馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

桜木の下で、散る花びらに老い往く我を投影。

2024-04-15 08:47:50 | 日記
4月15日 カーテンを開けたまま寝込んだ。
昨夜、9時、酔いの回った心身はベッドに崩れ堕ちた。
昨日の花見酒でしこたま飲んだアルコールを流すため
何度も起きあがった。
昨日、11時臨海公園駅、噴水の飛沫が顔面に受けながら
息子と孫娘を待つ。

葛西臨海公園4

ピカピカの自転車にヘルメットを被る孫娘はが手を振る。
海岸に向かう桜並木を通る。
儚い花びらがかげろうの如く緑の下草に堕ちる。
私と妻、息子、孫娘でのなだらかな起伏の緑丘で

ビニールシートを敷いて、昨夜息子が作ったおにぎりと唐揚げ
缶ビール、日本酒、コンビニで買ったお菓子を並べた。
葛西臨海公園3

昼酒は酔いが早い。
馬鹿亭主に優しい女

ビニールシートに寝転び、大観覧車が面舵一杯と回る。
私も天空が回り出すが如く目が回る。
顔に櫻葉が落ちたが泥ののように心地よく酔った。
寝落ちして、娘の声で目覚め。
午前中ダンスレッスンで出かけたが、早々切り上げやって来た。
ささやかな5人家族の桜木の下、歓声の会話。
櫻小路を通り過ぎる、ベビーカーを子連れ若夫婦
恥ずかし気に寄り添うカップル
サイクリングの若者。
立ち止まって葉桜を見上げる老夫婦
生まれ、幼年、青年、壮年、老年
一年の歳月は、人生の始まりと終わり
駅への帰り道
足早に駅に向かう4人
後を追う私
老いもあるが、前立腺癌により
下半身に放射線治療カプセルが88個埋め込まれた。
歩く速度は衰えた。

葛西臨海公園4

人生に百歳なし、幼き時は物事知らず、
年老いて体弱く、
ただ残るは青春の数年のみ、
名誉と富貴に骨身をけずっても、
やがてはみな白髪の老人
若い頃は人間が身体を虐め
老いては、身体が人間を虐める。
77歳の一心です


映画 散り椿 ロケ地にて 篠笛