ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

第22回ロ中漁業委員会追加協議が行われる

2013-06-29 11:03:18 | 日記
2013年06月28日
モスクワ発
[第22回ロ中漁業委員会追加協議が行われる]
ロシア漁業庁は、モスクワにおいて第22回ロ中漁業委員会追加協議が行われたと発表した。
この委員会は、漁業分野の協力に関する1988年10月4日、並びに1994年5月27日付けの、2ケ国間の政府間協定に基づき設定されている。
今回の追加協議では、ロシア排他的経済水域における中国漁船に対する水棲生物資源の漁獲割当と、その入漁料、漁業活動の組織化について、集中的に協議された。
また、両国は、2012年12月6日付け署名された、IUU漁業(密漁密輸)防止協定の発効、アムール川とウスリー川の国境域における協力措置についても協議した。
更に、ロシア側は、自国の沿海地方における国際貿易水産センター建設の計画を通報し、中国側の協力と、投資プロジェクトの確立を提案した。
これに対して中国側は、プロジェクト参加の可能性を検討する旨を表明した、
なお、両国は、この問題を、今年2013年11月あるいは同年12月に中国で開催される予定の、第23回ロ中漁業委員会において協議することとした。

(関連過去情報)

2012年12月21日 モスクワ発
[第22回ロ中漁業委員会を終える]
ロシア漁業庁は、政府間協定に基づく第22回ロ中漁業委員会を終えたと発表した。
ロシアと中国の漁業分野の協力に関する第22回ロ中漁業委員会は、2012年12月12日から同15日まで、ウラヂオストクの太平洋海洋漁業研究所チンロセンターで行われ、ロシア側代表を同庁副長官ファミン、中国側代表を農水省副長官”Цуй Лифэн”(ツイ・リフェン)が務めた。
同委員会では、2012年12月6日、中国首相温家宝がモスクワを訪問中に署名したロ中IUU漁業(密漁密輸)防止協定の発効までの、両国の国内手続きに関する情報交換が行われた。
また、双方は、アムール川とウスリー川の国境域での水棲生物資源の保護、管理、再生産、及び来年2013年の操業条件等に合意した。
さらに、中国側は、2004年に中国漁船がロシア排他的経済水域における操業において水棲生物資源に損害を与えた債務の元金60万ドルを返済すると表明した。
なお、双方は、IUU漁業防止のための具体的なメカニズムの構築を目的に、追加的に来年2013年3月、北京において協議を行うことに合意した。

2012年12月12日 モスクワ発
[第22回ロ中漁業委員会が行われる]
ロシア漁業庁は、ウラヂオストクにおいて、政府間協定に基づく第22回ロ中漁業委員会が行われていると発表した。
双方は、アムール川とウスリー川の国境域での水棲生物資源の保護、管理、再生産、及び来年2013年の操業条件に合意を予定している。
また、議題には、水産養殖のほか、海洋漁業に関する問題も含まれており、ロシア排他的経済水域における中国漁船による操業の再開についても協議される。
なお、ロシア側は、今年2012年のロシア排他的経済水域における中国漁船による違法操業を防止するための具体的措置を中国側へ要求することになる。

2012年12月07日 モスクワ発
[ロシアが中国とIUU漁業防止協定に署名]
ロシア漁業庁は、2012年12月6日、中国とIUU漁業(密漁密輸)防止協定に署名したと発表した。
署名された協定の枠組みにより、水棲生物資源を対象としたIUU漁業防止のため、共同の技術的措置と施策が講じられることになる。
IUU漁業防止協定は、韓国、北朝鮮とは発効済みであり、今年2012年9月にウラヂオストクで開催されたAPECにおいて、日本とも署名がなされた経緯にある。
密漁密輸の抜け道を断つため、アジア太平洋地域の国々と協定を締結する必要性が指摘されており、この外、米国等ともその準備が進められている。
なお、漁獲証明書制度等を導入し、ロシアはヨーロッパ諸国とは、過去からIUU漁業防止協定を締結しており、その有効性が既に確認されていた。

2012年09月25日 モスクワ発
[ロシア漁業庁は中国とのIUU漁業防止協定署名のため譲歩を検討する]
ロシア漁業庁は、中国との水棲生物資源密漁密輸(IUU漁業)防止協定署名のため、障害となっている、中国によるロシア海域の水棲生物資源を利用するための料金未払いに対する罰金の支払いを免除する提案を行っている。
この提案は、ロシア漁業庁長官クライニーからロシア安全保障理事会事務総長*パトルシェフに対して、訪問先のウラヂオストクの会合で行われた。
ロシア漁業庁によると、中国は、ロシアとの合意に基づく、2004年に発生の債務、61万1千ドルの支払いを履行しておらず、2012年4月1日現在、この8年間で罰金はかさみ債務は160万ドルに膨らんでいる。
ロシアにとって中国とのIUU漁業防止協定署名は大きな課題となっており、この実行を円滑にするため、障害となっている中国の罰金部分支払いを免除しようとする提案である。
ただし、ロシア漁業庁は、確かに中国は、ロシア海域の水棲生物資源を利用したのは事実であり、元金となる61万1千ドルの支払義務は依然として残ると指摘している。
ロシアは同様のIUU漁業防止協定について、EU、韓国、北朝鮮、そして日本とは署名済であり、中国とは、それに至っていない現状となっている。
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ロシア調査 クリール海域で東側から成魚と大型幼魚をともなったシロザケの来遊増加確認

2013-06-28 17:37:02 | 日記
2013年06月28日
ウラヂオストク発
[ロシア調査 クリール海域で東側から成魚と大型幼魚をともなったシロザケの来遊増加確認]
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターによると、太平洋サケマスの調査にあたっている、科学調査船“Профессор Кагановский”(プロフェッサーカガノフスキー)はコマンドール海域(東カムチャツカ海域)の調査を完了し、移動、西ベーリング北部海域においてトロール調査を続けている。
カラフトマスの漁獲は全体にかなり低い数量であり、漁獲物の♀の比率も27%-33%で、ロシア沿岸への来遊の時期的な遅れを示す結果となっている。
一方、科学調査船“ТИНРО”(チンロ)は、クリール海域にとどまり、調査を続けている。
最新の報告によると、クリール海域では東側から、成魚と大型幼魚をともなった、シロザケの来遊の増加が確認されている。
また、クリール海域北部の調査により、西カムチャツカ沿岸へのベニザケの来遊にとって、良い状況にあることが確認されている。
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収賄のロシア漁業庁北西地方管理局前局長ムラビヨフに懲役6年

2013-06-27 05:44:53 | 日記
2013年06月27日
サンクトペテルブルグ発
[収賄のロシア漁業庁北西地方管理局前局長ムラビヨフに懲役6年]
サンクトペテルブルグのメデイアは、業務上の便宜をはかる見返りに賄賂を受け取った、ロシア漁業庁北西地方管理局前局長ムラビヨフ(Сергей Муравьев)に対し、裁判所が懲役6年以下、罰金5,000万ルーブルを科す判決を下したと伝えた。
捜査当局によると、逮捕後の取り調べにより、ムラビヨフが受け取った賄賂は2,600万ルーブルに達していた。
ロシア漁業庁長官クライニーは、2011年5月25日に当時同庁北西地方管理局長ムラビヨフが、業務上の便宜をはかり、500万ルーブルの賄賂を受け取ろうとした罪で、当局により拘束されたことを知り、自己保身のため、部下の刑事責任を避け、それ以前に退職していたことにし、単なる詐欺事件に見せかけようと、手続きを工作したと報じられた。
ロシア中央連邦管区調査委員会は、2013年2月、刑法292条1項(文書偽造)の疑いで、クライニーの刑事事件調査を開始したと発表、これに対してクライニーは、2013年2月19日付で、本立件の破棄に関する申し立てを検察庁と最高裁判所に対して行っていた経緯にある。
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ロシアFOC/IUU取締情報144“Stella”

2013-06-26 18:02:09 | 日記

2013年06月26日
一般社団法人北洋開発協会
[サハリン当局が拘束したカニ密漁船が“Stella”と分かる]
昨日2013年6月25日、サハリン税関とロシアFSBサハリン国境警備局が協力し、タタール海峡において、拘束したカニ密漁外国漁船は、サハリン税関発表の写真と、当報告担当者が撮影した、過去稚内港入港FOC船写真を照合し、船名、コールサイン、船舶の特徴等から“Stella”と分かった。
*写真上はサハリン税関発表。写真下は報告担当者が日ロ密漁密輸(IUU漁業)防止協定署名直後の2012年9月12日、1700頃、稚内港にて撮影。



(昨日2013年06月25日の情報)
2013年06月25日
サハリン発
[サハリン税関と国境警備局がカニ密漁外国漁船を拘束]
本日2013年6月25日、サハリン税関は、ロシアFSBサハリン国境警備局と協力し、タタール海峡において、カニの密漁を行った外国漁船を拘束したと発表した。
この外国漁船は、当局所属高速警備艇“Виталий Кирсанов”(ヴィタリーキルサノフ)が接近した際、漁獲物を海中投棄し、逃走を開始したが、追跡を受け検査を受け入れた。
外国漁船の船内には、違法に漁獲された活カニ1.5トンと2トンのカニ製品が残っていた。
拘束された外国漁船は、更なる検査のため、当局によりネヴェリスク港へ連行された。
(*拘束された外国漁船の船籍、船名等、当日日本時間11:00の段階では不明)

(関連過去情報“Stella”事件)

2012年12月18日 サハリン発
[サハリン国境警備局が2隻のカニ密漁カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年12月14日、サハリン北東海域においてカニを密漁した2隻のカンボジアFOC船を拘束したと発表した。
この2隻は“Stella”と“Vangel”で、船内から発見された活カニは、同年12月16日、生息地へ海中還元された。
なお、当局の取締活動により防がれた、国家の損害は150万ルーブル相当である。

2012年09月27日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局がカニ密漁密輸カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局所属警備艇“Командор”(コマンドル)は、2012年9月24日、バクラニイ岬(46°35'51"N 138°21'23"E)近海をパトロール中、カンボジアFOC船*“Стелла”(ステラ STELLA)がカニ操業を行っているのを発見した。
“Стелла”は、警備艇“Командор”の数回の呼び出しに応じず、逃走を試みたが、最終的に当局の検査を受け入れた。
この当局の検査において、結局、カニ製品は発見されなかったが、その破片、直前まで使用していた痕跡のある専用漁具、そしてカニ操業の餌に使用すると考えられる約3トンの冷凍のニシンとスケトウダラが確認された。
“Стелла”はこれらの漁業活動を認める許可は所持しておらず、当局により拘束された。
なお、“Стелла”の母港はプノンペン、乗組員13名はロシア人だった。
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ロシア太平洋サケマス流し網漁業の中間報告

2013-06-26 16:25:21 | 日記

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ロシアFOC/IUU取締情報143

2013-06-25 11:45:35 | 日記
2013年06月25日
サハリン発
[サハリン税関と国境警備局がカニ密漁外国漁船を拘束]
本日2013年6月25日、サハリン税関は、ロシアFSBサハリン国境警備局と協力し、タタール海峡において、カニの密漁を行った外国漁船を拘束したと発表した。
この外国漁船は、当局所属高速警備艇“Виталий Кирсанов”(ヴィタリーキルサノフ)が接近した際、漁獲物を海中投棄し、逃走を開始したが、追跡を受け検査を受け入れた。
外国漁船の船内には、違法に漁獲された活カニ1.5トンと2トンのカニ製品が残っていた。
拘束された外国漁船は、更なる検査のため、当局によりネヴェリスク港へ連行された。
(*拘束された外国漁船の船籍、船名等、当日日本時間11:00の段階では不明)
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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2013年07月  http://kisenren.com

2013-06-24 13:51:23 | 日記
2013年07月10日
ユ-ザ-  各位
                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、韓国海洋水産部は、2013年6月12日、韓ロIUU漁業防止協定の実行にかかる告示を一部改正するために、行政手続法第46条の規程に基づき、国民に対して通知し意見をきく目的で、その案を発表しました。
同改正案は、ロシア水域で漁獲された水産物を荷下しのため、韓国の港に入港するロシア漁船の船長が、韓国海洋水産部(国立水産物品質管理院)に提出する入港申請のあり方等、港湾における検査システムが、新設され規制が強化される内容とされています。
本件は、韓国漁船が、ロシア排他的経済水域の漁獲割当を確保するための交渉において、ここ1、2年、IUU漁業防止問題等で難航している事項に対応するためのものであり、これを受けたロシア側の反応が注目されるところです。
なお、同年5月末、ロシア水産投資企業グループ「ロシアの海」が、先の“トウルニフ”と“イントラロス”に続き、同様にスケトウダラ、ニシン等の漁獲割当をもつ極東漁業会社“ヴォストークルイブプロム”と“ソフガバニルイバ”を買収した模様です。極東漁業の再編の開始ともいえるこのロシア漁業の動きについても、今月号であわせてお知らせ申し上げます。
                                                          敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)                                                                          
Contents
・TopNews 韓ロIUU漁業防止協定実行にかかる告示改正案
・韓ロIUU漁業防止協定の実行にかかる告示一部改正のポイント
・対日政府間協定漁獲枠がオークションへ上場される
・韓ロ漁業交渉にかかる国際水産貿易センター建設
・ロシア研究機関が西カム海域着底トロール調査を行う
・ロシア極東は2013年第3四半期120万トン以上の漁業生産を見込む
・チンロセンターが沿海地方近海を調査
・北部オホーツク・西カムチャツカ海域における無脊椎動物生産量
・サハリン・クリール海域の2013年5月期操業レヴュー
・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が約178万トンに達する
・ロシア極東科学操業評議会が開催される
・ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が極東漁業会社を更に2社買収
・今年の太平洋サケマスの生産が31万3,300トンと予測される
・太平洋サケマス漁業盛漁期前調査の中間報告
・アニワ湾のカラフトマス操業の開始期を調整
・研究機関が太平洋サケマス漁業盛漁期前の最終調査
・カムチャツカ地方のサケマス操業が始まる
・択捉島と東サハリン沿岸のカラフトマスの操業期間が勧告される
・カムチャツカ地方の太平洋サケマスの漁獲勧告が行われる
・関係分野評議委員会は政府への流し網漁業問題検討勧告を取りまとめた
・WWFが流し網漁業問題についてロシア自然利用分野監督庁へ書簡を送付
・ロシア上院評議会は流し網漁業問題に関するカムチャツカの主張を支持する
・ロシア連邦評議委員会はサケマス流し網漁業の是非を論議する
・コルサコフ市裁判所がカニ密漁カンボジアFOC船に判決を下す
・サハリン国境警備局が6月2日からの週に2隻のカニ密漁カンボジアFOC船を拘束
・2013年5月期サハリン管轄海域で8隻のカンボジアFOC船が拘束される
・カニ密漁カンボジアFOC船が没収される
・副首相ドヴォルコヴィッチが農業・漁業分野の政府委員会の議長を務める
・沿海地方の水産物輸出が510百万ドルを超える
・温暖化・乱獲・中国漁船で荒廃する韓国の漁場 スケトウダラはロシア海域に依存
・ロシア漁業庁沿海地方管理局長イワンコフの勾留期間の再延長が認められる
・ミャンマー加工業界はロシアからのオファーを受け取る
・ウラヂオストク市長プシカリヨフの夢“水産市場建設”
・ロシア政府が極東投資計画リストを承認する
・韓国市場 スケトウダラ等レストランでも原産地表示義務
・長官クライニーが北極圏評議会でキルケネスへ出張
・2011年に座礁した韓国トロール漁船の撤去問題はまだ解決していない
・カムチャツカ地方所属トロール漁船の違法操業に罰金判決
・ヴァルペ会長ファミンがロシア農業第1副大臣と協議
・韓国 ロシア海域漁獲冷凍スケトウダラの消費促進イベントを開催
・欧州水産物市場をノルウエー生鮮タラが埋める

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太平洋サケマス漁業盛漁期前調査の中間報告

2013-06-21 16:57:27 | 日記
2013年06月20日
ウラヂオストク発
[太平洋サケマス漁業盛漁期前調査の中間報告]
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、今年2013年の太平洋サケマスの盛漁期を前に、科学調査船“ТИНРО”(チンロ)と“Профессор Кагановский”(プロフェッサーカガノフスキー)が、クリール列島太平洋側海域およびベーリング海域のトロール調査を行っており、その中間報告が6月16日なされたと発表した。
この調査の目的は、極東における主要商業漁業のための漁獲勧告の最終的調整と、既に始まっている当該漁業のための情報収集と分析である。
“Профессор Кагановский”は、ベーリング海からコマンドール海域(東カムチャツカ海域)を調査しており、カラフトマスの大量の来遊が観察された。
また、“ТИНРО”は、上記より南部海域を調査していおり、ここのカラフトマスはより楽観的な結果がでているが、シロザケについては昨年2012年より低い数量の観察となっている。

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”井原水産株式会社”はサハリン昆布へアクセスする

2013-06-20 16:16:37 | 日記
2013年06月19日
一般社団法人北洋開発協会
[井原水産はサハリン昆布にアクセスする]
サハリンのメデイアは、“昆布はサハリンで加工される”と題し、井原水産株式会社との共同事業の計画について次の点を伝えた。
①ネヴェリスクにおいて昆布製品生産のために、ロシアと日本の共同事業開始の計画がある点。
②サハリン南西部沿岸の海藻資源は豊富で、一部、地元で生産もされてきたが、ロシア国内の市場性の無さが原因で、それも途絶えているに等しい点。
③ネヴェリスク行政代表者も日本へ出張し、地元の昆布生産、加工処理の可能性を協議、その潜在的パートナの発掘に努力してきた点。
④数日前、ネヴェリスク行政を訪問した、日本の井原水産株式会社("ИХАРА энд Ко. Лтд")を代表するモリカワトモヒコ氏(Томохико Морикава)と、この問題について協議した点。
⑤この協議において、安定的な昆布の生産、処理のための組織構築には、漁船、加工設備、訓練を受けた専門家、そして日本からの投資が必要なことが確認された点。
⑥また、重要な事項として生産された製品の市場が必要であり、この問題はロ日の別の友好的枠組みで解決が可能であると考えられる点。
⑦更に、モリカワトモヒコ氏が、共同事業を開始する場合、昆布の事業ばかりでなく、他の海藻の原料についても検討するべきだと示唆した点。
(*昆布は北海道漁業にとって“センシテイヴ”な品目となっている)

Морская капуста будет перерабатываться на Сахалине

19.06.2013 Источник: sakhalinmedia.ru
Морская капуста будет перерабатываться на Сахалине. В Невельском районе планируется открыть российско-японское предприятие по приготовлению ламинарии. У побережья Невельского района этой водной культуры в изобилии, сообщили ИА SakhalinMedia в пресс-службе администрации Невельского городского округа.Юго-западное побережье Сахалина богато морской растительностью. Особенно ламинарией, или как ее называют в народе, морской капустой. В Невельском районе некогда даже открывали промысел этой водной культуры. Ее добычей здесь занимается компания "Легион". Затем один из предпринимателей района занимался сушкой ламинарии в промышленных объемах. Однако незначительные возможности переработки и отсутствие рынка сбыта продукции из морской капусты стали причиной постепенного угасания этого производства в Невельском районе. И со временем исчезло вовсе.
Сегодня руководство района возвращается к этой теме. Мэр Невельского городского округа Владимир Пак во время своих рабочих поездок в соседнюю Японию не раз обсуждал этот вопрос возможности открытия производственных мощностей по переработке морской капусты на Сахалине, в частности в Невельском районе. Он искал потенциальных партнеров в страны восходящего солнца. А на днях предметно говорил на эту тему с представителем руководства японской компании "ИХАРА энд Ко. Лтд" Томохико Морикава, который побывал в Невельске.
- На территории Невельского района есть 10 промысловых участков, владельцы которых готовы сотрудничать с японским бизнесом. Чтобы организовать стабильное производство, необходимо построить перерабатывающие мощности, приобрести суда и обучить специалистов. И здесь без японских инвестиций нам не обойтись. Но главное, нам необходим рынок сбыта готовой продукции. Ведь в Россию поставляется в основном шинкованная капуста, а в Японии из ламинарии производится множество различных продуктов, которые, к слову, также пользуются большим спросом и в России. Так почему бы нам не наладить аналогичное производство на территории области? Тем более, что такое сотрудничество может стать еще одной нитью дружественных связей между нашими странами, – ре зюмировал Владимир Пак.
Представитель японского бизнеса с градоначальником Невельска согласился. Более того, Томохико Морикава выразил искреннюю заинтересованность в вопросе организации производства по переработке ламинарии.
- Если мы уже начинаем говорить о развитии совместного бизнеса, то стоит рассмотреть возможность работать не только с морской капустой, но и с другим растительным сырьем, - предложил Томохико Морикава.


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今年の太平洋サケマスの生産が31万3,300トンと予測される

2013-06-20 15:38:51 | 日記
2013年06月20日
モスクワ発
[今年の太平洋サケマスの生産が31万3,300トンと予測される]
ロシア漁業庁で極東における太平洋サケマスにかかる産業評議会が開催され、今年2013年漁期の太平洋サケマスの生産量について、前年2012年より約30%減の31万3,300トンと予想勧告された。
この勧告の魚種内訳は、カラフトマス16万9,500トン、シロザケ9万1,800トン、ベニザケ4万7,000トン、ギンザケ4,000トン、マスノスケ808トン等となっている。
漁場としては、東カムチャツカ沿岸が最も大きく9万4,000トン以上、次いで東サハリン沿岸が9万トン以上と予想されている。
今年2013年漁期は6月5日から始まっており、ベニザケについては、前年2012年同期比で1,000トン多い、6,000トンが生産されている。
ロシア漁業庁広報は、この勧告が昨年2012年より12.9%増の48万トンまで上方修正される可能性も示唆している。
なお、直近奇数年の2011年の太平洋サケマスの生産量は53万トンだった。

(関連過去情報)

2012年09月30日 モスクワ発
[ロシア漁業者による太平洋サケマス生産が42万トンに達する]
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、今年2012年漁期開始からのロシア漁業者によるサケマスの漁獲量が、前年2011年同期より8万5,000トン少ないものの、42万トンに達したと発表した。
この内、カラフトマスが29万1,000トンを占めており、これは、最近の偶数年において記録的な数量だ。
また、シロザケとベニザケは、それぞれ7万7,200トンと4万4,000トンで、2009年同期の6万4,800トンと2万8,200トンをしのいでおり、過去5年間で、最も大きな生産となっている。

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2013年6月ロシア人乗組員FOC船の北海道港停泊

2013-06-19 18:16:55 | 日記
2013年06月19日
[ロシア人乗組員FOC船の北海道港停泊]
稚内港に2013年6月14日、16:00頃には、火災を起こした“TAIGAN”の外10隻程度のカンボジア籍を中心としたFOC船が停泊。また、紋別港には2013年6月17日、16:00頃、1隻のカンボジアFOC船が停泊。(*写真:報告担当者撮影)



















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ロシア研究機関が西カム海域着底トロール調査を行う

2013-06-19 15:24:28 | 日記
2013年06月18日
カムチャツカ発
[ロシア研究機関が西カム海域着底トロール調査を行う]
カムチャツカ海洋漁業研究所カムニロは、科学調査船“Профессор Пробатов”(プロフェッサープラバトフ)により、太平洋海洋漁業研究所チンロセンター、サハリン海洋漁業研究所サフニロと共同で、2013年6月10日から、カムチャツカ海域の着底トロール調査を行っていると発表した。
この調査は、同年7月19日まで続き、水深15m-200mの海域において、設定された200ケ所のステーションで、実行される。
調査航海の主な目的は、様々な水棲生物資源の生物学的情報を得ることであり、これらは、特にマダラ、コマイ、カレイ類等、また、ズワイガニのオピリオとバルダイ等、商業対象資源の評価の基礎となる。
なお、得られた情報による分析の結果は、再来年2015年のTAC設定に反映されることになる。

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アニワ湾のカラフトマス操業の開始期を調整

2013-06-14 17:57:49 | 日記
2013年06月14日
サハリン発
[アニワ湾のカラフトマス操業の開始期を調整]
2013年6月11日、ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、太平洋サケマス漁業の管理に関する臨時ワーキンググループを開催し、アニワ湾におけるカラフトマス操業の開始期について協議した。
会議に出席したサハリン漁業者協会副会長*シャーノフ(*報告担当者 原口: 元サハリン漁業規制局幹部職員)によると、現在、クリール海域でトロール調査が行われているが、その結果次第では、計画された漁業規模の縮小も視野に入れなければならないとのことだ。
この漁業の開始は、トロール調査の報告を受け引き続き協議することとなった。

(関連過去情報)

2013年05月24日 サハリン発
[カムチャツカ・クリール漁業区および北クリール漁業区のサケマス定置網の設置決定]
サハリン州遡河性魚種生産管理委員会において、今年2013年漁期のカムチャツカ・クリール漁業区および北クリール漁業区における定置網の設置について決定がなされたと、サハリン漁業者協会副会長シャーノフは、インタアヴューにこたえた。
この漁具設定は、両漁業区の太平洋側とオホーツク海側の科学的勧告に基づき行われる。
両漁業区をあわせた各魚種の漁獲勧告は次のとおりとなっている。
カラフトマス:太平洋側2,300トン/オホーツク海側2,500トン
シロザケ:太平洋側1,299トン/オホーツク海側150トン 
ベニザケ:太平洋側2,800トン/オホーツク海側154トン
ギンザケ:540トン/オホーツク海側60トン
マスノスケ:若干量
操業期間は、6月15日から8月25日までとなっている。
なお、漁獲量が勧告数量に達した段階で漁場を閉鎖することや、実際の操業を分析し、漁獲勧告が期中見直しされることがある。
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韓ロIUU漁業防止協定の実行にかかる告示一部改正のポイント

2013-06-13 17:48:42 | 日記
2013年06月13日
韓国発
[韓ロIUU漁業防止協定の実行にかかる告示一部改正のポイント]
韓国海洋水産部は、2013年6月12日、韓ロIUU漁業防止協定の実行にかかる告示を一部改正するため、行政手続法第46条の規程に基づき、国民に対して通知し意見をきく目的で改正案を発表した。この改正案では、新設され規制が強化される内容として、ロシア水域で漁獲された水産物を荷下しのため、韓国の港に入港するロシア漁船の船長が、韓国海洋水産部(国立水産物品質管理院)に提出する入港申請と、ロシア行政機関から提供された情報(荷役する品名の重量等)が異なる場合は、これを補完する申請が必要となる点、荷下しを終えた船長が、実際の数量等を証明するため、荷役協定書または検量機関の証明書のコピーを同海洋水産部へ提出すること等が指摘されている。
なお、規制強化の期間は、ロシア水域における違法漁業が根絶するまでとしている。
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ロシア漁業庁沿海地方管理局長イワンコフの勾留期間の再延長が認められる

2013-06-13 15:44:01 | 日記
2013年06月13日
ウラヂオストク発
[ロシア漁業庁沿海地方管理局長イワンコフの勾留期間の再延長が認められる]
捜査機関当局の申請を受け、ウラヂオストクのレーニンスキー地区裁判所は、本日2013年6月13日に勾留期限切れとなる、ロシア漁業庁沿海地方管理局長アレクサンンドル・イワンコフ(Иванков Александр Егорович)について、更なる2ケ月間の勾留期間延長を認めた。
2012年11月にウラヂオストクで行われたカニ漁獲枠オークションには、潜在的な応札参加者の数を不当に制限する、連邦法への重大な違反があったと指摘されており、イワンコフは、その責任者としてロシア連邦刑法285条1項、同法286条1項(両項ともに職権乱用に関するもの)の罪にとわれている。
また、イワンコフは別件の刑事事件の罪もとわれている。
漁業庁沿海地方管理局は、2010年5月から2011年9月までの間、ウラヂオストクの民間警備会社と、財産や重要書類の保護管理のための契約を結び、その約定書に責任者としてイワンコフが署名したが、実際にはその活動は行われなかった。
これは、イワンコフの個人的な興味に端を発したもので、自らの上司を喜ばせることを目的に、漁業庁職員が、自由に行動するための車両とその管理を確保したのが実態で、連邦予算に対して不必要な支出20万ルーブルを与えたと追及されている。

(関連過去情報)

2013年04月12日 ウラヂオストク発
[ロシア漁業庁沿海地方管理局長イワンコフの勾留期間延長が認められる]
ウラヂオストクのレーニンスキー地区裁判所は、カニ漁獲枠オークションにかかる職権乱用の容疑で身柄拘束を受けた、ロシア漁業庁沿海地方管理局長アレクサンンドル・イワンコフ(Иванков Александр Егорович)について、捜査機関当局による勾留期間延長申請を認めた。
このことからイワンコフの勾留期限は延長され、2013年6月13日までとなった。
この事件は、2012年11月にウラヂオストクで行われたカニ漁獲枠オークションにおいて発生した。
当局は、このオークションへの参加条件として、漁業庁沿海地方管理局との契約が必要だったが(*報告担当者 原口: 船主、漁船の登記の審査、参加供託金等と推察)、この過程において、潜在的な応札参加者の数を不当に制限する、連邦法への重大な違反があったと指摘しており、イワンコフは、ロシア連邦刑法285条1項、同法286条1項(両項ともに職権乱用に関するもの)の罪にとわれている。
また、当局は、イワンコフにかかる不正は、この事件”ばかりではないことが分かったとしている。
漁業庁沿海地方管理局は2010年5月から2011年9月までの間、ウラヂオストクの民間警備会社と、財産や重要書類の保護管理のための契約を結び、その約定書にイワンコフが署名をしていたが、実際にはその活動は行われなかった。
これは、イワンコフの個人的な興味に端を発したもので、自らの上司を喜ばせることを目的に、漁業庁職員が、自由に行動するための車両とその管理の確保が実態だったと指摘、連邦予算に対して不必要な支出20万ルーブルを与えたとしている。

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