ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Maximum R'n'B! (MOJO Magazine) / Various Artists

2020年01月29日 | 雑誌付録CD

Maximum R'N'B! (UNCUT Magazine) / Various Artists (2011)

英音楽雑誌「UNCUT」の付録CD。2011年8月号は”The Roots Of The Who”という副題でザ・フー(The Who)のルーツを辿ったコンピレーション盤。”Maximum R'N'B”とは、ザ・フー初期の有名な宣伝ポスター(写真下)に用いられた文言だ(昔このポスター図柄のTシャツ持ってたなァ・笑)。

R&B、ブルーズ、ジャズ等、ザ・フーとしてカヴァーした曲のみならず、影響を受けたと思しき曲が16曲選ばれている。収録曲は以下の通り。

01 Jessie Hill - Ooh Poo Pah Doo
02 Bo Diddley - Pretty Thing
03 Otis Blackwell - Daddy Rolling Stone
04 Phil Upchurch Combo - You Can't Sit Down
05 Johnny Kidd & The Pirates - Shakin' All Over
06 James Brown - Please Please Please
07 Howlin' Wolf - Spoonful
08 Mose Allison - One Room Country Shack
09 The Regents - Barbara Ann
10 Jimmy Reed - Big Boss Man
11 The Top Notes - Shake It Up, Baby
12 Sonny Boy Williamson - Eyesight To The Blind
13 Eddie Cochran - Summertime Blues
14 Muddy Waters - I Just Want To Make Love To You
15 Chuck Willis - CC Rider
16 Link Wray - Rumble

 ロック・オペラなどで多彩な音楽を披露してきたザ・フー、つまりピート・タウンゼント(Pete Townshend)だけに、もっともっと振り幅があるのかなと思ったが、こちらではある程度絞られているようだ。それでも03、05、06、07、09、12、13のようにカヴァーとして曲が残っているもの以外の選曲(ブートレグにはあるのかな)が興味深く、特にピートが事あるごとに名前を出すジャズ・ピアニストのモーズ・アリスン(Mose Allison)は「A Young Man (Young Man Blues)」でない曲が選ばれているのが面白い。ピートの父はサックス・プレーヤーだったそうだから幼少の頃からジャズを聴く機会が多かったのだろう。ザ・フーのロック・オペラ方面に興味のある人は同じ「UNCUT」が2004年に出した「The Roots Of Tommy」(ジャケ写真下)もお勧め。

オークションにて購入(¥680)

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