河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

三匹のおっさん

2010-08-31 20:43:14 | 読書(小説)
有川浩、文藝春秋。
初めてこの人の本読んだ。
挿絵が須藤真澄で、読む人を選びそう。
おはなしはなかなか面白い。
定年の歳の同級生3人組。
夜のパトロールを始めた。
定年後ゲーセンに再就職したキヨ、
元居酒屋店主シゲ、町工場経営者ノリ。
あと、キヨの孫祐希とノリの娘早苗。
彼らが、ご近所の悪を懲らしめる。
言いたいこといってくれてすっきりする。
若い二人のラブストーリーは、まあなあ。
祐希、できすぎだろう。
良くも悪くも挿絵のイメージはぴったり。
ラストの話は現実と全く同じで、
目新しいとこ全くないなあとは思ったが。
ひろしじゃなくひろで女性なのだね。
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数えずの井戸

2010-08-29 21:10:44 | 読書(小説)
京極夏彦、中央公論新社。
「嗤う伊右衛門」「覘き小平次」につづく
怪談の新解釈もの。
で、これはいちま~いにま~い・・・のお菊さん。
本のレイアウトやデザイン、1章の長さ、その他諸々
「数」をテーマに、すべて計算ずくという感じ。
菊という、すこし足らない少女が、
死後、化けて出るとうわさされたのは、なぜか。
又市が出てきて、巷説百物語の一部になってる。
菊や三平の、愚直さを、彼らの目線で描くことで、
まったく己と違う思考回路を持つ彼らが、
なぜそういう行動を起こしたのか、なんとなく分かる。
同じように描いていても、主膳や吉羅は分かりかねる。
ラストはばたばたっと終わってしまって、
結局、真相ははっきり分からないのだけど、
菊と三平は哀れだなあと思う。
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先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!

2010-08-29 20:59:10 | 読書(その他)
小林朋道、築地書館。
2冊目。
へーっってネタが混じってるので
やめられません。
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先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!

2010-08-23 07:42:05 | 読書(その他)
小林朋道、築地書館。
すでに4冊目が出ている、鳥取環境大学の
人間動物行動学シリーズ1冊目。
いいなあ。
先生の喜ぶツボが、私と同じだ。
でも私にはヘビは捕まえられない。
飼ったりもしない。虫なら飼うけど。
この人は、人間も同じように好きだから、
安心して読めるんだな。
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もうひとつの熊野古道「伊勢路」物語

2010-08-23 07:26:09 | 読書(その他)
甲斐崎圭、創元社。
面白い!
伊勢神宮から、三重県熊野市に至る道。
昔は、今は熊野古道と呼ばれる石畳の道だった。
そして、車を通すために、あれこれ算段して、
評議峠の道ができ、今の42号線ができ。
廃道が残っているのが、すごく気にかかってたんだよねえ。
行ってみたい。
昭和30年代まで42号がなかったって、ちょっとびっくり。
先人たちの苦労の歴史だ。
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