夜明けの空は春にかぎらず美しい。
今朝、起きたら日の出前の太陽が、雲を赤く照らし出し、空がうす赤く染まっていた。
見事な朝焼け。
春はあけぼのと、古来春の明け方の美しいことがいよくわれるが、どうしてこの秋の明け方の空も負けず劣らず美しい。
病理医たるものこのような景色を言葉に表してこそどれだけのものかと思うのだが、あまりの美しさは残念ながら不肖コロ健言葉にできない。
南の空など、まるで虹がかかったようだった。
写真ではあまりよくわからないのが残念だけど、寝ぼけまなこには全くそう映った。
そのまま夜が明けていくさまをずっと見ていたかったが、朝の貴重な時間をそんなことでは潰せない。
顔を洗い、ひげを剃り、髪の毛をなで付ける。
コーヒーメーカーをセットしたら、犬の散歩に出かける。
海まで行きたいところだが、そんな時間などもとよりない。
ただ、鎌倉湾は東に山があるので、水平線からの日の出というわけではないから、などと思いつつ、空の広いところをさがしながら近所を歩いた。
今朝の日の出は5時51分だったとのこと。
散歩から帰ってきたら、いつもの朝の空の色になっていた。
3枚目の写真は6時。
ケヤキの向こうに太陽が見え、雲の輪郭はもうくっきりとしていた、
こんきものこれまで書いたものの中で、よく覚えている記事の一つに、『春一番、というか大嵐(2013年3月1日)』というのがある。
その時、夜明けの時間の表現についてコメントをいただいた。
それ以来、この時間のこの空は何、と考えるようにしているが、刻々と変化する夜明けの空をそれぞれ表現するのは難しいようだ。
昨日の続きではないけれど、あれからもう2年以上経っているのかと思うと感慨深い。
秋は夕暮れだけど、気づいたときに日は沈んでいる