Kim Cafe

― 色々な意味で走り始めたサラリーマンが、"ほっ"と一息つくCafe ―

屋久島日記14 -海中温泉-

2007年07月31日 | Diary
森との別れに涙しつつ、宿へと向かう。

夕食後、海中温泉へ。
海中温泉とは、干潮の時間にのみ入れる海の温泉である。
満潮の時間は、海中に隠れる。

僕らが行った時には既に干潮時刻を数時間過ぎていたが、疲れきった体を癒すために温泉に…いや、海に入る。

海に浸かりながらただ無心に眺めた星空は、これからもずっと輝き続けるだろう

屋久島日記13 -流れ来るもの・流れ行くもの-

2007年07月31日 | Diary
水中に足を運び、冷たさを味わいながら自然と一つになる。
童心に戻り、水遊びに励む。

水ある所に苔がある。
苔ある所に森がある。

ただ流れ来て流れ行く水があるこの場所から、森が広がっている。


同様にただ流れ来て流れ行く自分の中にも、何かが生まれているのかもしれない。

この偶然を大切に、枯らさずに育てていこう

屋久島日記11 -太鼓岩-

2007年07月30日 | Diary
峠の先で急斜面に直面する。

荷を下ろし、道なき道をつき進む。
足元に注意し、木々の緑に覆われた空間の中でもがき続ける。
息を切らし、上り詰めたその先に広がる確かな感覚。

それは達成感でも爽快感でも無い。

ただ、僕の辞書にはそんな言葉は載っていない

屋久島日記10 -共存-

2007年07月29日 | Diary
屋久島で育つ多くの植物を見渡す事ができる場所。
木漏れ日の中での対話。

苔と木の共存を確認。
鹿や猿と森の共存を確認。
ささいな争いすら解決できない人間を確認。

人は何と共存出来るのだろう。
ここからの眺めでは、まだ人は確認されない

屋久島日記9 -光を求めて-

2007年07月29日 | Diary
この島で『屋久杉』は樹齢1000年以上の杉を指す。
そして、たかだか齢数百年のこれらの杉は『小杉』と呼ばれる小さな杉で、屋久島の杉を名乗ることを許されていない。

江戸時代に大量伐採にあった杉は、切り株更新、倒木更新を経て、今もなお光を求めて成長をしている。
彼らがやっと一人前に『屋久杉』を名乗れるのは、僕らが死んだずっと後の事だろう。


全てがちっぽけに感じられた。

夏祭り!

2007年07月29日 | Diary
旅日記はまだ続きますが、ちょっと息抜きをば。


TBC夏祭りがありました!
TBCと言っても、別にエステティックの方ではありません。自分、そんな柄じゃありません。
東北放送の方です。

先日の旅でだいぶお財布が軽くなってしまったので、ちょいと稼ぎに行きました。
朝から晩まで頑張りましたヨ。

今日の収穫。
・TBCのアナさん達と話せた事
・ディレクターの能力の高さに気づいた事
・トータルテンボス(お笑い)にお茶を出せた事
・大量のナスとドレッシングと焼きそば
・バイト料


個人的には、『いきものがかり』『やなわらばー』『押尾コータロー』あたりをちょっとでも見たかったのですが、んな余裕は無かったです。お客さん、多すぎです。

仙台で色々なゲストが同時に来るイベントってなかなか無いから、この祭りの運営側になれたのは、良い思い出になるだろうなぁ。

※写真はナス。でかいです。今日からしばらく、ナス料理が続きます。

屋久島日記7 -岩山の奇跡-

2007年07月27日 | Diary
2日目。
山登りへ、いざ出発。

もともと岩山からなるこの島。
大量の雨と適度な気候、加えて長い年月が起こした奇跡からなる。

岩山故、養分の少ないこの土地で、木々達が腰を据えたのは、岩肌にこびり付くコケ達だ。
わずかながらも確実に、少しづつ成長を重ねる事で、緻密で腐りにくい木が完成する。

こうして、たとえ倒れても数百年腐らずに生き残る力強い木は、自らの体から多くの植物が育つのを見届け、森が潤うのを楽しむ。



過酷とも言える環境下でこの森が『世界遺産』として認められたのは、ただ単純に奇跡が起きたからなのだ。