今週の職場学習ー「慣用語」
◇一計を案じる(いっけいをあんじる):目的を達成するために策を考え出す。
例:開発を迅速に進めるために一計を案じる。
◇一線を画する(かくする):立場や主義をはっきりさせ、安易な妥協をしない。
例:彼とは親しいが、この件に関しては一線を画している。
◇現を抜かす(うつつをぬかす):なすべきことを忘れるほど何かに夢中になる。
例:テレビに現を抜かし、学業を怠る。 「現」は正気の意。
◇腕が利く:あることに優れた技能や技術を発揮することができる。
例:彼は近ごろ珍しく腕が利く職人だ。
◇倦まず撓まず(うまずたゆまず):途中で飽きたり投げ出したりせずに、努力し続けるさま。
例:倦まず撓まず博士論文を完成させたい。
◇悦に入る(えつにはいる):物事がうまくいき、内心で満足している。
例:周囲は不機嫌なのに、彼だけ一人悦に入っている。
◇お百度を踏む(おひゃくどをふむ):頼み事を受け入れてもらうために、同じ所を何回となく訪問する。
例:お百度を踏んで、なんとか契約にこぎつけた。
◇顔が利く(かおがきく):顔見知りでなじみが深く何かと無理が通る。
例:給料前だけど、あそこなら顔が利くから何とかなるさ。
◇押えが利く:相手の意のままに従わせたり、集団を統率したりすることができる。
例:今度のプロジェクトの責任者は、よほど押えが利く奴でないと務まらない。
◇数でこなす:一個当たりの利益は小さくても、大量に売ることで採算がとれるようにする。
例:この商品は薄利だが、数でこなして利益を取ろう。