河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

スターライト☆ぱ~ふぇくと!

2007-12-29 15:46:21 | 読書(小説)
火浦功、朝日ソノラマ。
未完の三部作が合本になって帰ってきた。
短編2本のおまけ付き。
トイレでちびちび読んでいました。
よくこんな小説が「コバルト」で出せたよなあ。
不思議だよなあ。
この人の作家人生、まだ続いてるんだろーかと心配してしまう。
くだらないのが受けたバブルの時代は終わったんだなー。
いかにも80年代に受けそうだよなー。
今は、上っ面だけでもなにか心地よい言葉がないと受けないし。
ってことで、タマネギみたいに身のない読み物が、これだ。
とかなんとかいって、好きだからほぼ全作品持ってるんだけどねー。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団地ともお11

2007-12-27 22:31:05 | 読書(マンガ)
とうとう11巻だー。
太った猫がたまらん。
あほな話かと思わせといて、人生論が詰まっている・・・かに見せかけたり、
奥が深いぜ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空色ヒッチハイカー

2007-12-27 22:27:10 | 読書(小説)
橋本紡、新潮社。
何で読もうと思ったのか、忘れた。
三重県出身だからかな。
全く好みでなかった。後悔。
タイトルに反して、主人公は、ヒッチハイカーを拾う人。
神奈川の自宅を出て、九州を目指す18歳の彰二。
空色のキャデラックでいろいろなヒッチハイカーを拾いながら、
ついた先の佐賀県唐津で待ちかまえていたのは。
文句行っても仕方ないけど、もっとその土地に行きたくなるように
風景を描写したらいいのに。単なる地名では、ちょっと。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Danza(ダンツァ)

2007-12-22 21:31:23 | 読書(マンガ)
オノ・ナツメ。
男と男のドラマ。かな。
父と子、父と婿、後輩と先輩、兄と弟。
小説でもつかえるようなテーマだ。
この人の絵は、リアルとはほど遠い。
でも、漫画ってのはそういうもんじゃないか。
絵は、記号なんだ。
好き嫌いや、雰囲気はあるけど、
小説と同じで、詳細は、想像力で補う。
ドングリ目のキースがかっちょよくみえても、いいだろう。
この人、リストランテ・パラディーゾみたいな絵もかき分けてるけど、
私はこっちのほうが、好きだな。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1950年のバックトス

2007-12-22 21:24:03 | 読書(小説)
北村薫、新潮社。
短編集。
4ページしかない極短編から本格推理短編から、
北村薫のあれこれがそろっている。
ほんとにチャンポン。
初期の短編集「水に眠る」風の意味不明なやつから、
「街の灯」の延長上の表題作やら、
「ひとがた流し」後の牧子の日常やら。
「小正月」みたいな、人生の凝縮されたような作品もいいな。
きっとすぐ忘れてしまうような、
人生の、ちょっとした1コマを切り取ったような
きらっとした一瞬が、ちりばめられている。
学校では優等生の彼女の、自宅での姿、とか
だじゃれ好きの妻(何人も出てくるが・・・本人はこんなおじさんなのか)とか。
たぶん、人生と一緒で、このちょっとした物語のひとつひとつを、
私はきっと覚えていられない。
それが、ちょっと、さびしい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする