歌手・山本潤子さんのオフィシャルブログを読んで

写真付きで、コメント、メッセージ、随想等を記す

冬の華を求めて

2017-02-23 20:33:04 | 日記
潤子さん、こんばんは お変わりありませんでしょうか。
18日から21日まで札幌へ行ってきました。 独身時代の5年間を札幌で過ごしたからでしょうか
彼の地への思いやみがたく、毎年来ているような感じなんです。 新千歳空港から列車で小樽へ。
気温はマイナス5度、小樽運河にあるスープカレー専門店で潤子さんが 2012/08/03 に美瑛で
食されたスープカレーの写真を頭に描きながらの昼食だったけど、体がホコホコ温まりましたよ。
この齢になってスープカレーを体験出来るなんて! 
   
札幌へ戻り、駅前の通りを徒歩で中島公園にあるホテルを目指します。 地下鉄南北線を利用
すれば楽なのですが、今回のコンセプトは”雪の札幌を歩く”ということで、駅前からすすき野を
通り、中島公園に至る道を行きます。 歩道は人影もまばらで、地元の人や観光客はすすき野
の交差点まで通じている地下道を歩いているんです。 右に道庁を見ながらしばらく歩くとビル
の壁に「2017冬季アジア札幌大会2月19日~26日」と書かれた懸垂幕が。
 
 
19日はホテルから歩いて北海道大学付属植物園内にある温室を目指します。 街角に舞う雪
に身を清められているような気がする朝の静寂。 日曜日で温室は閉園でした。 植物園から
歩いて40分、北海道大学のキャンパスにある総合博物館を見学してから、北大のシンボルに
なっているポプラ並木へ。 50本あったポプラは2004年の台風で32本に減ってしまったそうで、
そのあとに若木が植えられています。
   
北大から歩いて40分、サッポロビール園のジンギスカンホールで昼食。 50年前札幌勤務に
なった年に開園していますが、会社の近くにあったのにジンギスカンは野外で食べるものと
思っていましたから行ったことがありませんでした。 ビール園から 「サッポロファクトリー
まで歩き、商業施設で小日向文世主演の映画 「サバイバルファミリー」 を観てから、ホテルまで
歩きました。 途中、ススキの交差点で40数年前の夏、潤子さんが手を上げている場所から写真を
一枚。 季節は真逆で上島コーヒーはマクドナルドに変わってしまったけど、20代の頃ここで飲んだ
コーヒーがなつかしくて、2014-3-14 にご紹したように武蔵小山に行くと上島珈琲店へ寄ります。
    

20日はホテルから中島公園にある北海道文学館へ。 園内の要所に私服警官が立っている
のできいてみると、アジア大会の開会式に天皇の名代で出席した皇太子が札幌パークホテル
に宿泊しているのだとか。 このホテルにあったボーリング場で縫製工場の縫子さんたちと
ゲームを楽しんだ思い出があって、50年前と同じたたずまいの札幌パークホテルを見上げて
しまいました。 豊平川をわたり学園前駅から地下鉄を利用して月寒体育館で女子のアイス
ホッケータイVS香港、中国VSカザフスタン、日本VS韓国の三試合を観戦。 アイスホッケー
が格闘技であることが実感できましたよ。 22時新札幌駅にあるホテルにチェックイン。
 

21日、2015-01-14 に宿泊したことがあるホテルの窓から雪景色を記念におさめ、再訪できる
ように祈念。 札幌駅近くの展望がきく回転寿司でランチ。 すすき野に出てブラッド・ピットが
主演の映画「マリアンヌ」を観てから、地下道を歩き札幌駅へ。 飛行機が一時間遅れで自宅
に着いたのは23時でした。 雪の舞う札幌で命の洗濯ができたような気分です。
  

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奥多摩の森

2017-02-07 22:00:44 | 日記
潤子さん、こんばんは
一昨日、ご地元の二子玉川へ渡り鳥のカモを見に行きましたが、昨夜NHKのBSプレミアムで、
ワイルドライフ 「東京 奥多摩の山々 源流の森にクマタカが舞う」 というドキュメンタリーを
やっていました。 ご覧になりましたでしょうか。 東京都民の母なる川、清流多摩川は都民の
飲料水のうち20%をまかなっているんですね。 世田谷区の玉川地区にお住まいの潤子さん
は毎朝多摩川の水で洗顔されているのではないでしょうか。 3年前多摩川の河川敷をウォー
キングされていたころアップされたこの写真の右の方に水道施設と書かれた標識が立ってい
ましたね。 ワイヤーのヘンスで囲まれた施設とおぼしきあたりは一面の葦原でヨシキリが鳴い
ていました。 葦原の下に浄水装置が埋設されているようです。

番組のホームページに次のようなガイダンスが。
東京都心から西に60キロ、多摩川源流域にあたる奥多摩の森には、東京とは思えない豊かな
自然がある。 サルやシカ、アナグマ、さらにはツキノワグマやイノシシ、特別天然記念物のカモ
シカまでもが姿を現す。 中でも生態系の頂点に立つクマタカは、この森の象徴的存在だ。 豊か
な森の恵みがあればこそ、ヒナを育てられるのだ。 その貴重な生態をはじめとして、さまざまな
野生動物が、いきいきと暮らす森の自然を、四季を通して追った。


放送では多摩川源流域の森には20羽ほどのクマタカが生息していて、国内でもクマタカの密度
が高い地域と紹介されていました。 食物連鎖の頂点に立つクマタカは羽を広げると160センチの
猛禽類で、3年に1度くらいしか繁殖に成功しない絶滅危惧種なのです。 映像で興味深かったの
は雄の求愛のソアリング(滑空)でした。 上昇気流に乗ってソアリングをしているメスを意識して、
急降下から側転して急上昇とその飛翔能力をアッピールするのです。 メスにとっての関心事は
オスの”みてくれ”よりも獲物を捕まえて来る飛翔能力で、人間でいえば生活力があるとか。

クマタカの他にはカワカラス、シジュウカラ、カケス、アカゲラ、ヤマガラ、オオルリ等の野鳥が紹介
されていたけど、一番面白かったのはオオルリの生態でした。 自然界のオオルリを見たことはあり
ませんが①オスと②メスではまったく羽毛の色が違うのですね。 カワセミは雌雄の区別がつかない
ほど似ているのに。 メスが餌を与えているのはカッコウの仲間ジュウイチの雛で、巣を留守にして
いる隙にジュウイチがオオルリの卵を放り出して自分の卵を産み落としたのでしょう。 カッコウ属に
は托卵という習性があるのだとか。 そういえばホトトギスもそうでしたね。
     ①         ②        ③
  

映像ではジュウイチの雛の翼の肩の部分に羽毛がなくて、嘴と同じ色をした地肌がのぞいていました。
解説によると餌をもらうとき、この黄色い地肌をオオルリに見せることによって、まだ僕の後ろには2羽
の兄弟が口をあけて待っているんだからドンドン餌を運んでと、アッピールしているのだとか。 そうで
あれば自然の妙というか神秘というか奇蹟。 万物が宇宙の所産であることが実感できましたよ。
もう一つの自然の妙の例としてケケスとアリの関係が紹介されていました。 まず人工林の切り株を巣
にした蟻(アリ)を食べに自然林からやってくる④アカゲラが出てきます。 次に出てくるのが⑤カケスで、
一見蟻を食べているようで、実は嘴でつまんで放り上げているのです。 怒った蟻は尾羽から集団で
取り付いて来るも蟻が威嚇のために放出する液体を浴びるのが目的だからカケスは逃げません。 
こういう行為を蟻浴と呼ぶそうですが、その効用はまだ定まっていないようです。 
    ④         ⑤
  

いずれにしても日本の大型野生動物であるシカ、アナグマ、ツキノワグマ、イノシシ、クマタカが共生して
いる地域は奥多摩の森だけだそうですよ。 豊かな森の証左といえるのではないでしょうか。 そしてその
森から発する多摩川が豊かな川で、都民に愛される由縁しょう。
今日は音楽に代えて「クマタカとカラスの戦い」をご紹介します。
 

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春のたより

2017-02-06 20:38:59 | 日記
潤子さん、こんばんは 昨日の東京は久々にお湿り程度の雨でした。
立春といえば梅の便りでしょうか。 昨日、何か月ぶりで駒沢公園へ行ったら梅が咲いていました。
ときおり雨がポツリと降ってきたけど、午前中は晴天だったからでしょうか、傘をさしている人は
見当たりません。 公園事務所でドックラン使用の登録証を更新してから園内をウォーキンウ後
車で二子玉川へ向かいます。
 
二子玉川までは駒沢通りで直通なんですね。 二子玉川ライズのP1の入口でぼくと柴犬は車を
下りて、家人が駐車場へ。 落ち合う場所へ向かう途中、駐輪場の壁に「数字で知る二子玉川」
というビラが貼ってありました。 二子玉川でマガモ、コガモ、カルガモ、ヒドリガモ、ハシヒロガモ、
オナガガモ、スズガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモの10種類の鴨が見られるそうです。 
 
何種類見れるかなと兵庫島へ行ってみたけど鴨はいませんでした。 雨が降らないので減水で、
鴨が警戒して寄ってこないのかもしれません。 茶店跡近くにある梅の木も春の到来を告げ
ていて、茶店は彼岸の頃建つのだけど、犬好きの店主との再会が今から楽しみなのです。
兵庫島の河川敷で犬のリードを外して30分くらい遊ばせ後、二子玉川駅へ戻りました。

マックのテラス席でコーヒータイム。 ポテトチップスの欠片を鳩に放ってやります。 西大井の
駅前にあるマックでは雀なんですが。 柴犬は誰かかまってくれる人が来ないかなと改札口の
方ばかり見ています。 店内から出てきた女性の「 かわいい! 」という声に振り向いて彼女を
見上げる柴犬。 犬はいうまでもなく飼い主も癒されるというか、三方百円得みたいな感じかな。 
   
家人が車を出してくるのを駐車場の出口で柴犬を待っていると、向こうから傘をさした女性が
やってきて、濡れたペイブメントに映る影がしっとりと潤んでいて、思わずカメラを向けてしまい
ました。 冷たい雨だったけど暦の上では春雨なのですね。
今日の一曲は出合った寒明けの雨にちなみ野口雨情の 【雨降りお月さん】 をお届けします。
  

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立春

2017-02-05 11:40:42 | 日記
潤子さん、こんにちは いかがお過ごしでしょうか。 
昨日は立春でした。 風も弱く快晴だったので川崎港へ春の夕暮れを撮りにいきました。
釣り竿を持参で15時に東扇島西公園へ到着すると、土曜日に穏やかな立春が重なった
からでしょうか、釣り場は混みあっていて、房総半島の上空は春霞におおわれています。 


2時間ほど釣りをするも釣果なく、①5時過ぎ太陽が地平線に接する頃に帰り支度をはじめ、
②しばらくすると、対岸の空はオレンジに染まります。 ③日没から30分経過した黄昏とき、
首都高湾岸線の照明が灯り、その向こうに富士山のシルエットと丹沢山系の稜線がくっきり。
④カートを曳いて釣り場を離れるとき、振り返るとぼくのすぐあとにやってきた男性とそのお
孫さんは夜釣りをやる気配でうらやましかった。
    ①         ②         ③         ④
   

ということで、立春を詠った和歌を二首をご紹介います。
久方の 天の香具山 この夕へ 霞たなびく 春立つらしも~柿本人麻呂歌集
(天の香具山に、今日の夕方はじめて霞がかかっている。ああ、これでいよいよ春になったようだ。)
あらたまの 年行き返り 春立たば まづ我が宿に 鴬は鳴け~大伴家持
(年があらたまって、立春になったなら、鴬よ、まずは私の庭先で鳴いてくれ。)

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