ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

金龍 (4) @岐阜県岐阜市

2020年01月22日 | 岐阜県(岐阜)

昨年、長良桜井町の「金龍」が廃業されたのはちょっとした衝撃だった。もちろんご高齢の主人と娘さんでやっていらしたので”近い将来か”とは思っていたのだが…。また1軒歴史ある店が無くなり、その店”ならでは”の特色ある一品をいただく機会が無くなってしまった。だからという訳ではないが、ついこちら八代の「金龍」の前を通って営っていることを確認(注・写真は営業中の店舗です)。ま、家族に言わせるとこの外観では確認出来たことにはならないらしいが(笑)。ついでに店の横の駐車場に車を入れて昼食を摂ることに。口開けの時間だったので先客は無し。こちらはテレビも何も無いので店内はとても静か。ご高齢の主人と女将さんの会話があるのみ。相変わらずきっちりと材料が下拵えして並べてあるすぐ前のカウンター席に腰掛け、今まで食べたことない品をと「天津飯」をお願いした。すぐに主人の調理と女将さんのサポートが始まる。強火でサッと野菜を炒めてから玉子に割としっかりと火を入れる。この日は換気扇が壊れているのか回っておらず、だんだん煙ってきた。

最後の仕上げにいつもの白い粉(ホワイトペッパー?←の割に効かない)が女将さんによってサラサラと振られて「天津飯」の出来上がり。見た感じこちらの「焼飯」ほどの大迫力は無いものの、やっぱり他と比べるとたっぷりの量。こちらの他の品と同様に淡い色のスープから出来た餡はとろみ少なめで醤油に頼らない優しい味付け。しっかりと焼き目も付いた玉子には厚みがあり、中には玉ねぎ、椎茸、タケノコ、豚肉、ピーマンなどの具材がたっぷり。多くはないが蟹の身も入っている。それでも玉子は硬くなっておらず、具材とのまとまりも抜群。野菜類の炒めは軽いのでシャクシャクとした歯応えもあり、旨い。いけると思ってゆっくり食べているとじわじわとボディブローが効いてくるのがこちらの品々。静かな店内でカッカッとレンゲの音だけを響かせてガツガツと喰らっていき、一気に食べ終えた。(勘定は¥900)

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金龍

岐阜県岐阜市八代3-2-7

 

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