職場で1日2つの四字熟語を勉強することになった。
≪今週の四字熟語≫
◇因果応報(いんがおうほう)
前世や過去の行いの善悪に応じて、さまざまな結果を報いとして受けること。
例文:江戸時代の小説には、因果応報を描いたものが多い。
◇一長一短(いっちょういったん)=一得一失(いっとくいっしつ)=一利一害(いちりいちがい)
長所もあれば所もあること。完全ではないこと。
例文:会社側の再建案には一長一短があって、組合としては、納得できるものではなかった。
◇有為転変(ういてんぺん)=有為無常(ういむじょう)=諸行無常(しょぎょうむじょう)
世の中の物事が、常に変化して同じ状態にはとどまっていないということ。
例文:日本の中世の文学作品には、有為転変の無常観を表現したものが多い。
◇有象無象(うぞうむぞう)
種種雑多なつまらない物や、くだらない人間。
例文:わけのわからない有象無象の言葉など信用するな。
◇海千山千(うみせんやません)
世の中の苦い経験を十分に積み、社会の裏側や人間の暗部に通じていて、ずるがしいこと。また、そのようにしたたかな人間。
例文:いつも愛想のいい顔をしているあの営業部長は海千山千のくわせ者だから、一筋縄ではいかないよ。
◇雲煙過眼(うんえんかがん)
雲やかすみが、目の前を過ぎてしまうと心に残らないように、物事に深く執着しないこと。
例文:伯父は若いころから、名利にとらわれない雲煙過眼の生活を理想としていた。
◇一蓮托生(いちれんたくしょう)
物事の善悪や結果にかかわらず、一緒の行動をとって運命をともにすること。
例文:こうなったら一蓮托生だ。みんなで覚悟を決めよう。
◇隠忍自重(いんにんじちょう)
苦しみを外に表さずじっと耐え忍び、軽はずみな行動を慎むこと。