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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

漢字が読めない

2017-06-06 14:27:43 | 政治


長周新聞リンクより

>社会人にとって、一般常識として知っておかなければならない漢字が読めない、書けない、あるいは意味を知らない、字が汚いというのは決して威張れるものではない。
>場合によっては育ちを疑われることすらある。

それは残念なことです。

>成長過程やそれまでの人生において、本人が如何に努力を怠ってきたかを映し出しているからだ。

努力もありますが、文化の枠組みもありますからね。

>ところが世の中の一部には、漢字が読めないことについて恥ずかしいという自覚がないばかりか、「この漢字が読めない!」と他人に向かって怒る人種もいるから驚く。
>そんなものは他人がどうこうできるものではない。

お言葉返すようですが、どうこうできるものだと思いますよ。ローマ字表記にすれば、皆がたちどころに読めます。漢字圏外の人でも読める。
ローマ字表記にしなければ、中国人でも読めない。中国では、地方により、漢字の読み方は違いますからね。北京大学に入学してから、中国語の発音の練習をするのだそうです。
和文が自由に音読できるようになれば、外国人による日本語の習得も加速されます。会話が出来れば議論もできます。第二言語として日本語は国際語に近づきます。

>本人が学習を重ねるなり、積極的に書物に触れて理解する以外に解決の道などない。

そうですね。友達との議論も必要ですね。

>恥を忍んでコッソリと辞書を調べ、一歩ずつ賢くなれば良いだけなのに、どうしてわからない自分を棚に上げて怒るのだろうか? 

漢字の音読は、無駄な努力だと思っているかもしれませんね。大体の外国人は、そう思っているようです。

>そうやって人間としての向上を放棄するから、いつまでたっても漢字が読めないのではないか? と思うのだった。

漢字が無くても、人間としての向上が可能ではありませんか。

>というより、私たちの周囲でも漢字すら読めない者が「世の中を変える」などと勇ましいことを口にする分については、ちょっと世間に対しておこがましいので、「まずあなたは漢字ドリルをした方がいいのではないか」と指摘しなければならないと思う。

漢字を使っても、世界はあまり広がりませんね。

(略)

>日本の識字率は99%といわれている。>殆どの人口が文字を読み書きできる。>世界でもっとも識字率の低い南スーダンの27%と比べても、いかに文字を通じて学べる贅沢な環境であるかがわかる。
>その恵まれた環境のなかで、学ぶことを放棄してしまってはもったいない。

その通りですね。外国人とも日本語で議論したいですね。

>知識は読書量に裏付けされるともいう。

そうですね。全ての考えは、文章になる。文章にならないものは、考えではない。考えは、書籍となって保存される。英語書籍の出版は世界の70%近くあります。日本語のものは6%程度。

>わからないことをわかるように努力する過程を省いて知を育むことなどできないし、サボっていては成長などない。

同感です。我々は、考える人になる必要がありますね。

>豊かさに胡座をかいて脳味噌の貧困化が進行していないか?

我々には、豊かな教養が必要ですね。
 
>先人たちが貪欲に吸収していったのと比較して、現代の方が意欲性を失って退化していないか? と「読めない漢字」から思うのだった。

現在の世界は、漢字圏よりも広いですからね。日本語を国際語とするために、ローマ字表記にすべきですね。

>人間にとって恵まれすぎる環境は怠け者を作り出して良くないのかも知れない。

兎と亀の物語になりますか。(イソップ寓話) 広い視野を持つべきですね。




品定め

2017-06-06 01:19:49 | 政治
>前川氏は、記者会見で、出会い系バーへの出入りについて質問され、出入りを認めた上で「女性の貧困問題の調査のためだった。」と説明したが、菅義偉官房長官は、その翌日の5月26日の定例会見で、前川氏の記者会見での発言に関して、加計学園の獣医学部新設について、「首相の意向」「行政が歪められたこと」を強く否定した上、記者の質問に答えて、
>>女性の貧困問題の調査のために、いわゆる出会い系バーに出入りし、かつ、女性に小遣いまで与えたということだが、そこはさすがに強い違和感を覚えたし、多くの方もそうではないか。
>>常識的に言って、教育行政の最高の責任者がそうした店に出入りし小遣いを渡すことは到底考えられない。
>などと発言した。
>読売記事と官房長官発言を受けて、前川氏に対しては、教育行政のトップでありながら、出会い系バーに出入りし、援助交際の相手になっていたことへの批判が高まり、加計学園問題に関する前川氏の記者会見での発言の影響力を大きく減殺する効果を生じさせた。

日本人にとって、法律は為政者の単なる都合により定められるものなのですかね。法以前に、関係者の人間としての純粋か、不純かに関心が集まるのですかね。
前川氏は、日本人の好きな純粋人ではなさそうですね。出会い系バーなどに出入りして純粋行動をしているのでもないようですね。それで、加計学園に関する前川氏の発言の影響力が大きく減殺されたのでしょう。
人間に意思があれば、罪もある。だが、日本人には意思が無く、優柔不断・意志薄弱に見える。意思と理解に基づく人間関係では仕事がうまくゆきませんので、その代わりとして、恣意 (私意・我がまま・身勝手) と忖度 (推測) の人間関係を発達させています。恣意は文章内容にはならず、意味もなければ、矛盾さえも存在しません。忖度は自分勝手な解釈なので、法に基づく ‘責任 (応答義務)’ 関係を明らかにすることは困難です。
官房長官の菅氏は、前川氏が不純人間・不純行為であること証明にのみ、熱中しているのでしょうね。罪を知らない人々は我が民族の伝統による ‘純粋人・純粋行動’ という基本的な考え方 (品定め) により、違和感を持つかどうかを人々に問うことになります。法に基づく判断はどうなっているのでしょうかね。法より前に品定めか。個人攻撃の方向へと今も昔も横道にそれて応戦する。かくして、法の問題から遠のくのでしょうか。
法は掟で、為政者の都合ということか。それならば、もつと貴いものがあるはずだ。それを皆で話し合おう。それで、品定めが始まる。
貴いものが見つかれば、それを基準として ‘有るものは無いもの’ となる。有罪は無罪となる。これが世の中の ‘責任解除の手段’ である。

イザヤ・ベンダサン=山本七平訳の <日本教について> には、以下のような日本人の基本的な考え方の例が紹介されています。

当時の日本には共産党を中心とする広範な反天皇グループがありました。そしてこの人たちのとった行動が、また非常に面白いのです。彼らは「天皇は純粋でない」「天皇の行為は純粋でない」ということを証明することのみ熱中しました。そして「朕 (ちん) ハタラフククッテイル、汝臣民飢エテ死ネ」といったプラカードを掲げて宮城に乱入し、厨房の冷蔵庫を調べてその内容を公表するという喜劇 (私の創作ではありません) まで演じ、また、そのグループのある雑誌は、天皇に隠し子がいるという捏造 (ねつぞう) 記事を執拗に流したりしました。、、、、、こう考えてきますと「純粋人」の「純粋行動」という考え方は、、、、、、変則的・一時的な考えではなくて、実に、全日本人を律している基本的な考え方であることが、おわかりになると思います。、、、、、その前に法がありうるか。法に基づく「責任=応答の義務」がありうるかという問題です。 (引用終り)




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