釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月18日 当たるけど…苦戦

2017年05月18日 | 日記
午前中は、親父の祥月命日でもあったので、和尚さんの念仏に合わせて、仏壇に手を合わせる。

午後からは、昨日の赤潮がどうなったか、船を出してみる予定にしていた。

「お久しぶりです。日高です。午後から乗れますか」

「大丈夫ですけど、実は昨日赤潮が見られています。今日の釣果は、厳しいことも考えられます」

今の状況を説明して、午後から一緒にポイントを目指した。

「古い魚礁が崩れているポイントがあります。そこから入ってみましょうか」

「了解です。」

ポイントを目指して走る途中も、潮の色が気になる。

潮は緑色した菜っ葉潮、下り潮が南に0.6ノット前後で流れている。

ポイントに入ると、直ぐに魚探を確認する。

「ベイトは、海底付近に見られますね。やってみましょう」

日高さんが竿を出して、釣り開始。

一流しが終わったところで「何か、触ってくるんですけど、乗らない」

日高さんの竿先を見ていると、コンコン、コンコンと、小刻みに竿先を叩くアタリが来る。

「このアタリが、さっきからずっと有るけど、正体が知りたい」

魚礁の北の端、南の端と流すコースを変えてみるが、なかなか針に乗らない。

「別のポイントに行ってみましょう」

少し深場を目指して、船を走らせる。

「ここは、瀬が連なって上がり下がりを繰り返します。瀬掛かりに気をつけてくださいね」

ここでも、同じようなアタリが続いて来る。

「くっそー、悩むなー。来い、ヒットしてこい」

2流し目に入る前に、ポイントを北に移動。

「此処は、瀬の駆け上がりがポイントになります。上がり下がりが大きいですから、瀬掛かりしたら、殆ど取れません」

此処では、私も一緒に竿だしした。

すると、私にアタリが来た。

ドラッグ音がなり、期待が膨らんだ。

しかし、上がってきたのはウミゴイ(オジサン)だった。



「残念、期待は持たせてくれたけどね…」

二流し目にはいると、風が緩い南東に変わり、船が流れるコースも北西方向から真北方向に変わる。

日高さんにアタリが来た。



「良い引きしてますか」

「もしかして、オジサンかも」



日高さんの予想どおり、上がってきたのはオジサンだった。

「もう一度、ポイントを変えましょう」

「はい、そうですね」

「今度は、小さい瀬がポツン、ポツンと有ります。多分ベイトは居ると思います」

ポイントに向かう途中で、船仲間の漁師さんのSさんの船が見えた。

近付くと、竿を2本出している。

「釣れてますか」

「イサキが釣れ始めました」



見ていると、イサキが針掛かりして上がってくる。

「こんな潮の時は、餌釣りが有利かな」

二人で羨ましく見ていた。

「ポイントに行って、頑張りましょう」

魚探でベイトの様子を見てみると、海底から少し浮き上がったベイトボールが繋がっている。

「頑張りましょう」

すると、日高さんにアタリが来た。



結構な引きを見せている。

「オジサンでは有りませんように」



上がってきたのは、40センチ近い良型の鰺。

リーダーが、尾びれに巻き付いている。

「これは、逃げられませんね」

「何とか、刺身が釣れました」

今日も、釣りの途中で赤潮が確認された。

「潮目に赤潮が有りますね」

日高さんも赤潮を確認して、潮の状況が余り良くない事を懸念されている。

その中での、良型の鰺。

「少しだけ、ホッとしました」

「こんな日もあります。また、頑張りますよ」

日高さんの笑顔に、救われた気がした。

「ありがとうございます」

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