foreign Ministry - МИД России

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フランス農業大臣が英国海域での漁業継続を要求

2019-07-27 22:00:57 | 日記

2019年07月27日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[フランス農業大臣が英国海域での漁業継続を要求]
英国与党・保守党党首選に勝利したBoris Johnsonは2019年7月24日、バッキンガム宮殿でエリザベス女王と会見、首相となった。
Boris Johnsonは、同年10月31日のEU離脱予定について、決定権は自分にあると言及、期日までの離脱について疑う人、悲観的な人は間違っていると加えた。
一方、フランスは、Boris Johnsonに対して英国海域におけるフランス漁船のための操業許可を続けるように警告している。
現在、英国の豊富な漁業水域は、一定の割当量を持つ他の加盟国に開放されているが、アクセスを閉じると、特にフランスが打撃を受けることになる一方、英国漁船もEU海域を失うことになる。
フランス農業大臣Didier Guillaumeは、英国産水産物製品がヨーロッパ大陸を市場としていることから、Boris Johnsonが、フランス漁船の英国海域での操業許可を禁止することがないよう対抗措置を準備すると警告した。
英国とフランスの漁業の間には、散発的に長年にわたりトラブルが起きている。
昨年2018年8月にはノレマンディー沖で”ホタテ戦争”が発生した。




(関連過去情報)

2019年05月28日 北海道機船漁業協同協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[英国の“合意なき離脱”に大打撃を受けるフランス水産業]
英国首相メイが2019年5月24日、自らの退陣を発表したことで、英国が合意なく欧州連合(EU)を離脱する可能性が高まった。
NHK(BS)“国際報道2019”はこれより先の2019年2月下旬、“「合意なき離脱」に懸念強めるフランスの水産業”と題し、フランス水産業が大きな打撃を受ける可能性をリポートした。
概要を再編集すると次のとおりとなる。
英国のEUからのいわゆる“合意なき離脱”をめぐり、EU各国の漁業が揺れている。
離脱によって、EUの国々の漁船は英国近海の共通の漁場から締め出されるという懸念が高まっている。
英国はかつてEUの前身、EECに加盟した際、英国近海の漁場で他の加盟国が漁業行うことを受け入れた。
ニシン、アジ、ヒラメ等、水棲生物資源が豊富で、ヨーロッパ屈指の漁場として知られていて、英国を含むEU各国が共通の漁場として利用してきた。
この漁場で生産される水産物は、北東大西洋でのEUの漁獲量のおよそ3分の1を占めている。
しかし英国が“合意なき離脱”をした場合、海域は英国EEZとなり、漁業権は英国1国のものとなる。
このため他国の漁船はここで操業ができなくなる可能性がある。
英国沿岸での漁業に依存してきたヨーロッパ大陸側の漁業関係者の間では、不安が広がっている。
フランスの漁業関係者は、もし“合意なき離脱”になると海峡が分断され、オランダ、ベルギー、そして自国フランスの漁業者がフランス側の海域で操業をすることになるが、自分たちが利用できる漁場は、ほんのわずかになると指摘した。
また、フランスの地元の漁業組合の幹部も危機感を強めている。
同組合の地域の漁船は、60%を英国沿岸で行っており、特に、トロール漁船については75%を依存していると説明した。その影響は水産加工業も直撃する。
漁港の周辺にある50の加工場には、ヨーロッパ各地から鮮魚が届き、水産物の取扱量は年間40万トンで、ヨーロッパ最大規模だが、その30%は英国からの輸入に頼ってきた。
“合意なき離脱”となれば、英国から輸入する魚に多額の関税がかかる上、検疫など煩雑な手続きが伴うようになる。
加工業組合の事務局長エムリック・シャンは、どうなるか全く見通しがつかない、英国からの輸入が多い所では影響は大きく、倒産する会社もあるかもしれないと語った。
フランスだけでなく、オランダやベルギーなど各国の漁船が締め出されれば、そうした船が他の限られた漁場に集中することになり、結果、漁船同士のトラブルや、資源の乱獲につながりかねないという懸念も出ている。
EU側の国々の漁獲量が、劇的に減るのは明らかだ。
これに対し、フランスやEUは、問題への当面の対応策として、2つの検討を行っている。
①離脱による漁業者の損害をEUの基金で支援すること、そして②今年2019年末までEU加盟国の沿岸での英国漁船の操業を認め、その代わりにEU各国の漁船が英国沿岸で操業することを認めてもらうことだ。
ただ、これは急激な変化を避けるための期間限定の措置に過ぎない上、英国側がこれを受け入れるかどうかも不透明となっている。
フランス政府も独自の対応策を検討しているが、基本的には、損害を一部補てんするという内容となっている。
また、EU側では、こうした対策で身構えつつ、英国とEUの協議、そして英国議会を見守る以外に打つ手がないようだ。
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Посольство России в КНДР / ПРЕСС-РЕЛИЗ ”СЯНХАЙЛИНЬ-8”

2019-07-27 07:12:56 | 日記

РОССИЙСКИЕ ДИПЛОМАТЫ ПРОВЕЛИ ВТОРУЮ ВСТРЕЧУ С ЭКИПАЖЕМ «СЯНХАЙЛИНЬ-8»

26 июля сотрудники консульского отдела и медпункта Посольства в очередной раз встретились с экипажем российского рыболовного траулера «Сянхайлинь-8», который 17 июля был задержан пограничниками КНДР.

Проведен медицинский осмотр экипажа. Состояние моряков оценивается как удовлетворительное. Им даны необходимые рекомендации по пребыванию в стране с тяжелыми климатическими условиями.

Отмечаем факт оптимистичного настроя россиян.

Корейская сторона поставила на судно десять тонн воды. С капитаном согласован список продуктов питания.

Южнокорейские моряки, разбирательство в отношении которых уже закончено, вернулись на судно.

Посольство продолжает работать с компетентными ведомствами КНДР с целью скорейшего завершения расследования и возвращения экипажа на родину.

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ロシア科学研究機関 最新調査 北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラ資源増加を再確認

2019-07-26 11:38:01 | 日記

2019年07月26日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア科学研究機関 最新調査 北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラ資源増加を再確認]
ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支所チンロは、今年2019年春から初夏に行った科学調査船“Владимир Сафонов”(ウラヂミル・サフォーノフ)による北海道隣接日本海ロシア海域の調査結果から、当該海域のスケトウダラ資源の増加を再確認したと発表した。
スケトウダラの産卵期のプランクトンと、水深810mまでの着底トロールによる魚類調査が行われた。
97魚種が漁獲され、伝統的混獲魚のカレイ、カジカ、ゲンゲ等が多く確認されたが、全体のバイオマスの79.5%をスケトウダラが占め、当該資源の増加が再確認された。
また、スケトウダラについては2014年級群の豊度の高さが指摘され、当該年級群の商業対象資源への大規模な加入が予想される結果になったと報告した。

(関連過去情報)

2019年05月08日 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラTAC 更に増加へ]
前年比で大幅に増加した北海道に隣接する日本海ロシア海域(沿海地方海域・西サハリン海域)の今年2019年のTACが、当初設定から更に増加され、2万500トンになったことをロシア・スケトウダラ漁業者協会が明らかにした。
低迷していた北海道に隣接する日本海のスケトウダラのTACについては、2016年(6,520トン)で底を打ち、2017年、2018年と連続して増加、2018年11月には今年2019年のTACが1万6,000トンで一度決定されたが、直近の科学調査の分析に基づき、翌12月、沿海地方海域について当該資源のTACを3,300トン上積みし、日本海全体で、1万9,300トンが設定された。
今回、更に沿海地方海域について当該資源のTACを1,200トン上積み、日本海全体で、2万500トンが設定された。
全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、2014年級群の豊度の高さを指摘しており、当該年級群の商業対象資源への大規模な加入を予想している。
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日韓水産セミナー、韓国側「無期限延期に」

2019-07-25 16:39:05 | 日記

2019年07月25
読売新聞
[日韓水産セミナー、韓国側「無期限延期に」]
鳥取県は23日、日韓関係の悪化を受けて、友好提携を結ぶ韓国・江原道カンウォンドで8月27~30日に開催予定だった「日韓水産セミナー」が延期されたと発表した。江原道側から連絡があったという。
同セミナーは1997年から、県と江原道でほぼ毎年交互に開催。水産資源の持続的な利用や水産業分野での学術的交流を目的に、互いの研究成果や先進事例などを発表してきたが、江原道の担当者がメールで「無期限延期とし、両国の関係が正常化した折に再度、開催を協議したい」と伝えてきた。
県水産課は「開催を楽しみにしていたので残念。相手次第だが、再開できれば再開したい」としている。

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北朝鮮国境警備当局にサハリン州カニ漁船が拘束される“Сянхайлинь-8”

2019-07-24 15:16:31 | 日記

 

2019年07月24日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[北朝鮮国境警備当局にサハリン州カニ漁船が拘束される]

北朝鮮国境警備当局により“Северо-Восточной рыболовной компании”(セヴェロ・ヴォストチノイ・ルイブォロフノイ・カンパニー)所属サハリン州根拠カニ漁船“Сянхайлинь-8”(シャンハリン-8)が拘束されていたことが分かった。

ロシア経済紙カメルサントが伝えた。

“Сянхайлинь-8”は韓国の束草(ソクチョ)港から日本海のカニ漁場へ向かっていた。

しかし、2019年7月17日、“Сянхайлинь-8”に北朝鮮当局が乗船、当日午前04時に通信手段が遮断された。

“Сянхайлинь-8”には、ロシア人15名、韓国人2名、計17名が乗船していた。

後に“Сянхайлинь-8”は、北朝鮮当局により元山(ウォンサン)港に連行されていたことが判明した。

昨日7月23日、乗組員の代表者と平壌のロシア大使館は接触をもった。

この代表者によると、船長とその補佐、そして韓国人乗組員2名はホテルに移ったが、残りの乗組員は、まだ船内にいる。

拘束された理由は、北朝鮮距岸50マイルの軍事安全区域の横断としている。

 

ПРЕСС-РЕЛИЗ

О ЗАДЕРЖАНИИ РОССИЙСКОГО СУДНА

17 июля с.г. пограничники КНДР задержали российское рыболовецкое судно «Сянхайлинь-8», принадлежащее «Северо-Восточной рыболовной компании» (г. Невельск). На борту судна находились 17 членов экипажа, из которых 15 человек являются гражданами Российской Федерации, еще двое – граждане Республики Корея. По словам представителей МИД КНДР, судно задержано за «нарушение правил въезда и пребывания на территории КНДР». В настоящее время судно находится в порту города Вонсан.

22 июля консульские работники Посольства России в КНДР встретились с капитаном, вторым помощником (они и два южнокорейских моряка размещены в одном из отелей Вонсана), а также с российскими рыбаками, которые находятся на судне. Все члены экипажа здоровы.

В настоящее время идет выяснение обстоятельств произошедшего. Российское Посольство находится в постоянном контакте с властями КНДР и руководством «Северо-Восточной рыболовной компании». Посольство предпринимает все необходимые меры для того, чтобы урегулировать создавшуюся ситуацию в кратчайшие сроки.

 

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人に利用されなければ資源とは呼べない 日本海スケトウダラ 上向き資源は国家の利益に

2019-07-19 10:11:45 | 日記

2019年08月09日 日刊水産経済新聞

[上向き資源は国家の利益に]


2019年09月12日(またがり資源等情報)

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[北海道隣接ロシア海域スケトウダラ・マダラTAC期中見直し 更に日本海スケトウダラ上積みへ]

ロシア漁業庁は操業本部会議を今般開催、科学研究機関の勧告に基づき、資源の増加を背景として、北海道に隣接する日本海のスケトウダラ等のTACを期中見直しして更に上積みすることを承認した。

上積み数量と見直し後のTACは次のとおりとなる。

スケトウダラ(沿海地方海域:日本海)+4,500トン(2万3,000トン)

スケトウダラ(東サハリン海域)+1万8,800トン(14万4,800トン)

マダラ(南クリール海域)+2,500トン(9,500トン)

マダラ(西ベーリング海域)+2万トン(8万6,300トン)

この上積みにより北海道に隣接する日本海(沿海地方海域/西サハリン海域)の全体のTACは、2万5,000トンとなり、前年2018年当該TAC1万,2100トンの2倍以上となった。

なお、既報のとおり今年2019年第1四半期、日本海においてロシア沿海地方企業は、沖合沿岸トロール漁業で1万2,000トンのスケトウダラを生産している。

 

(関連過去情報)

 

2019年04月11日 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[北海道隣接日本海ロシア海域 第1四半期スケトウダラ1万2,000トンを漁獲 沖合沿岸漁業復活へ]

北海道に隣接する日本海においてロシア沿海地方企業は、今年2019年第1四半期、沖合沿岸トロール漁業で1万2,000トンのスケトウダラを生産した。

この生産の中核は、在沿海地方ロシア大手“Доброфлот”(ドブロフロート)グループが担った。

同グループ代表エフレモフは、当該操業の成功について、ソ連時代を思い出させる、沿海地方での沖合沿岸漁業の復活だと語った。

漁獲物は全て陸上の水産加工場に供給され冷凍製品化、雇用を創出し、地域経済に貢献した

低迷していた北海道に隣接する日本海のTACは、2016年(6,520トン)で底を打ち、資源回復傾向を根拠に、2017年、2018年と連続して増加、2018年11月には今年2019年のTACが1万6,000トンで一度決定された。

更に、最新の科学調査の分析に基づき、翌12月、沿海地方海域について当該資源のTACを更に3,300トン上積みし、日本海全体で、1万9,300トンとする見直し設定が行われた。

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、2014年級群の豊度の高さを指摘しており、当該年級群の商業対象資源への大規模な加入を予想している。

 

2019年04月06日 北海道機船漁業協同組合連語会 原口聖二

[ロシア 北海道隣接日本海スケトウダラ資源調査 2014年級群 本格商業対象に]

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、科学調査船”Владимир Сафонов”(ウラヂミル・サフォーノフ)により、北海道に隣接する日本海北西部のスケトウダラ等、商業対象資源調査の第1段階を完了した。

同研究所が発表した。

科学調査船”ウラヂミル・サフォーノフ”はピョトル大帝湾でプランクトンとスケトウダラの産卵強度に関するデータを収集した。

低迷していた北海道に隣接する日本海のTACは、2016年(6,520トン)で底を打ち、資源回復傾向を根拠に、2017年、2018年と連続して増加、2018年11月には今年2019年のTACが1万6,000トンで一度決定された。

しかし、最新の科学調査の分析に基づき、翌12月、沿海地方海域について当該資源のTACを更に3,300トン上積みし、日本海全体で、1万9,300トンを設定した。

ヴニロは、2014年級群の豊度の高さを指摘しており、当該年級群の商業対象資源への大規模な加入を予想している。

なお、科学調査船”ウラヂミル・サフォーノフ”は商業対象資源のバイオマスを算定するため、4月から5月にかけてトロール調査を行うことになる。

 

2019年05月08日 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[北海道隣接日本海ロシア海域スケトウダラTAC 更に増加へ]

前年比で大幅に増加した北海道に隣接する日本海ロシア海域(沿海地方海域・西サハリン海域)の今年2019年のTACが、当初設定から更に増加され、2万500トンになったことをロシア・スケトウダラ漁業者協会が明らかにした。

低迷していた北海道に隣接する日本海のスケトウダラのTACについては、2016年(6,520トン)で底を打ち、2017年、2018年と連続して増加、2018年11月には今年2019年のTACが1万6,000トンで一度決定されたが、直近の科学調査の分析に基づき、翌12月、沿海地方海域について当該資源のTACを3,300トン上積みし、日本海全体で、1万9,300トンが設定された。

今回、更に沿海地方海域について当該資源のTACを1,200トン上積み、日本海全体で、2万500トンが設定された。

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、2014年級群の豊度の高さを指摘しており、当該年級群の商業対象資源への大規模な加入を予想している

 

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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2019年08月  http://kisenren.com

2019-07-18 13:08:01 | 日記

2019年08月10日

 

ユーザー  各位


                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、2019年7月10日-同12日までの間、サンクトペテルブルグにおいて第3回ロシア国際漁業フォーラムが開催され報告担当者も参加しました。フォーラムでは円卓会議“漁業・水産業のコスト:資源利用産業の効率の評価”が行われ、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、水棲生物資源を漁獲するための外国人投資の制限を外すべきだと提案しました。現在、漁業分野における外国人投資は、2008年4月29日付ロシア連邦第57号“国防•安全保障戦略産業に対する外国人投資手続法”(外国人投資法)に基づき、資本の49%以下と制限が設定され、政府委員会の承認も必要とされており、シェスタコフはこの外国人投資法から漁業分野を除外することで、より投資を呼び込み、業界の資本を拡大すべきだとの見解を示しました。

 今月号においては、これらの漁業政策の提案等が発表された、第3回ロシア国際漁業フォーラムに関する情報を集約しTopNews としてご報告申し上げます。

 なお、シェスタコフは、2019年7月10日、カニ漁獲割当オークションによる税収の見込みを800億ルーブルから1,100億ルーブルに引き上げたと発表しました。カニ漁獲割当問題等、関連情報もあわせてお知らせ申し上げます。

敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

Contents

TopNews 第3回ロシア国際漁業フォーラム 外国人投資法から漁業分野を除外すべき

第3回ロシア国際漁業フォーラム 釧路市 蝦名市長が商業捕鯨への理解を求める

・第3回ロシア国際漁業フォーラム ロシア農業大臣基調報告(第3回ロシア国際漁業フォーラム外7件)

水棲生物資源利用料(税)改正案が政府へ提出される(ロシア漁業政策および漁業協定関等外14件)

・カニ漁獲割当オークション サハリン州企業は大幅に漁獲割当を失う(カニ漁獲割当配分問題関連外6件)

・”投資クオータ”第3次オークションを完了する(投資クオータ関連)

・スケトウダラ生産量 5月に100万トンを超える(ロシア漁業者底魚等操業関連外6件)

・太平洋サケマス漁獲量が約6万1,400トンとなる(太平洋サケマス操業関連外6件)

・ロシア科学研究機関 南クリール海域でイワシ・サバ資源の集約を確認(イワシ・サバ操業関連外1件)

・ロシア漁業者サンマ操業概況(サンマ操業関連)

・スケトウダラ等漁獲物不実記載船長に有罪判決(ロシアFOC/IUU取締情報関連外2件)

・サハリン州 クリール諸島の水産加工場投資支援補助を承認(その他ロシア漁業関連情報等外9件)

・ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局取締活動報告(2件)

・東海NLL隣接北朝鮮海上に北朝鮮漁船数十隻...韓軍 警戒監視強化(韓国スケトウダラ等市場関連外3件)

・韓国市場 スケトウダラ卸売価格(韓国スケトウダラ市場価格モニター関連3件)

 

計72オリジナル報告

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第3回ロシア国際漁業フォーラム 本会議が開催される ロシア農業大臣基調報告

2019-07-14 15:48:51 | 日記


2019年07月10日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[第3回ロシア国際漁業フォーラム 本会議が開催される ロシア農業大臣基調報告]

2019年7月10日、サンクトペテルブルグにおいて第3回ロシア国際漁業フォーラムが始まり、当日本会議が開催された。

今回のビジネスプログラムのメインテーマは、“可能性の海:自然・経済・人”となっている。

ロシア農業大臣パトルシェフは、今回のフォーラムが水棲生物資源の利用と漁業発展のための科学、経済、法ばかりでなく社会的側面にも同様に焦点を合わせているので、その点においてユニークだと指摘、漁業分野は世界の最大の権力でさえ個別に対抗できない新たな課題に直面しており、国際協力の重要性が増していると語った。

パトルシェフは、基調報告を行い、漁業における国際協力の最も重要な分野は、世界の海洋の水棲生物資源の資源量調査と探索、国内および国際レヴェルでの漁業の法的規制の改善、IUU漁業防止のための連携だと言及した。

また、昨年2018年、ロシアの漁業者は過去25年間で最大となる500万トンを超える漁獲量を記録したと報告、ロシアは、漁業と養殖の双方を更に発展させることが可能だと言及、この目的のために、連邦予算を準備していると加えた。

2018年の予算調達は123億ルーブルで、今年2019年は20億ルーブルが上積みされる計画となっている。

2030年までの漁業発展プログラムに基づき、ロシア漁業は成長を続けており、GDPへの貢献は6,000億ルーブルに達すると見込まれている。

なお、パトルシェフは、今年2019年6月に、投資目的で優先的に配分される水棲生物資源の漁獲割当のための第3次オークションを完了したと発表した。

第3次オークションにおいて、10隻の漁船が新造、4つの水産加工場が建設される。

これらの投資総額は約560億ルーブルとなっている。

これまで”投資クオータ”として33隻(極東9隻・北部24隻)の漁船新造、22の水産加工場(極東14・北部8)の建設プロジェクトが採択されており、これらの投資総額は漁船1,100億ルーブル、水産加工場220億ルーブル、計1,320億ルーブルに達している。

 

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第3回ロシア国際漁業フォーラム 2019年6月10日 日刊水産経済新聞

2019-07-12 11:39:18 | 日記

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ロシア極東水産セミナー ロシア極東等農林水産業プラットフォーム 2019年07月01日 みなと新聞

2019-07-02 11:20:42 | 日記

 

 

2019年07月06日

カムチャツカ発

[カムチャツカ地方が産加工残滓の処理に取り組む]

カムチャツカ地方は、水産加工で発生する残滓の処理問題に取り組むワーキンググループを設置、第1回目の会合を開催した。

会合の議長は、カムチャツカ地方水産部長アンドレイ・ズデトフエトスキイ(Андрей Здетоветский)が務め、行政、衛生機関の代表者らが出席した。

近年、カムチャツカ地方では、一部で、サケマスの残滓を利用し、フィッシュミール、オイルを生産する近代化が開始されているが、自身の漁獲割当、漁業区を持たない小規模な企業では、残滓の保管、運搬等の負担を避け、違法な廃棄物の埋め立てが行われている。

今後、新たに水産物加工場を建設する場合、残滓処理の設備を義務付け、衛生機関が残滓の運搬検査を行うこと等が検討された。

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