午前中は、親父の祥月命日でもあったので、和尚さんの念仏に合わせて、仏壇に手を合わせる。
午後からは、昨日の赤潮がどうなったか、船を出してみる予定にしていた。
「お久しぶりです。日高です。午後から乗れますか」
「大丈夫ですけど、実は昨日赤潮が見られています。今日の釣果は、厳しいことも考えられます」
今の状況を説明して、午後から一緒にポイントを目指した。
「古い魚礁が崩れているポイントがあります。そこから入ってみましょうか」
「了解です。」
ポイントを目指して走る途中も、潮の色が気になる。
潮は緑色した菜っ葉潮、下り潮が南に0.6ノット前後で流れている。
ポイントに入ると、直ぐに魚探を確認する。
「ベイトは、海底付近に見られますね。やってみましょう」
日高さんが竿を出して、釣り開始。
一流しが終わったところで「何か、触ってくるんですけど、乗らない」
日高さんの竿先を見ていると、コンコン、コンコンと、小刻みに竿先を叩くアタリが来る。
「このアタリが、さっきからずっと有るけど、正体が知りたい」
魚礁の北の端、南の端と流すコースを変えてみるが、なかなか針に乗らない。
「別のポイントに行ってみましょう」
少し深場を目指して、船を走らせる。
「ここは、瀬が連なって上がり下がりを繰り返します。瀬掛かりに気をつけてくださいね」
ここでも、同じようなアタリが続いて来る。
「くっそー、悩むなー。来い、ヒットしてこい」
2流し目に入る前に、ポイントを北に移動。
「此処は、瀬の駆け上がりがポイントになります。上がり下がりが大きいですから、瀬掛かりしたら、殆ど取れません」
此処では、私も一緒に竿だしした。
すると、私にアタリが来た。
ドラッグ音がなり、期待が膨らんだ。
しかし、上がってきたのはウミゴイ(オジサン)だった。
「残念、期待は持たせてくれたけどね…」
二流し目にはいると、風が緩い南東に変わり、船が流れるコースも北西方向から真北方向に変わる。
日高さんにアタリが来た。
「良い引きしてますか」
「もしかして、オジサンかも」
日高さんの予想どおり、上がってきたのはオジサンだった。
「もう一度、ポイントを変えましょう」
「はい、そうですね」
「今度は、小さい瀬がポツン、ポツンと有ります。多分ベイトは居ると思います」
ポイントに向かう途中で、船仲間の漁師さんのSさんの船が見えた。
近付くと、竿を2本出している。
「釣れてますか」
「イサキが釣れ始めました」
見ていると、イサキが針掛かりして上がってくる。
「こんな潮の時は、餌釣りが有利かな」
二人で羨ましく見ていた。
「ポイントに行って、頑張りましょう」
魚探でベイトの様子を見てみると、海底から少し浮き上がったベイトボールが繋がっている。
「頑張りましょう」
すると、日高さんにアタリが来た。
結構な引きを見せている。
「オジサンでは有りませんように」
上がってきたのは、40センチ近い良型の鰺。
リーダーが、尾びれに巻き付いている。
「これは、逃げられませんね」
「何とか、刺身が釣れました」
今日も、釣りの途中で赤潮が確認された。
「潮目に赤潮が有りますね」
日高さんも赤潮を確認して、潮の状況が余り良くない事を懸念されている。
その中での、良型の鰺。
「少しだけ、ホッとしました」
「こんな日もあります。また、頑張りますよ」
日高さんの笑顔に、救われた気がした。
「ありがとうございます」
午後からは、昨日の赤潮がどうなったか、船を出してみる予定にしていた。
「お久しぶりです。日高です。午後から乗れますか」
「大丈夫ですけど、実は昨日赤潮が見られています。今日の釣果は、厳しいことも考えられます」
今の状況を説明して、午後から一緒にポイントを目指した。
「古い魚礁が崩れているポイントがあります。そこから入ってみましょうか」
「了解です。」
ポイントを目指して走る途中も、潮の色が気になる。
潮は緑色した菜っ葉潮、下り潮が南に0.6ノット前後で流れている。
ポイントに入ると、直ぐに魚探を確認する。
「ベイトは、海底付近に見られますね。やってみましょう」
日高さんが竿を出して、釣り開始。
一流しが終わったところで「何か、触ってくるんですけど、乗らない」
日高さんの竿先を見ていると、コンコン、コンコンと、小刻みに竿先を叩くアタリが来る。
「このアタリが、さっきからずっと有るけど、正体が知りたい」
魚礁の北の端、南の端と流すコースを変えてみるが、なかなか針に乗らない。
「別のポイントに行ってみましょう」
少し深場を目指して、船を走らせる。
「ここは、瀬が連なって上がり下がりを繰り返します。瀬掛かりに気をつけてくださいね」
ここでも、同じようなアタリが続いて来る。
「くっそー、悩むなー。来い、ヒットしてこい」
2流し目に入る前に、ポイントを北に移動。
「此処は、瀬の駆け上がりがポイントになります。上がり下がりが大きいですから、瀬掛かりしたら、殆ど取れません」
此処では、私も一緒に竿だしした。
すると、私にアタリが来た。
ドラッグ音がなり、期待が膨らんだ。
しかし、上がってきたのはウミゴイ(オジサン)だった。
「残念、期待は持たせてくれたけどね…」
二流し目にはいると、風が緩い南東に変わり、船が流れるコースも北西方向から真北方向に変わる。
日高さんにアタリが来た。
「良い引きしてますか」
「もしかして、オジサンかも」
日高さんの予想どおり、上がってきたのはオジサンだった。
「もう一度、ポイントを変えましょう」
「はい、そうですね」
「今度は、小さい瀬がポツン、ポツンと有ります。多分ベイトは居ると思います」
ポイントに向かう途中で、船仲間の漁師さんのSさんの船が見えた。
近付くと、竿を2本出している。
「釣れてますか」
「イサキが釣れ始めました」
見ていると、イサキが針掛かりして上がってくる。
「こんな潮の時は、餌釣りが有利かな」
二人で羨ましく見ていた。
「ポイントに行って、頑張りましょう」
魚探でベイトの様子を見てみると、海底から少し浮き上がったベイトボールが繋がっている。
「頑張りましょう」
すると、日高さんにアタリが来た。
結構な引きを見せている。
「オジサンでは有りませんように」
上がってきたのは、40センチ近い良型の鰺。
リーダーが、尾びれに巻き付いている。
「これは、逃げられませんね」
「何とか、刺身が釣れました」
今日も、釣りの途中で赤潮が確認された。
「潮目に赤潮が有りますね」
日高さんも赤潮を確認して、潮の状況が余り良くない事を懸念されている。
その中での、良型の鰺。
「少しだけ、ホッとしました」
「こんな日もあります。また、頑張りますよ」
日高さんの笑顔に、救われた気がした。
「ありがとうございます」