双影双書１

サンデーうぇぶりで読んでて気に入ったやつ。
「殺し屋Sのゆらぎ」の人。
中華ファンタジー。
叶（とう）の国の皇子とその影武者の物語。
廓生まれの宵（しょう）は、ある日、身請けされ、
皇太子の影になるよう命じられる。
宵のちょっと抜けた明るい性格がいい感じ。
クソ真面目な皇太子、冠星も毒気を抜かれる。
宵、見た目女の子かと思ったけど、性格は男だ。
冠星とそっくりだけど、明らかに違う書き分けもなかなか。

決して、無理強いされるのではなく、
自らの意思で、影武者になりたいと思わせる、
その過程が丁寧に描かれるんだが、
この巻の終わりで、衝撃的な展開となる。
はてさて。

もうじきたべられるぼく

はせがわゆうじ、中央公論新社。
公衆衛生獣医師としては気になる内容。
だけど、表紙から、ちょっと違和感。
だってホルスタインだもの。
でもまあ、男の子だから、アリはアリ。
なぜか、リュック背負って、水筒ぶら下げて、
汽車に乗り、おかあさんに会いに行く。
最後の言葉は大事だねえ。

本の作りがとってもちゃちくてびっくりした。
ノートみたいな真ん中とじの本に、厚紙の表紙がついとる。

片喰と黄金1~8

ネットで読んだけど、
紙の本を買いました。
１〜２巻は絶版のようなので古本。
１〜６は集英社、７〜は講談社。
何かあったようですな。。。
アイルランドから、船に乗って、
新天地アメリカに渡ったアメリアとコニー。
黄金を目指して、西へと向かう旅路で
仲間が増えたり、離れ離れになったり、
いわゆるインディアンと関わったり。
喋りやテンションは今時だけど、
結構当時の風習は細かく調べられてる。
読み直したいやつは紙に限るなあ。

夏目友人帳29

帯に、２０周年と。まじか。
最近の漫画は、細々と続くやつ多いな。
そして、出てすぐ買わないと、
何巻買ってないのかわからなくなるんです。。。

話の方は、少しずつ、何か話が動き出しているような、ないような。
レイコさんはおばあちゃんで娘も生まれてんのに
回想では、なぜいつもセーラー服なのか。
って謎が解かれる日は来るのか。
ところで蔑んだ目線で見下せるようになった夏目って
かなりグレードアップしてないか？

魔女をまもる。

上中下の全３巻。
この作者は、天地明察の漫画以来。
中世の、魔女狩りの時代に、
魔女は、精神の病だ、治療したい、
という医師のヨーハン・ヴァイヤーの生涯。
当時の常識で人々は考え、動く。
だから、ヨーハンも、悪魔がいるような言動もする。
師匠のアグリッパがいい感じ。
助けられるはずの人は助からないし、
でもまあこの人は助かるのか、という。
売ってるとこをついぞ見なくて、ネット。