河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ひらやすみ6

2023-08-31 23:28:38 | 読書(マンガ)
もう6巻か。
ほのぼの具合に安心する。
なっちゃんのスランプが、
一定の解決を見るまでが入ってて、
帯の内側部分の、巻頭のと巻末のとが
ちょうどいいところを拾い上げている。
過労で入院したヒロくんは
同じくメンタルで無職になったヒデキと
映画を作り始める。
あと、よもぎさんとの関係は、
確実に進化したような気がする。
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東京帝大叡古教授

2023-08-29 22:59:39 | 読書(小説)
門井慶喜、小学館文庫。
なんとなく、明治もの好きなので、
単行本の時から気になっていて、
文庫になったとき(2016)に買って、
数ページで挫折、そして通勤読書で読破。

うーん、面白さがてんで分からない。。
なんで阿蘇藤太を仮名にする必要があったんだ。
本名聞いても全然知らなかった。
連続殺人事件はなんとも不自然だし、
帝大教授ともあろうものがそんな簡単に殺されるのか。
って、殺人事件の謎解きは前半だけで、
後半は政治がらみの、謎解きっていうのか?っていう
黒幕の黒幕をめぐる話になるんだが、
後日譚がまたなんで天皇陛下出してくるのよと。
うーーーん。
そしてウンベルト・エーコかあ。
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スキップとローファー9

2023-08-25 23:55:16 | 読書(マンガ)
高校生たちのわちゃわちゃ。
みつみの実家へみんなで行くことに。
ただそれだけといえばそれだけなんだが、
みつみと妹のこじれたんも治るかな?
志摩くんと迎井くんの、
解説「恋人/友達/人の順位付け」
ちょっと面白かった。
どちらもありとは思うが、
このくらい真逆な認識をしていることも
他人同士ならあるよね。
こういう人間模様の描き方の解像度が高い。
手土産とか仏壇の場面や、トマト畑のばあちゃんとか。
そしてそんなシーンで続くんかい!という。
アニメになったんだなあ。見たことないけど。
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君たちはどう生きるか

2023-08-21 20:09:41 | 読書(小説)
吉野源三郎、岩波文庫。
宮﨑駿の映画を見て、もう一回見るなら、
この本読んでからにしようと思って。

なんか、思ったより面白い本だった。
想定されている読者は、コペル君のように
金持ち、上層階級だったのだろうか。
今は、たくさんの人が大学に行くようになったけど、
これ読んで共感する読者はこの辺りになるのかな。

上層階級目線ではあるけれど、とてもフラット。
デパートの屋上から下界を眺めて、
あの屋根の下、それぞれに、人がいると気づく。
宮﨑駿も好きなテグジュペリの南方郵便機にもそういうのあったなあ。
粉ミルクが自分の手元に届くまでの、人間の数に思いを馳せたり。
友達との約束と友情、後悔や苦悩、
痛みを感じて初めて、健康に気づくだとか、
哲学、倫理学の初歩の読本という立ち位置がよくわかる。

アニメ映画にどの辺が影響したかってのは、
よくわからないなあ。
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片喰と黄金10

2023-08-21 20:01:11 | 読書(マンガ)
完結。
カリフォルニアに到着するまでの、
いろんな人の、それぞれの葛藤。
ラスト2話でそんな展開になって、
ほんとに終わるのか!?って思ったけど、
思いの外キレイに終わって、
それは最後の後日譚でさらにまとめる。
後日譚の、実在のあの人や架空のあの人の訃報とか、
4コマや一コマでさっくり描かれるのだが、
4コマのオチがあんなにしんみりするのも珍しい。
そして、後日譚の登場人物が思い出せないので、
もう一回読み直してみる。
人が、成長して、怒りが全ての原動力だった人が、
怒りだけじゃなくなっているという説明が、
なんか、幾つになっても成長するっていいよね、と思わせてくれる。
主人公の目玉ぐるぐる模様は結局そういう模様だったんか。
飢餓状態がさせているのかと思ってたけど。
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