歌手・山本潤子さんのオフィシャルブログを読んで

写真付きで、コメント、メッセージ、随想等を記す

ブルームーン

2018-08-31 18:00:40 | 日記
潤子さん、こんばんは 今日で8月ともお別れですが、この日が来るといつも 2012/08/31 22:14
にアップされた次のブログを思い出すのです。
ブルームーン
夜空を見て!


http://www.youtube.com/watch?v=SWddzmJgKT8&feature=fvsr

ぼくはファンが集う掲示板に
夜空を見て!
なんと短いコメント! なんという若さ!
こんなに感動したことは久しい
~とのコメントを残しました。 どこに感動したのでしょうか。 ブログを
開くと 「夜空を見て!」 と若々しい嬉々とした生声が耳に入ってきたのです。 ご自宅から撮ったと
思われる満月の即興性と臨場感が幻聴を生んだのかもしれません。 そしてこれはぼくの個人的な
受け止め方ですが、潤子さんから月の写真で”花丸”をもらったような、頭上に両手を組んで大きな
”オーケイマーク”を送られたような気がしたのです。

(何に対して?・・・)
それは前日の 2012/08/30 にアップされた
ヤングなでしこ
韓国に3-1で勝ちました!
ヤングなでしこの面々は一回一回試合の経験を重ねる毎に成長して行くのでしょうね。
若いって本当に素晴らしい!(昔の歌の歌詞だぁ。)
に寄せた2本のコメント ①2012/08/31 12:23
2012/08/31 15:10 に対して ”当たり!”、”うれしいわ、そんなことをご存知だったの” みたいに。
②を投稿した7時間後に ”夜空を見て!” ですからね。 感激しましたよ。

まぁ、身びいきのない見方をすれば、月に2度現れる満月のうち後者をブルームーンと呼び3年に
一度巡ってくるのはご存知だったのに、蘊蓄を語らなかった点が超クール! 大方のファンは東京
では蒼い月が出ていると思ったはずですよ。 あの夜の満月がブルームーンだということを新聞か
ラジオで知ったのでしょうか。 古代ローマの月の女神 Luna から派生した Lunacy(狂気の沙汰)と
いう英単語があるけど、満月の夜は潮の干満差が大きいように人の心の持ち様というか、振幅も
大きくなるのでしょう。 いわんや3年に一度のブルームーンにおいておや、ですね。
窓辺に佇む潤子さんの心拍数と発信周波数が上がったと思います。
参考に2012/08/31にニューヨークで撮られたブルームーンの画像と添え書きをご紹介します。
Night sky watcher Tomsajinsa sent in this photo of the blue moon taken in NYC, August 31, 2012.


極め付きはさり気なく添付されたロレンツ・ハート作詞リチャード・ロジャース作曲のミュージカルナンバー
Blue Moon】 でした。 エッ、この曲を知っているの!みたいな感動というか。 まぁ、各国の大御所と言わ
れる歌手がこぞってカヴァーいているジャズのスタンダードナンバーではあるんですが。 そして思いました。
ひょっとしてこれは 2012/08/19 に多摩川花火大会への投稿で取り上げたオスカー・ハマーシュタイン2世
作詞シグマンド・ロンバーグ作曲のミュージカルナンバー【恋人よ我に帰れ/LOVE COME BACK TO ME
と 【朝日のようにさわやかに/Softly, As In A Morning Sunrise】 に対するアンサーソング?.....あるいは
「私もそのミュージカルナンバーは好きよ」 というぼくへの無言のレスポンスかと。

「それはあなたの妄想よ」 とおっしゃるのでしたら、6年前の8月31日がブルームーンであったことに免じて
ぼくの Lunacy (狂気の沙汰) をお許しください。 ということで、今夜の一曲はピアノ:ジョー・サンプル、
ギター:エリック・クラプトン、ボーカル:ロッド・スチュワートで 【Blue Moon】 をお届けします。

Blue Moon ブルームーン
You saw me standing alone 君は一人孤独に立っている俺を見ててくれた
Without a dream in my heart 心に夢も持たない俺を
Without a love of my own 人生を共に過ごす女性もいない俺を

Blue Moon ブルームーン
You knew just what I was there for 君は分かっていうだろう 俺がなぜここに立っているのか 
You heard me saying a prayer for 俺がどんなことを祈ったか そこで聞いたはずだ
Someone I really could care for 心から願っているんだ 誰かこの願いを叶えてくれる女性が現れて欲しいと 

And then there suddenly appeared before me すると突然女性が俺の前に現れたんだ
The only one my arms will ever hold この腕で永遠に抱きしめていたいと思える女性が
I heard somebody whisper please adore me 誰かがこう囁くのが聞こえた 「お願い 私を愛して」 と
And when I looked to the Moon it turned to gold それを聞いた途端 月が黄金に輝いて見えたんだ

Blue Moon ブルームーン
Now I’m no longer alone 今、俺はもう一人じゃない
Without a dream in my heart 心に何の夢もなかった俺だけど
Without a love of my own 共に生きていく女性のいなかった俺だけど 

And then there suddenly appeared before me すると突然女性が俺の前に現れたんだ
The only one my arms will ever hold この腕で永遠に抱きしめていたいと思える女性が
I heard somebody whisper please adore me 誰かがこう囁くのが聞こえた 「お願い 私を愛して」 と
And when I looked the Moon had turned to gold それを聞いた途端 月が黄金に輝いて見えたんだ

Blue moon ブルームーン 蒼い月よ
Now I’m no longer alone 今、俺はもう一人じゃない
Without a dream in my heart 心に何の夢もなかった俺に 
Without a love of my own 共に生きていく女性のいなかった俺に
Now I have a girl of my own 今はそう思える女性がいる

作詞のロレンツ・ハートは観るチャンスの少ない 「Blue Moon」 を奇跡を予感させるメタファーとして
使っているのですね。 ぼくは潤子さんの「夜空を見て!」という声を幻聴したけど、歌の孤独な男は
幻聴と幻視をくりかえしたりして..... 8月16日のゴタゴタ以来の2週間、孤独感と疎外感に苛まれて
いたブルーなぼくは 「夜空を見て!」 との力強いコメントと、添えられたこの曲に背中を押されて立
ち直ることができたのです。 ブルームーンを告知してくれた潤子さんに感謝!

追伸:メタファーと言えばかってご案内した白州正子著 「西行」 を完読されたでしょうか。 あの中に月
を詠んだ歌が数首出てきますが、西行は秘かに想いを寄せていた待賢門院璋子と再会するメタファー
としていたようです。 月影に面影を見たり、面影は見えないけど月影から彼女の声が聞こえてきたり、
あまつさえ数年に一度という Blue Moon の時は奇跡が起こったのでしょうか。 訳詞の”俺“ を“西行“ 、
”女性”を”待賢門院璋子” に置き換えると歌詞の普遍性が分かります。

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海を見ていた午後

2018-08-12 14:52:28 | 日記
潤子さん、こんにちは 残暑が厳しいというか猛暑が続いていますが、お元気でお過ごしの
ことと思います。 昨日思い立って一人で海を見に行ってきたのでご報告します。

自宅から60分で鎌倉駅に到着。 そこから江ノ電で長谷駅下車、唱歌 【鎌倉】 に出てくる古刹
長谷寺の観音様をお参りしました。 潤子さんは5年前の5月に参詣され写経をしていましたね。
ぼくは10年くらい前、紫陽花の季節に来たことがあります。 汗びっしょりだったけど、テラスは
鎌倉の街並みと由比ヶ浜を眼下におさめて海風が通るので心地がよい。 散策路入口にある
小さな池では一輪の花が迎えて、境内で見かけたたったひとつの花でした。
   

散策路では樹間から由比ヶ浜に寄せる白い波と海水浴を楽しむ人たちが芥子粒ように、その
奥には三浦半島の山々見てとれます。 散策路からテラスに戻り長谷寺のレストランでランチ。
貨物船は見えないけど晴れた日には三浦三崎も見えるそうで、”岬”と”三崎”の違いは
ありますが、はからずも 「海を見ていた午後」 になって仕合わせでした。
水中観光船(にじいろさかな号)が懐かしくありませんか
  
長谷駅から江の島へ向かいます。 潤子さんが5年前に高台のレストランからアップされた
暮れなずむ七里ヶ浜と江の島と富士山のシルエットを取り込んだ構図は
七里ヶ浜哀歌】 が聞こえてくるようないい写真でしたね。
↑高台のレストランが見えてきませんか。
ぼくは車窓からパチリ。
 

江の島駅で下車、まっすぐ片瀬海岸の海水浴場へ。 週に一度くらい夜釣りに出かけますが、
埠頭ですから、立秋過ぎの渚に立ってみたくて。 なにかパワーをもらったような気がします。
そしてパワースポット江の島へ。 海を隔てた向こうに通ってきた稲村ヶ崎や七里ヶ浜、手前
には2年後の東京オリンピックで10種目のヨット競技の基地になる江の島のヨットハ-バーが。
岩屋に下りるをやめて、行ったことがないヨットハ-バーへ向かいました。そのたたずまいは
印象派の絵画というか、北フランスのオンフールを想わせるのです。
    

30分ほど沖合の帆走を見てから、帰ろうと立ち上がると目の前を2艇のヨットが追い風を受け
て港を出て行くところでした。 最近発見した潤子さんが歌う 【Bridge Over Troubled Water
の次の部分が頭に浮かびましたよ。
Sail on Silver Girl,
Sail on by

Your time has come to shine
All your dreams are on their way
See how they shine

If you need a friend
I'm sailing right behind

Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
   

ただ自分のなかで歌詞の“Silver Girl”を“Silver Boy”に置き換えて聞いているのです。
(どうして?・・・)
終戦記念日が近づくとあの日を思い出します。 あの時、波立つ海に”コメントの内容を規制
するつもりは毛頭ありません
。”との力強いコメントで ”Bridge Over Troubled Water” を架け
ていただいたような気して… だから敢えて”Girl”を”Boy”に変えてこう訳します。

Sail on Silver Boy, ・・・ こぎだして 銀の少年よ
Sail on by ・・・ 帆を上げるのよ
Your time has come to shine ・・・ 今こそあなたの輝く時
All your dreams are on their way ・・・ あなたの夢はあの浪路の途上に
See how they shine ・・・ その輝きが分かりますか

If you need a friend ・・・ 友が必要な時は、振り返ってみて
I'm sailing right behind ・・・ 私はあなたのすぐ後にいるから
Like a bridge over troubled water ・・・ 激流に架かる橋のように
I will ease your mind ・・・ 私が心の支えになるから
Like a bridge over troubled water ・・・ そう、荒海に架かる橋のように
I will ease your mind ・・・ 私が心の支えになるから

ヨットハーバーに行って本当によかったです。 パワースポット? なにかのお導きでしょうか…
ちなみに“Silver Girl”は頭髪に白髪を見つけ大騒ぎをしているポール・サイモンの妻がヒント
になったみたいです。

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