河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

僕たちは希望という名の列車に乗った

2019-07-27 00:21:20 | 映画
なんか映画サイトで星多かったし、
最終日だからえいやと見てきた。
進富座。最近月1かも。
ドイツ映画。
1956年、ベルリンの壁ができる前。
西ベルリンへ行くには検問がある時代。
高校生テオとクルトは、西ベルリンの映画館で
ハンガリーの民衆蜂起を伝えるニュース映画を見、
学校で級友に、授業中、2分間の黙祷をすることを提案する。
それが思わぬ波紋を呼び、大事になっていく。

悪い話じゃない。
でもなんか引っかかった。
「希望という名の列車に乗っ」て、彼らは逃げた。
社会主義が悪い奴らばっかの「悪」ではないだろう。
たまたまろくでもない大人たちだったと思いたい。
もちろん、自由に、自分の頭で考えたい。
でも、それよりも平等を優先した人たちを否定することはないだろう。
事実に基づいた映画(最近多いな)ということだから、
すごい解決策が示されたわけではない。
現実ってこの程度だろうからなーとは思うけど。
なんかちょっと、正義が1個しかなくて、こわい。
正義は人の数だけあって、だいたい同じ方向で集まってるだけだろう。
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コーヒーブルース

2019-07-23 00:05:21 | 読書(小説)
小路幸也、実業之日本社。
ダイの話、2冊め。
なんか、意表を突こうとして、
ちょっと頑張りすぎたような話。
大学を卒業して、就職して、事件に巻き込まれて
退職してから、実家を改装して喫茶店のマスターになった。
そこで起きたいくつかの事件、出来事が、
実は裏でつながってて、ちょっとした大きな話に。
登場人物たちも個性的。丹下さんが特にすごい。
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ふしぎの国のバード6

2019-07-14 21:19:10 | 読書(マンガ)
なんか伊藤問題、とりあえずなかったこと?にして旅が再開。
山形から、湯沢を経由して秋田を目指す。
火事の鎮火だの紙漉きだの葬送だの、
今では日本人でも知らない日本を見聞するバード。
なんか学習まんがっぽい。
絵はやっぱり安定しないけど、ハルタっぽい濃さだな。
だけど滑落して死んだ人はもっと打ち身があったり、
そもそもしんだらキリッとしてないけど
そこまでのリアルさはいらんか。
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鹿の王 水底の橋

2019-07-04 23:11:08 | 読書(小説)
上橋菜穂子、角川書店。
鹿の王の続編。
ボツリヌスなお話。
馬の血清をつかうような「汚れた』オタワルの医師VS
穢れを嫌う清心教の祭司医。
次期皇帝の座を狙っての陰謀の数々。
説明するのはちょっとめんどくさい。
オタワル医学の存続とかホッサルの命運とか、
ついでにミラルとの愛人関係どうなるのとか、
なんかいろいろ円満に解決。
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