神泉小学校ブログ

学校の様子を伝えます。

裸祭り参加・見学

2021-11-30 11:45:44 | 神泉の自慢の授業

 11月19日(金)に有氏神社の盤台祭り、通称「裸祭り」への参加・見学を行いました。この祭りは武蔵七党児玉党の祖、有道維行を祀るといわれている有氏神社で11月19日に行われるものです。白ふんどし姿になった氏子が、赤飯の入った盤台を高々と持ち上げ、「上げろ、下げろ」の掛け声に合わせて、もみあいながら盤台を上下させ、盤台の中の赤飯を四方にまきます。そして、この赤飯を食べると、その年の厄払いができるという祭りです。前日に保存会の会長で本校の学校応援団であるKさんが来校し、参加する3・4年生に赤飯が入った盤台を担ぐ練習を指導してくれました。

 かけ声と盤台を上下するタイミングが大切だということで、「上げろ、さげろ。」のかけ声に対応して盤台を上下させることを繰り返し行いました。

当日は道の駅でタクシーに降ろしてもらい、有氏神社に向かいました。

最初に儀式を行いました。神主様から祝詞をいただき、神様へお祈りを捧げました。

最初に白ふんどしの保存会の方々が担ぎました。

この後、本校の3・4年生が担ぎました。

御利益のある赤飯をまいています。

米だらけです。一生懸命頑張った証です。

サプライズで1・2年生も参加できることになりました。本校の1・2年生はかけ声が大きく、祭りが盛り上がりました。

 

 本年度から「地域の人々が受け継いできた文化財や年中行事の様子や、それらには地域の生産活動やまちの発展、人々のまとまりなどへの願いが込められていることを理解し、地域社会に対する誇りと愛情をもつ(かしこく)。地域の人々が受け継いできた文化財や年中行事から学習問題を見出し、調査したり、保存・継承に携わる人から聞いたりして調べたことをもとに自分たちにできることを考える(かしこく)。」をめあてとして学校教育目標に関連付け、学校行事に位置付けました。地元に残る伝統をいつまでも守り続けられる子供たちに育てたいと考えております。

 

 

 

 


神川中学校社会体験チャレンジ

2021-11-26 16:04:16 | 神泉の自慢の授業

 11月16日(火)から18日(木)までの3日間、本校の卒業生の神川中生徒が3人、社会体験チャレンジ事業のため本校で体験実習を行いました。年齢は6年生と1歳しか違いませんが、子供たちには「先生」と呼ばせるので、「先生」としての心構えを教え、3日間で実のある実習になるよう頑張ってほしいと話をしました。

最初に校長室で、校長先生に3日間の実習に対する自分の考えやめあてを話しました。

基本的には授業に入り、先生の助手をしたり、子供達の支援をしたりしました。

その他、公務員さんの仕事の補助で庭の落ち葉掃きや草むしりを行いました。また、図書館の整理整頓、給食の準備等を行いました。

最終日の最後の時間は学活の時間として全校の児童とお別れ会をしました。この時間だけは小学校時代にかえったように思いきり楽しんでいました。

 

最後に3日間の感想を言い、しっかりお礼のあいさつができました。

 

全員で記念撮影を撮りました。

 

 この事業は中学生に望ましい職業観や勤労観を育むことを目的として行われるものであります。現代の子供たちは自己肯定感が低く自分に自信が持てない者が多いとされています。この事業は自分には何ができるのか、何が得意なのか、そういう一面を見つける良い機会でもあると思います。中学生たちにはこの3日間で得た財産をこれからの学校生活に生かしてもらえたらよいと思います。


家庭教育学級(人権教育研修会)

2021-11-25 11:41:23 | 神泉の自慢の授業

 11月15日(月)に家庭教育学級の一環として人権教育研修会が行われました。講師は東京学芸大学准教授 大澤千恵子先生をお招きし、「児童文学が教えてくれること~自分と他人の尊厳に気づく物語~」を演題にご講演をいただきました。

校長先生が講師のご紹介をしました。大澤先生は以前寄居町の男衾小学校に勤務していたことがあり、校長先生も男衾小学校に勤めたことがあることから、知り合いの先生を通して紹介していただいたそうです。主人公が人間的に成長していく過程を通して人権的な感覚を身につけていく物語を読み解く新たな視点についてご講演をいただきました。

 

大澤先生は有名な3つの物語「アラジン」「シンデレラ」「ハリーポッター」を例に挙げてお話をしてくださいました。

 

視点を変えた物語の解釈なのでとても新鮮でした。

 

最後に核心をついた質問も出ました。

 

 ほとんどの物語は主人公は最初、課題を抱え、人間的に成長していない(人権感覚も育っていない)場合が多いそうです。しかし、一つのきっかけで自分に自信を持ち、加えて影響を与える人物に出会ってから、主人公の人間的な成長が始まります。そして、最後には自分の尊厳を認めることができたことで、他者の尊厳も認めることができるようになるという講演の内容でした。児童文学である「アラジン」「シンデレラ」「ハリーポッター」は書かれた年代も著者も違うのに全てに共通する事象があるのだそうです。それが前述の「絶対的な自己肯定感に基づく他者の肯定」です。しかし、なぜそのようなことが起きるのでしょうか?それは無意識の中にあるその先の集合的な意識の中から物語が紡がれているからだそうなのです。児童文学は奥が深いです。


持久走大会試走

2021-11-24 14:18:03 | 神泉の自慢の授業

 本校を見下ろす大神山も紅葉に彩られてきました。

 

 11月25日(木)の持久走大会に向けて、11月19日(金)、24日(水)に試走を行いました。子供たちは1か月間培ってきた力を、一生懸命発揮していました。

まず、グラウンドを一周走り、学校の外に出ていきます。

 

一番苦しい往路の中居団地前です。まだまだ一進一退です。

 

折り返し地点を過ぎました。走る距離が違うので各学年で折り返し地点が違います。

 

学校内に入りました。ラストスパートです。力強いフォームで力を出し切っています。

 

 子供たちはこの一か月間本当によく練習してきました。また、モチベーションを保つために、各担任も一人一人に、記録の面や技術的な事等様々な声かけをしてきました。さあ、いよいよ11月25日(木)は本番です。最高記録を出せるように体調を万全にして頑張ってほしいです。


11月の全校朝会

2021-11-22 16:24:26 | 神泉の自慢の授業

 11月10日(水)に全校朝会がありました。11月14日の「埼玉県民の日」の日ができた理由についてお話をしていただきました。

 まず、校長先生が以前に勤められていた「埼玉県立文書館」の紹介から入り、埼玉県ができた証拠の資料がここにある話をされました。

 埼玉県ができたのは明治時代。その劇的な時代の変化がどのようなものであったのか、2つの絵を見て想像させました。

 

明治時代の前の江戸時代は埼玉県は「武蔵の国」と言われていました。

それを明治になってから「県」にしたのですね。今の埼玉県の中にこんなに県があったのです。

これでは大変多いということで1871年の11月に今の埼玉県は入間県と埼玉県に分かれました。ここは入間県に属しました。その証拠がこの「太政官日誌」です。

その後、1873年に埼玉県は熊谷県と埼玉県、1876年に今の埼玉県になりました。

 

 11月14日は「埼玉県民の日」です。この日は1871年11月14日に埼玉県と入間県が生まれて100年目を記念して1971年11月14日に制定されました。そして、今年はちょうど埼玉県が誕生して150年目に当たります。

 

 

 去年、今年と土曜、日曜日だったので、休日とはなりませんでしたが、子供たちに「埼玉県がいかにして生まれたのか。その根拠はどんなものであったのか。」ということを考えさせるとその背景にある歴史も見えてきます。大変勉強になるお話でした。