映画『重力ピエロ』を鑑賞。
伊坂幸太郎・作。
原作は、数年前に伊坂作品の中で一番初めに読みました。
ほぼ内容を忘れてしまっていたので、単純に原作との比較は出来ませんが……
この映画、かなりえがった!!
時間もあるので、内容と個人的な感想などをば。バレありますので。
ざっくり。
・空中ブランコを笑顔で楽しむピエロのように、笑顔で暮らせば飛べるはずの家族にはたった一人、重力を背負った弟『春』がいました。絶対に覆すことが出来ないDNAという名の重力を…。
・『春』は血が繋がっていない。両親の愛の中で育つ弟は、何よりもその家族への誇りが強い。
一方、ひょんな事から判明する実の親へは、余計に憎しみを深めるのだ。
・そんな中、連続放火事件が発生。かつて、とある事件があった場所場所で。
事件の場所には、必ず落書き(グラフィティアート)が。
落書きの中には、DNAに基づくメッセージが含まれている。
兄『泉水』が、その謎を追求する。
・最後の放火の時。
火は全てを浄化する。
かつて事件が起きた場所も、事件も。そして、とある男も。
この時、それまでの放火の螺旋(過去の事件の螺旋)と含め、『春』が一番に重力に感じていたDNAの螺旋も、全てが清算される。
・この現場にかけつける泉水とジョーダンバットがあるからこそ、全てに決着がつくのだ。
詳細は省略します。…が、
重い映画だけど、本当、深すぎる内容です。
絶対に絶やすことができない悪に立ち向かうには?
親子の定義とは何か?
考えれば考えるほど、家族愛の素晴らしさが伝わる。
DNAを超えた、愛情ですよ。
見て、えがった!
以上。
一日、お疲れさま
↓ちなみに、昔読んだ時の日記を発見。
http://blog.goo.ne.jp/kimuchimap0323jp/e/bafd14f962801835f221e2a2456df704