ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

餅秀 @名古屋市西区・浄心 (※移転)

2020年01月23日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

西区の浄心にある和菓子屋「餅秀」。この界隈は何度も散策しているので店はもちろん知っていたが、90年以上の歴史があるとはあるテレビ番組で初めて知り、師走のある日に寄ってみた。通常餅屋、和菓子屋は朝早くから店を開けていることが多いが、こちらは昼近くになってもシャッターが閉まったまま。日曜休業だったかなと一旦店を後にして、午後になってから再訪してみると無事に店が開いていた。昼頃開けるのかも。店頭には”浄心名物・みたらし団子”と書いてある。店に入ると通常の和菓子屋と同様にガラスケースの中に餅菓子を中心とした様々な菓子が並ぶ。先客が居たが、こちらも「みたらし団子」目当てのよう。奥に焼き器があり、女将さんが焼いていらっしゃる。「そちらも”おみた”?」と訊かれたので「2本下さい。」とお願いした。”おみた”って呼び方、何だか可愛らしい。焼かれた団子に壺に入ったたれを刷毛で塗って持ち帰りのプラ容器に入れてくれた。

せっかく包んでいただいたが、早く食べたかったので店のすぐ外の街路樹の囲いに腰掛けて包みを開ける。しっかりと焼きめが付くまで焼かれた団子は醤油味。型の揃った工場製と違い、すこしいびつだったり扁平だったりするのが逆にちょっと嬉しい。外はかりっと、中はふわっとのいい焼き加減。大抵のみたらし団子は甘辛味で甘味が強いものが多いが、こちらの団子はたれの加減がかなり醤油辛いのが珍しい。焼きたてということもあるだろうが、口に入れた後のふわふわとした食感が旨いなァ。あっという間に2本食べてしまった。次はお土産に沢山買って帰ろうか。(勘定は¥90/本)

 

 


 

↓ 浄心を南北に走る路地の場所によっては名古屋城の天守閣が見える。天気が良かったのでそこまで自転車で行ってみた。写真は重要文化財に指定されている「西北隅櫓(別名:戌亥隅櫓・いぬいすみやぐら)」(元和5年・1619・建造)

 


 

餅菓子 餅秀

愛知県名古屋市西区上名古屋2-3-4

 

( 名古屋 なごや 浄心 じょうしん もちひで 和菓子 餅菓子 餅屋 みたらしだんご 醤油団子 老舗 名古屋城 城北 )

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金龍 (4) @岐阜県岐阜市

2020年01月22日 | 岐阜県(岐阜)

昨年、長良桜井町の「金龍」が廃業されたのはちょっとした衝撃だった。もちろんご高齢の主人と娘さんでやっていらしたので”近い将来か”とは思っていたのだが…。また1軒歴史ある店が無くなり、その店”ならでは”の特色ある一品をいただく機会が無くなってしまった。だからという訳ではないが、ついこちら八代の「金龍」の前を通って営っていることを確認(注・写真は営業中の店舗です)。ま、家族に言わせるとこの外観では確認出来たことにはならないらしいが(笑)。ついでに店の横の駐車場に車を入れて昼食を摂ることに。口開けの時間だったので先客は無し。こちらはテレビも何も無いので店内はとても静か。ご高齢の主人と女将さんの会話があるのみ。相変わらずきっちりと材料が下拵えして並べてあるすぐ前のカウンター席に腰掛け、今まで食べたことない品をと「天津飯」をお願いした。すぐに主人の調理と女将さんのサポートが始まる。強火でサッと野菜を炒めてから玉子に割としっかりと火を入れる。この日は換気扇が壊れているのか回っておらず、だんだん煙ってきた。

最後の仕上げにいつもの白い粉(ホワイトペッパー?←の割に効かない)が女将さんによってサラサラと振られて「天津飯」の出来上がり。見た感じこちらの「焼飯」ほどの大迫力は無いものの、やっぱり他と比べるとたっぷりの量。こちらの他の品と同様に淡い色のスープから出来た餡はとろみ少なめで醤油に頼らない優しい味付け。しっかりと焼き目も付いた玉子には厚みがあり、中には玉ねぎ、椎茸、タケノコ、豚肉、ピーマンなどの具材がたっぷり。多くはないが蟹の身も入っている。それでも玉子は硬くなっておらず、具材とのまとまりも抜群。野菜類の炒めは軽いのでシャクシャクとした歯応えもあり、旨い。いけると思ってゆっくり食べているとじわじわとボディブローが効いてくるのがこちらの品々。静かな店内でカッカッとレンゲの音だけを響かせてガツガツと喰らっていき、一気に食べ終えた。(勘定は¥900)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

この後の記事はこちら (5)(6

金龍

岐阜県岐阜市八代3-2-7

 

( 岐阜 ぎふ 八代 やしろ きんりゅう 金龍八代店 金龍八代 きんりゅうやしろ ラーメン 中華そば 焼飯 やきめし ヤキメシ チャーハン 大盛 デカ盛 )

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The Roots Of Paul McCartney (MOJO Magazine) / Various Artists

2020年01月21日 | 雑誌付録CD

The Roots Of Paul McCartney (MOJO Magazine) / Various Artists (2011)

毎度お馴染みの英音楽誌「MOJO」の付録CD。2011年8月号はポール・マッカートニー(Paul McCartney)のルーツ楽曲のコレクション。ジャケット写真には初々しい顔と眼差しの若きポールが選ばれている。気になる選曲は以下の通り。

01 Little Richard - Long Tall Sally
02 Eddie Cochran - Twenty Flight Rock
03 Chan Romero - The Hippy Hippy Shake
04 Chuck Berry - Little Queenie
05 Joe Turner - Honey Hush
06 Larry Williams - She Said Yeah
07 Arthur "Big Boy" Crudup - That's All Right
08 Carl Perkins - Movie Magg
09 Wilbert Harrison - Kansas City
10 The Jodimars - Clarabella
11 The Coasters - Besame Mucho, Pt. 1
12 The Platters - Red Sails In The Sunset
13 Ray Charles - Don't Let The Sun Catch You Crying
14 Anita Bryant - Till There Was You
15 Gene Vincent - Over The Rainbow 

自分の主食はストーンズ(The Rolling Stones)なので、ビートルズ(The Beatles)関係にはあまり詳しくないが、それでもさすがに同時代を同じイギリスで生きた者同士、多くの点でミック(Mick Jagger)やキース(Keith Richards)が聴いていたものと被っている(02、04、06、09など)。ストーンズの連中曰く、ロンドンとリヴァプールじゃ違う国も同然だったらしいが…(←都会っ子が田舎を少し馬鹿にしている・笑)。ロックンロール・クラシックは共通しているが、分かり易くブルースをベースにしているストーンズと違い、ポールはよりリズム&ブルース、ポップス寄りか(注:本人の選曲ではありません)。自分はビートルズでは完全にポール派。なので興味深いし、こういうバックグラウンドの違いや共通点を聴いて確かめるのも一興。

オークションにて購入(¥680)

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コモ @名古屋市中区・栄

2020年01月20日 | 名古屋(中区)

栄の丸栄スカイル9階にあるスパゲッティーの「コモ」へ。前と比べるとちょっと綺麗に改装されたかな。店頭に貼られたメニューには、以前はどんなものか伏せてあった特殊なメニュー(シガツ、コゲ)にも説明書きが載っていた。最近出来た支店(新栄)の影響だろうか。昼をとうに過ぎた半端な時間だったので客はまばら。奥の窓際の席に座る。給仕は年配の女性。店のマークのモデルとなった女将の姿が見えないナ、と思ったら奥にいらっしゃった。でも随分とお痩せになられた様子。常連との会話を聞くともなしに聞いていると、やはりご病気だったようだ。「でも元気になったわ。」と。それはさておき、この日のサービスメニューは「ピカタ」だったので、そのままそれにすることにし注文する。もちろん量は普通で(少なめにしてもいいくらい)。この店の盛りはいいので値付けが安いからと欲張ると大変なことになる。

まずはサービスメニュー用のミニサラダが配膳される。千切りキャベツ、人参、粒コーンで酸味の強いフレンチドレッシングがかかっている。窓からビルを見下ろしながら平らげると「ピカタ」が登場。平皿に”どっさり”という感じに盛られていて、ほぼ一面を豚肉の薄切りの入った玉子焼が覆い、とろみのついたソースがかけられている。厚みもある玉子を割って下の軟らかい太麺を引きずり出す。少し辛みのあるソースは、現在あんかけスパゲティーで主流の濃くて胡椒辛い味のソースとは違ってマイルド。味の奥の方にトマトソースとハーブっぽい爽やかさを感じるが胡椒辛さは強くない。自分はいわゆる”あんかけスパゲティー”の経験値が大して高くないので、この味や店がどういう系統にあるのか知らないが、大きく分類して他のあんかけスパの店と違うのは間違いない(はず)。オッサンの腹にじわじわとボディブローが効いてきたが何とか完食。次は「シガツ」か「コゲ」で。(勘定は¥700)

 

スパゲティ コモ

愛知県名古屋市中区栄3-4-5 丸栄スカイル9F

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ コモ あんかけスパゲティコモ 本店 マルエイスカイル あんかけスパ 餡かけスパ あんかけスパゲッティー あんかけパスタ )

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せいがん (3) @岐阜県岐阜市

2020年01月20日 | 岐阜県(岐阜)

嫁と岐阜市芥見の蕎麦屋「せいがん」へ。なかなか寒くならない年末(訪問12月)、この日も朝こそ寒かったが日中は日差しもあって厚い上着が要らないほど。このまま全く雪も降らずに年を越すことが多くなるのだろうか(結局降らなかった)。暖かければ生活には都合が良さそうだが、スキー場など冬が稼ぎ時の商売も沢山ある。やっぱりしっかりと寒くならないとナ、なんて話をしながら店の中へ。入口横のテーブル席に腰を下ろした。品書きを眺め、嫁は「天ぷら蕎麦」を、自分は季節限定の「牡蠣なんばん蕎麦」をお願いした。前回食べて気に入った「せいがん団子」も1本づつ注文。

しばらくして給仕女性によって蓋付きの器で運ばれた「牡蠣なんばん蕎麦」は、蓋を開けるといい出汁の香りが漂ってくる。水面にはいくつもの牡蠣が並んでいる。品書きには書いてなかったがつゆは”餡かけ”だった。自分は正直、麺類の和出汁の餡かけがあまり得意でない…。書いておいて欲しかったナ。まずはプリッとした牡蠣をつまむ。うん、旨い。熱々の蕎麦を手繰り、また牡蠣を口に放り込む。餡かけなのですぐに体がホカホカに。額に汗を浮かべながらいただいていると、蕎麦湯のタイミングで調理服姿の主人が「すみませんでした。」と出てきた。何でも給仕女性が「牡蠣なんばん蕎麦」を配膳した時の器の向きが逆だったとのこと。自分は特に気にならなかったが、並んだ牡蠣を出す際にはやはりちゃんと向きがあるのだそう(膨らんだ身側を手前だそう)。どこで見ていたのか知らないが「指導不足で…、」なんて言われると恐縮してしまう。自分の作った料理に強い思いがあるのだろう。こちらの蕎麦湯はとろっとしたポタージュ状。主人の勧めに従って岩塩を加えたり、牡蠣なんばんのつゆを足したりして楽しんだ。「せいがん団子」の上には季節柄、木の芽(山椒の若葉)ではなくミントの葉。塗られた味噌とぴったり合って、やはり旨い。お腹も充分に満たされ嫁も喜んでいた。次は呑ませてくれないかなァ。(勘定は¥3,500程/2人)

以前の記事はこちらこちら

そば処 せいがん

岐阜県岐阜市大洞1-21-5

 

( 岐阜 ぎふ 芥見 あくたみ 願成寺 がんじょうじ 中将姫誓願桜 ちゅうじょうひめせいがんざくら 蕎麦 そば まつや 神田まつや 手打ち 手打 )

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岩野屋 @名古屋市西区・浅間町

2020年01月19日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋城の西、鶴舞線の浅間町駅近くを走る「美濃路」(東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇街道)を自転車で散策。もう何度も巡っている道だけれど、特に目的もなくぼんやりと旧街道を走るのもいいもの。昼は何にしようと迷ったが、麺でも手繰ろうと街道沿いにある食堂「岩野屋」に立ち寄る。界隈の店舗はみな押し並べて”おしきり”と染め抜いた暖簾が掛かっている。これは界隈の地名”押切”のこと。商店街でお揃いで作ったのかな。店に入ると土間に小さめのテーブルが5つほど、小上がり席が2つほど。昼はとうに過ぎた時間ということもあって先客は無し。テーブルに座って壁に掛かったプラスチック札の品書きを眺める。麺類、丼物、カレーやオムライスなどの洋食もある。いつもならそういうものに惹かれるのだが、この日は大して腹が減っていなかったので品書き先頭の「きしめん」を女将さんにお願いした。

しばらくして登場した「きしめん」はつゆの色濃く、水面にはカマボコが2切れ、ほうれん草、スライスした茹で玉子、花鰹がのっている。刻みネギは別皿に。つゆの色は濃くても塩梅はよく、決して醤油辛い訳ではない。麺を手繰ろうと箸をつけるが、持ち上げると切れそうなほど麺が軟らかい。元々の麺が軟らかいのか、茹でが長いのか。麺はつゆを吸ってすぐに色付いてくるので、口から迎えに行くような感じですすった。好みの麺かと言われるとちょっと違うけれど、こんな「きしめん」もたまにはいい。多めの麺を(熱いので)ゆっくりと手繰り、何だかほっこりとした気分に。外から主人が出前から帰ってきたようだ。次は腹を空かせて「オムライス」か「かつ丼」を。名古屋ならではの「みそ中華」(いわゆる札幌的なものとは違う味噌汁的な味が多い)でもいいかな。(勘定は¥430)

 

うどん 丼物一式 岩野屋

愛知県名古屋市西区浅間2-8-14

 

( 名古屋 なごや 押切 おしきり せんげんちょう いわのや 大衆食堂 麺類食堂 定食 丼物 洋食 うどん 味噌煮込み 旧街道 )

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とりせん 若宮町店 @岐阜県岐阜市

2020年01月18日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の柳ヶ瀬商店街の北側、若宮町辺りで酔っ払って歩いていると、つい引き寄せられてしまう持ち帰りの焼鳥の店「とりせん」へ。この日は正直呑み足りなかったのだが、どこにも足が向かずこのまま帰ることに。こういう時は大抵家に帰ってからまた呑み直すことになる。なので家人への土産ではなく、自分のつまみにするつもりで小窓から奥にいらっしゃるお母さんに声を掛けた。お願いしたのは「もも焼き」。骨付きですでに火を入れてあるのだが、注文した後に炙り直して包んでくれる。ヨッパライが持って帰るので包みは厳重に(笑)。

家に帰ってすぐに包みを開けて晩酌開始(さっきまで呑んでただろうが)。包みを開けると「もも焼き」は綺麗にさばいて包丁が入れてあり、たれをくぐらせ少し焦げ目があるくらい焼いてある。うちのガスコンロのグリルは揚物や焼物専用の温め直し機能が付いているので、グリルに入れてボタンをポチッと押してしばし待つ。綺麗に温め直し完了。さすがに少しジューシーさは減衰するものの上手く出来上がった。最近のコンロは優秀だなァ。たれをくぐった「もも焼き」は文句なしの旨さ。ビールを開け、ハイボールを作って隅々までしゃぶり尽くした。でももう真夜中…(罪悪感)。(勘定は¥648)

弥八店の記事はこちら

 

とりせん 若宮町店

岐阜県岐阜市若宮町5-17

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 鳥専 持ち帰り テイクアウト やきとり 焼き鳥 もも焼き もも焼 )

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Original Album Series / Manfred Mann and Paul Jones

2020年01月17日 | クラシック・ロック

Original Album Series / Manfred Mann and Paul Jones (2014)

ビートルズ(The Beatles)やストーンズ(The Rolling Stones)に代表される第1次ブリティッシュ・インヴェイジョンのバンドに含まれるマンフレッド・マン(Manfred Mann)の「Original Album Series」。自分はストーンズなんかよりも少し後のバンドというイメージがあったのだが、年代的にはほぼ同期なのでやっぱり1次だそう。自分が知っている曲は「Do Wah Diddy Diddy」「Pretty Flamingo」「5.4.3.2.1.」の3曲のみで、昔VHSのビデオ(作品名失念)で白黒の演奏場面を見たのが最初と記憶している。オリジナル・アルバムは1枚も所有しておらず、いくつかのコンピ(大抵上記3曲が収録されている)で持っている程度だった。「5.4.3.2.1.」は英国の若者を熱狂させたテレビ番組「Ready Steay Go!」のメイン・テーマとして使われたのもあってか、パティ・スミス(Patti Smith)がカヴァーしている。収録されているアルバムは以下の通り。コンピを入れても玉数が足りなかったのか、最後のアルバムはヴォーカルだったポール・ジョーンズ(Paul Jones)のソロ・アルバム(ちなみにマンフレッド・マンはキーボーディストの名前)。

・The Five Faces Of Manfred Mann (1964)
・Mann Made (1965)
・Mann Made Hits (1966)
・Soul Of Mann (1967)
・My Way (1966) ※Paul Jones

聴いてみてビックリ。特にファーストはここまで黒いとは知らなかった。当時のイギリスのロック・バンドは多かれ少なかれみんなアメリカのブルーズやリズム&ブルース、ジャズ等に影響されていたので、カヴァーしていること自体に驚きはないが、上記ヒット曲の感じからもっとポップなカヴァーだと思っていた。半分以上がカヴァー曲でブルースハープも多用していてなかなか渋い出来の曲ばかり。映像で見るとちょっとベビー・フェイス過ぎる彼らも、音で聴くとちょっとクセのあるポール・ジョーンズのヴォーカルが際立っていて、オルガンがあることもあって他のバンドと比べてジャズ寄りのアレンジに自分達の色が出ている。セカンドはよりヒップ、ポップな曲が多くなり、ヒット曲集の「Mann Made Hits」では黒い要素はほとんど見当たらずポップ・チューンばかり(もちろん故にヒットしたのだろう)。バンド最後の「Soul Of Mann」はポール・ジョーンズ脱退後のコンピ作品。全編ジャジーなインスト。”モッド”、”レア・グルーヴ”という視点でなら聴けないこともないが、ストーンズやザ・フー(The Who)の曲をカヴァーしちゃったりして自分としては正直目も当てられない。にしても特に初期のこのバンド、見直した。

オークションにて購入(¥835)

  • CD (2014/8/5)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Parlophone
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キクヤ @名古屋市西区・名駅

2020年01月17日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋市内の何軒かで呑んだ後、まだ時間があったので名駅から歩いて北上。路地の中にあるお好み焼の店「キクヤ」へ。店の存在を知ったのはまだ最近。この辺りはとうに歩き倒したかと思っていたが、まだ知らない店がある。店から漏れる明かりの中に何人もの客の姿と賑やかな声が聞こえてきた。店に入ると先客は2組5名。テーブル席は3つあるのだが、奥のひとつは物で溢れかえっているので2つ目のテーブルで相席させてもらった。調理はお母さんが1人のみ。壁に掛かった品書きには「ネギ焼」「モダン焼」「オムそば」「焼きうどん」なんてのもあり、”夕方からのおつまみ”もある。まずは「ハイリキ」をお願いする。氷の入ったグラスと300ml瓶のままの「ハイリキ」が置かれた。調理場前にはどての鍋とおでんの鍋が。おでんは澄んだつゆの関東煮で、横にこの地方ならではの味噌壺があり、そこに好みでドボンと浸けるシステム。お母さんに声を掛けて、どて鍋の中から串を2本だけ取って皿に盛り、テーブルに戻る。

煮詰まって漆黒の「どて串」はちゃんと歯応えが残っていて旨い。時々煮込み過ぎてグズグズの店もあるからね。濃い味噌の味を「ハイリキ」で洗い流す。「焼そば 肉・玉子」を追加注文。平皿に盛られて出来上がってきた。上にのった玉子は両面焼きで、刻んだ紅生姜が散らされている。さっそく多めの麺を手繰ってみると、味付けは”日清焼そば”的な方向の味(いい意味で)。自分は小学生の頃、夕方お腹が空くと「日清焼そば」か「出前一丁」(どちらも即席袋麺)を勝手に作って常食としていたので、この風味には抗えない(笑)。旨い。途中でとろっとした黄身を崩したりして平らげた。次はしっかり呑みに入っておでんか何かをもらって、締めで”キクヤオリジナル”という「しろたまり焼きそば」を頼んでみよう。(勘定は¥1,300程)

 

お好み焼 焼そば おでん キクヤ

愛知県名古屋市西区名駅2-26-11

 

( 名古屋 なごや 名駅 めいえき 名古屋駅 おこのみやき お好み焼き やきそば 焼きそば 酒場 居酒屋 おでん どて どて煮 )

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よこ家 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2020年01月16日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の国道21号線沿い、茜部(あかなべ)にあるとんかつ屋「よこ家」へ。特に”茜部店”という表示は無かったと思ったが、後から調べてみると長良にも店があるようだ。交通量の多い界隈なので国道沿いはチェーン店ばかり。この店も最近目と鼻の先に大手が経営するとんかつ店が出来たので大変だろうナ、なんて想像しつつ店の中へ。切り盛りしているのは老齢のご夫婦。車の模型や雑誌が沢山あるところを見ると主人の趣味だろうか。カウンター席に座って品書きを眺める。かつの他に鰻や刺身も扱っているようだ。迷った中から選んだのは「エビロース定食」。ロースは100gだとのこと。

しばらくして運ばれた「エビロース定食」には粗めの衣で揚げたエビフライととんかつ、それに千切りキャベツがたっぷり。これにご飯、味噌汁、漬物が付く。海老はなかなか大きい物を使っていて、ロースかつも100gとはいえ充分な大きさ。エビフライには自家製と思われるぽってりとしたタルタルソースが付いているのでつけていただいた。下味はやや強めだがプリッとした身が旨い。ロースかつはソースでお願いしたのだが徳利に入っている。かつも旨い。ソースが途中で足りなくなり、少し足してもらった。皿の縁に練り辛子がちょこんと付いているが、自分は辛子も多めに使うのでいつも足りなくて困ってしまう。(勘定は¥1,150)

 

とんかつ よこ家

岐阜県岐阜市茜部本郷3-135-1

 

( 岐阜 ぎふ 茜部 あかなべ よこや とんかつよこ家 よこ家茜部店 とんかつ倶楽部 味噌カツ みそかつ 鰻丼 洋食 閉店 廃業 )

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