ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

野原屋 @岐阜県本巣市

2023年08月31日 | 岐阜県(岐阜)

酷暑の合間を縫って、少しでも涼をと早朝からバイクで出掛けた。国道157号線を通って福井県まで行こうと画策。ただ時間的に昼食を摂っておかないと峠に飲食できる店は見当たらない。ちょうど開店時間に着いたある店に1番客で上がると「予約の方?」と問われ、否と答えると「予約でいっぱいで…。」と断られてしまった。こんな山奥のがらーんとした食堂でそんな…。もう時間的に福井までは無理だと判断して少し戻り、岐阜県本巣市の根尾川沿いのさくら橋(写真下左)のたもとにある「野原屋」へ。周辺に飲食店が見当たらないからか、ロードバイク、オートバイ、自動車と色んな客が集まっており、大きくない店内の6つのテーブル席は何と満席。店の方が「外なら…。」と示したのは駐車場らしき屋根の下のテーブル席(写真下右)。もちろんそこで構わないと座らせてもらった。

 

持って来ていただいたメニューから選んだのは「オムライスとエビフライ」。基本的に洋食がメインのようだ。最初は川の音が聞こえて涼しげで悪くないナと思っていたが、じりじりと暑くなって汗が出てくる。置いていってくれたポットの氷水をがぶ飲みしながら配膳を待った。

しばらくして「オムライスとエビフライ」が登場。付け合わせはドレッシングのかかったサラダ。それにわかめとキャベツの入ったカップスープが付く。オムライスの玉子は包むというよりのっけという感じで、上にトマトソースとマヨネーズが格子状にかかっている。もっと定食屋っぽいかなと想像していたが、盛り付けはワンプレートでちょっとお洒落な感じ。オムライスの中はピーマン、人参、ウインナーの入ったケチャップライス。さすがに上のソースとマヨネーズはかけ過ぎで味が濃い。エビフライは中サイズが2本。タルタルソースとカットレモンを絞って。これにまだドリンクとデザート(プリンとアイスのコンポート)が付くのが凄い。まだ続々と車やバイクが到着するので素早く平らげて勘定してもらった。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ 行きがけの418号線沿い「徳永口」バス停付近の武儀川にあった堰(建築詳細不明)。この堰の設備に名前が付いているのか知らないが、水も綺麗で気持ちの良い所だった。

 

 

↓ 「中部電力・根尾発電所(旧・長島発電所)」(大正12年・1923・建造)。濃飛電氣株式会社の発電所として造られ、のちに中部電力所有になったそうだ。2017年に大改修している。

 

↓ 福井県まで行くことを諦めて157号線を谷汲方面へ南下。根尾川の「金原ダム(昭和4年・1929・建造)。すぐ下の橋を渡れるので構造物が近くて目の前。前日が雨だったこともあって豪快に水が流れており、脇の魚道(写真下4-6枚目)も溢れるぐらいの水量。音と流れを正面、横、橋の上から楽しむことが出来て迫力満点。

 

 

 

 


 

野原屋

岐阜県本巣市根尾板所808

 

( 岐阜 ぎふ 本巣 もとす のはらや 根尾川 洋食 ランチ 海老フライ 食堂 うなぎ 近代建築 近代産業遺産 近代化遺産 )

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まるや八丁味噌 @愛知県岡崎市

2023年08月30日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県岡崎市訪問の締めくくりは八丁町へ。こちら八丁味噌発祥の地で、現在も2つの会社が昔ながらの製法で八丁味噌を作り続けている。ひとつ「カクキュー(合資会社八丁味噌)」は以前にも蔵見学をしたりしたことがあるので、今回はもうひとつ「まるや八丁味噌」へ行ってみることに。「カクキュー」と隣合った敷地に簡素な直売所があり、蔵見学の受け付けもしている。受付を済ませて時間まで待機。

呼ばれて10人ぐらいのグループで味噌の香りただよう蔵の中へ。現存する桶で一番古い物(写真下5枚目)は160年も経っているんだとか。凄い。色々な豆知識を聞き乍ら場内を一巡。細い八丁蔵通りに面する屋外では味噌をつけたおでん(こんにゃく)の試食も。本当に目と鼻の先に「カクキュー」があるので、どちらが先?という見学者からの質問に、係の人がにっこり笑って、

「うちが300年くらい古いです。」

とサラッと言うので、みな「えーっ!」とひっくり返った(創業延元2年・1337)。軽く言うけど300年って…そんなに違っていたのか。蔵見学のお土産にだし入りの八丁味噌の小袋をいただき、売店では「三河産大豆使用・無添加・八丁味噌」を購入して家に持ち帰った。

 

 

 

 

家に帰って八丁味噌だけの味噌汁を作ってみた。家で普段使っている味噌は毎年漬ける自家製の味噌だし、他は郡上味噌(麦・大豆)と市販の合わせ味噌が少しあるくらい。それに大抵出汁を引くので意外と味噌だけってやらない。味噌の風味そのままで味見。具材の味がくっきりとして(この日は小松菜、油揚げ)実際に出汁無しでこんなに旨いのかと再認識。通常の味噌は煮えばなに溶くが、八丁味噌は少々煮込んでも香りは飛ばないし、煮込んだ方がまろやかで旨くなる(気がする)。味噌煮込みうどんで鍋がグツグツいっていてもしっかりと旨いのはそういうことかな。次はお土産で貰っただし入りの八丁味噌でも作ってみよう。ただし、この「八丁味噌」の名称、色々と問題があって…。(勘定は¥600/300g程)

 


 

↓ 細い路地(八丁蔵通り)を挟んで向こうが「カクキュー」(会社名は”合資会社 八丁味噌”)。敷地的に隣り合っているのは知っていたが、旧・商店は実際にこんなに近いんだとビックリ。

↓ 「カクキュー」の売店や食堂があったり蔵見学が出来る東側はこんな感じ。この日も車がひっきりなしに停まっていた。建物は国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 


 

 

まるや八丁味噌

愛知県岡崎市八丁町52

 

( 岡崎 おかざき まるやはっちょうみそ はっちょうみそ 近代化産業遺産 工場見学 地理的表示保護制度 GI制度)

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The Essential Electric Light Orchestra / Electric Light Orchestra

2023年08月29日 | クラシック・ロック

The Essential Electric Light Orchestra / Electric Light Orchestra (2014)

バンドとしてのエレクトリック・ライト・オーケストラ(Electric Light Orchestra, 以下ELO)は全く知らないでいた自分。なのでジェフ・リン(Jeff Lynne)が大物揃いの覆面バンド「Traveling Wilburys」に参加した時もふーんてな感じであまり関心は沸かなかった。それでも色々なコンピ盤を聴いているうちに何曲か自分の気になる曲があり、それがELOの曲だと知ってちょっと興味が沸いてきた。そこで購入したのは「The Essential」シリーズ。コンパクトに1枚でまとまっているのも初心者には都合がいい。そこで知ったがELOはアメリカで最も多くのヒットを放ったバンドなんだとか。意外。

オールド・スタイルなロックンロールを基調としたポップなバンド・サウンド。いかにもアメリカのバンドといった感じがする。シンセやヴォコーダーなどのエフェクトも使っていて泥臭さは無く、ストリングス等を使ったドラマチックなアレンジも効果的。ドラムスの音の録り方が独特だ。多人数のメンバー構成から曲調もここまでポップだったとは知らなかった。奥田民生がパクった元ネタもちらほら(苦笑)。「Evil Woman」「Mr. Blue Sky」や「Don't Bring Me Down」などの自分がコンピで引っ掛かった曲はラジオとかで流れて来たらやっぱり耳に残るだろうなァ。でもちょっとオールディーズ寄り過ぎて捉えどころのない感じもあって、若い頃の自分が興味を持たなかったというのも納得した。でもこれ先述のトラヴェリング・ウィルベリーズの音楽性とかなりの部分で一致。ジェフ・リン主導だったという説に納得。

ネット・ショップにて購入(¥750)

  • Label ‏ : ‎ Sony Special Product
  • ASIN ‏ : ‎ B016W63AK2
  • Disc ‏ : ‎ 1
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酒津屋 @名古屋市瑞穂区・雁道

2023年08月29日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

昭和区の銭湯「御嶽温泉」で汗を流した後、勇んで駆けつけたのは雁道商店街の入口にある居酒屋「酒津屋」。名古屋でこの屋号だと栄地下の店を思い浮かべるが、確かこちらは親戚筋だったはず(未確認)。相変わらずの酷暑で暑くまだ陽も落ちていないが、暖簾が掛かっていたので店内へ。中に入ると高齢の女将さんが知人とお喋りしていらっしゃった。「あら、ごめんなさい。」と知人が帰り、女将さんが「まだ、電気も点けてなかったわ。」と客席の電気を点けて下さった。カウンター席とテーブル席がいくつか。先客が居なかったのでテーブル席の方に座らせてもらった。

「瓶ビールを」とお願いする。「キリンでいいですか?」と問われたがもちろん問題なし。早速ラガーの大瓶からコップに注ぎ、グイッと一杯。うま…。うーん、もちろん冷えていない訳ではないのだが、若干冷えが甘い。銭湯で乾いた喉にキーンと冷たいのを流し込みたかったナ…。肴には「串カツ2本」と「枝豆」を。「串カツ」の中はネギマで千切りキャベツ添え。揚げ立て熱々に卓上のソースをかけてガブッと。旨い。テレビで夕方のニュースを見ながら杯を重ねる。壁の品書きには居酒屋の定番メニューが揃っている。大瓶が空になったところで日本酒に切り替えようか迷ったが、キリをつけて勘定してもらった。(勘定は¥1,500)

 

御酒・お食事処 酒津屋

愛知県名古屋市瑞穂区堀田通3-3-1

 

( 名古屋 なごや 雁道 がんみち 雁道商店街 がんみちしょうてんがい さかづや 居酒屋 酒場 )

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ふれんど @愛知県江南市

2023年08月28日 | 愛知県(尾張)

名鉄の布袋駅の近くにある軽食の「ふれんど」へ。ピンク色の壁の店舗に怯むが、隣の駐車場に車を入れ、品書きがガラス一面に貼ってあって中の様子が分からない店内へ。中はテーブル席がいくつか。中も壁中メニューまるけ(笑)。「お好み焼」「焼きそば」をはじめ、「たこ焼き」「クレープ」「かき氷」、はたまた「からあげ」「とんかつ」「カレー」「ラーメン」と無いものを探すのが難しい(笑)。店内は子供を連れた家族客や、おしゃべりを楽しむ女性客、漫画を読むのに熱心な子供達などで賑わっていた。調理場は年配の主人、女将ともう1人。3人ともフル回転の忙しさ。「たこそば イカ入」をお願いし先に勘定を済ませて小さいテーブル席に腰掛けた。最初は「たこ+焼きそば+イカ?」と不思議な感じで目に留まって注文したのだが、もうメニューに「たこやき+やきそば」と答えが出てしまっていて残念(笑)。

出来上がった品は持って来てくれ、マヨネーズのボトルも置いてくれた。平皿に盛られた「たこそば」は、イカ入り焼きそばにたこ焼きが4つのせられていて紅生姜が添えてある。やはり何か特別な創作料理という訳ではなかった。焼きそばにはキャベツが沢山入っていて、イカは幅広に切ったものがたっぷり。食感も良く、旨い。麺はボソッとした低加水のストレート麺。ソースは下に溜まる程多めの量。それでも不思議と濃くなくさっぱりといただける。たこ焼きは小麦粉の生地が多めのタイプ。後から次々と客が入って来て、厨房はずーっと大忙しのまま。持ち帰りの客も多い。次はカレーかラーメンでも食べてみようか。(勘定は¥600)

 

ふれんど

愛知県江南市布袋町107

 

( 江南 こうなん 布袋 ほてい フレンド おこのみやき お好み焼 やきそば 焼そば たこやき たこ焼 テイクアウト )

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岩井屋 @岐阜県岐阜市 (2)

2023年08月27日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

久しぶりに岐阜市岩井の延算寺近くにある田楽の「岩井屋」へ。市中心部から離れ、さして交通の便も良くないのにいつも賑わっているこの店。この日も味噌の焼けるいい匂いが漂う駐車場に車を停めて中に入ると、何組もの先客が食事をしていた。靴を脱いで入れ込みの座敷に上がる。最近はどこもそうだが畳敷きの部屋でも脚の悪いご高齢の方達の為に椅子のテーブル席に変えてあるところが多い。こちらも多くの席がそうなっていた。厨房には男性が2人、給仕は5人もの女性が立ち働く。お願いしたのは「とふでんがく」「五平もち」「菜めし」「吸い物」。

しばらくして出来上がった品から供された。「とふでんがく」は田楽箱に。店先で焼かれた豆腐はこんがりと焼き目が付いている。旨い。有馬は冨士屋の山椒粉を振りつつ、パクパクッといただいていく。「五平もち」は平串で、わらじ型ではなく団子3つタイプ。たれは少なめでカリッと音がするくらいこんがりと焼けている。「菜めし」は蓋付きのお櫃型の椀に。菜めしの菜っ葉も店によって色々だが、こちらはフレッシュな感じ。椎茸と三つ葉と湯葉の「吸い物」と一緒にいただいた。(勘定は¥840)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ 「延算寺」本院から500m離れた東院にある「小町堂」。なぜ小野小町がここに関係しているか知らなかったが、お告げによって疱疹、瘡(かさ)を直すために延算寺東院に7日間籠もって完治したのだとか。にしても自分は食い気ばかり勝って店のある東院にしか寄った事がないが、一度くらい本院の方にお参りに入ってこないと(苦笑)。

 


 

 

岩井屋

岐阜県岐阜市岩井3-3-23

 

( 岐阜 ぎふ いわい いわいや 岩井山 えんさんじ 参道 門前 でんがく とうふでんがく 豆腐田楽 豆腐でんがく 五平餅 菜飯 おののこまち  )

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A Night At The Odeon / Queen

2023年08月26日 | クラシック・ロック

A Night At The Odeon / Queen (2015)

2015年に発売された、クイーン(Queen)の1975年、イギリスのハマースミス・オデオンで開催されたクリスマス・コンサートのライヴ盤。これは当時テレビ放送やラジオ放送もされたので、昔から海賊盤として広く出回った有名音源。なんで今頃(といっても8年前だが)になって公式に発売されたのかなと思ったら、紛失したと思われていたマスター・テープが2009年に発見されたからのようだ。コンサートはクイーンがあの「Bohemian Rhapsody」を発表して連続でチャート・インしていたまさに昇り調子の時期(ちなみに同曲のライヴ演奏はこの時が初めてだったとか)。

状況からもかなり気合が入っていたのだろう、どの曲も疾走感が強く演奏内容もすこぶる良い。初期の曲も多く演奏されていて、後のツアーからはオミットされた曲も多いので、コンサート全体の雰囲気も後期のクイーンとは違うのが新鮮。観客の声援も熱気がこもっている。ブライアン(Brian May)のギターの音のキレが凄い。手造りギター”レッド・スペシャル”自体なのか、何らかのエフェクトなのか、それともコイン・ピッキングの彼のプレイゆえなのか詳しい技術的な事は知らないのだが、今と比べてシンプルな機材だったろうに一聴しただけでブライアンと分かる個性的な音が縦横無尽に駆け回る。「Ⅱ」収録曲とかは構成も複雑だが、コーラス含めてバンドの息もばっちりといった感じ。

一緒に映像も発表されているが、そちらは衛生放送で観た。クイーンが(特に日本に於いて)アイドル的扱いで美少年バンドと呼ばれていたのは後から知ったが、映像で見ると1人フレディ(Freddie Mercury)だけはそんな感じには見えな…(苦笑)。これずっと不思議だったんだが当時現役ファンはどう思っていたんだろう。

amazonにて購入(¥1,200)

  • Label‏ : ‎ VIRGIN
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  • Disc‏ : ‎ 1

 

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和泉屋 @愛知県岡崎市 (2)

2023年08月26日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県岡崎市街を散策。車に折り畳み自転車を載せてこなかったので全部歩き。さすがに暑さもあってヘトヘトに。休憩がてら以前来た時にも立ち寄った「和泉屋」へ。創業は昭和7年(1932)。店先にはひっきりなしに菓子やら何やらを買い求める客がやって来て列を作っているが、意外にも奥の店内飲食スペースは先客なし。テーブル席に腰掛けた。おでんもあったが流石にこの暑さではその気にならず「クリームあんみつ」をお願いした。入口から奥の調理場にマイクを通して注文が通る。

しばらくして「クリームあんみつ」が完成。アイスクリーム、あんこ、寒天、パイン、みかん、黄桃、さくらんぼという布陣。歩き疲れた体に甘いものが滲み込んでいく感じ。旨い。自分が出先で率先してこういうものを口にするようになったのだから妻もびっくりするはずだ(←若い頃はあんこがあまり好きでなかった)。こちら「みたらし団子」や「おはぎ」といった昔からの品に加えて創作菓子や新しい菓子、洋菓子っぽいものまで目移りするほど品が豊富。次は何を買って帰ろうかな。(勘定は¥611)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 店と同じ西康生通りにある洋品店「nadja homme」(建築詳細不明)。瓦屋根の隅切り家屋を改造してある。まあまあ古そうな感じがするがどうだろう。

↓ 以前も訪れた「六供(ろっく)浄水場」の「六供浄水場ポンプ室」(昭和8年・1933・建造)と、隣接する「配水塔」(昭和9年・1934・建造)。いずれも現役の施設。周辺は整備され公園も出来ていた。ただ相変わらずフェンスから建物はちょっと遠いのが残念。公開される日とかあるのかな。

 

 

↓ 同じく六供の「岡崎市民会館」近くにある「旧・石原家住宅」(安政6年・1859・建造)。商家であったが農家の造りを採用しているのが珍しいのだとか。一時は昭和風に改造されたり、料理屋やカフェを営んだこともあるらしい。修復もされ、国の登録有形文化財に指定されている。現在はご家族の方が継承され、時々公開されることもあるようだ。

 

 

 


 

御菓子司 和泉屋

愛知県岡崎市康生通西2-6

 

( 岡崎 おかざき いずみや いずみ屋 和菓子 御菓子司 関東煮 あんみつ クリームあんみつ 近代建築 国登録有形文化財 近代化産業遺産 )

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西アサヒ @名古屋市昭和区・荒畑 (2)

2023年08月25日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

名古屋市の瑞穂区、昭和区辺りをバス移動していたある日の午後遅く。暑くて暑くて汗だくなので銭湯で汗を流してからどこかに呑みに行こうと画策。バス停から歩いて御器所の「御嶽(みたけ)温泉」に向かう。その途中、長い間店が閉まっていて、最近再開したと教えていただいていたわりに何度か寄っても開いていなかった喫茶「西アサヒ」が開いているのを発見。無事再開を確認した。銭湯から出るまで(ビールの為に)水分を摂るのは我慢しようと思っていたが、つい店内へ。

久しぶりだったので以前と同じ方か覚えがないが、女性主人が注文を取りに来た。「西アサヒ」といえば厚焼きの玉子サンドだが、今は入らない。暑過ぎてホット・コーヒーも無理なので、甘くて冷たいものをと「フルーツ・クリーム」をお願いするも出来ないとのこと。そこで「クリーム・ソーダ」をお願いした。しばらくして黄色い色のクリームソーダが届いた。上にはバニラアイス。冷たいアイスを口に含むとほっとひと息。甘さが嬉しい。金属製の砂糖入れにも”Nishiasahi"と彫ってあるのを見ながら、昔の喫茶店はこういうところも凝っていたよなァなんていう思いにふけりつつ、ソーダを飲み干して勘定してもらった。(勘定は¥480)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ 久しぶりに来た「御嶽温泉」。燃料費の高騰や経営者の高齢化もあって名古屋市内はもちろん、東海地方の銭湯は次々と廃業してもう風前の灯といった感じ。そりゃ家に風呂があるのが当たり前だから仕方がないこともあるが、気持ち良さが違うんだヨ。真ん中に楕円の浴槽がある名古屋に多いタイプの銭湯。水風呂もあって気持ちいい。さ、呑みに行こ。

 

 


 

 

西アサヒ 天池店

愛知県名古屋市昭和区御器所3-10-3

 

( 名古屋 なごや 荒畑 御器所 ごきそ 西アサヒ ニシアサヒ 西アサヒ天池店 喫茶 純喫茶 エッグ・サンド 玉子サンド サンドイッチ 銭湯 みたけ温泉 )

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鳥よし @岐阜県可児市

2023年08月24日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県可児市の下恵土(しもえど)にある鶏料理の「鳥よし」へ。自分がこの店を知ったのはまだ最近だが、地元の人の評判を聞いて寄ってみることに。店は細い旧道沿いで、少し離れた所に駐車場があり、小売り店と飲食店に分かれている。暖簾をくぐって中に入るとカウンター席と小上がり席がある呑み屋といった風情で、カウンター上には紙短冊の居酒屋メニューが貼られている。年配の主人と小売りの方(店内で繋がっている)でも忙しい女将の2人。カウンター席に腰掛け、小上がり席の方の壁に貼られた品書きを眺める。鶏肉の部位が並ぶが、なぜかほぼ全て”ちゃん”付け。「フォアグラちゃん」「野菜盛ちゃん」「うどんちゃん」と規則性が分からない(笑)。定食はなさそうだったので、中から「名物ケイちゃん」とごはんをお願いした。車だったのでノンアルコール・ビールも追加。

寡黙な主人がてきぱきと下拵えを進め、テフロン加工のフライパンに盛られた「名物ケイちゃん」が一口コンロの上に置かれた。たれに漬けた鶏肉は、若鶏ではなく、ひね肉(親鶏)やホルモン(レバーやきんかん等)のミックス。他はピーマンともやしでたれの量は少なめ。「焦がさないように焼いてください。」と女将。お櫃型の飯碗のごはんとキムチも置かれた。箸で面倒を見ながら火を入れていき、焼けたところからいただいていく。そもそも奥美濃地方の郷土料理”けいちゃん”は卵を産まなくなった親鶏を食べる工夫として生まれたと聞いたことがあるが、しっかりとした歯応えの肉は薄めの味付けだがめっぽう旨い。色々な部位が口に入るのもいい感じ。ジョッキで提供されたノンアルを流し込む。「味付け薄くないですか?」と女将。きっと薄いと言う客も居るのだろう。でも自分はこれで充分。肉質がいいからしっかりと鶏の旨味が味わえる。ご飯に付いてきたキムチも旨い。あっという間に平らげた。

勘定してもらったが、これは買って帰らない訳にはと小売りの側へ。「持ち帰りケイちゃん」と専用のタレを購入。2-2.5人前とあったが、店で食べた3倍くらいの量がある感じ。妻と2人で食べるには充分の量。こちらも店と同様ひね肉中心でホルモン入り。結局タレは使わずにキャベツやもやしを足して焼いて堪能した。これで1袋500円は安いなァ。(勘定は飲食¥1,200、持ち帰り¥853)

 

 

鳥よし

岐阜県可児市下恵土1702-2

 

( 可児 かに しもえど とりよし 鶏よし 鶏肉 ひね肉 けいちゃん 鶏ちゃん 郷土料理 持ち帰り テイクアウト 奥美濃 )

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