アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

白内障手術体験記 その6 <おまけ・付き添い人から>

2022-06-08 08:37:57 | 白内障手術体験記
白内障手術体験記 その6 <おまけ・付き添い人から>

カフェという仕事をしているとさまざまな情報が入ってきます。この医院については「腕はいいけど口が悪くて女の人なんか涙ぐんでしまう人もいるらしいですよ・・・。」という内容をたびたび聞いていました。ところが、検査などをするスタッフも入院担当の看護師さんたちもみんな優しいしその上医師も女性で予想を裏切る好感度でした。
入院当日、2階に上がって行くと厨房からまな板でトントン手切りの音がするのです。食事を付添い分も予約していましたが料金から推察し「どこかのお弁当が届くのだろう。」と大して期待をしていなかったのです。昼食時、患者本人は昼食なしなのに付添いの私だけ「昼食の用意ができました。」と呼ばれ食堂へ。できたての数種のおかずと炊きたてのごはんでした。薄味で野菜も多く大変満足いたしました。患者本人は昼食抜きなので夕食と朝食が大きな楽しみでその食事を丁寧に作っていることに感動しました。
付添いはほとんどすることもなく食事の準備も必要ないので、持参した「ピリカチカッポ 知里幸恵とアイヌ神謡集」を集中して2回読むことができました。
 
地方に移住して感じるのは医療関係のスタッフがトゲトゲしくないということです。首都圏にいると仕事が多忙すぎるのか笑顔もないし叱られているような対応に「ムッ」とすることもありますがこちらではそういう体験はありません。特にこちらのスタッフさんたちは笑顔や休憩時間には笑い声も聞かれ雰囲気の良さを感じました。
その後、カフェのお客様から「どうでした?」と聞かれるたびに「いやーご飯が美味しくてたのしかったですよ。」と宣伝しています。患者さんが増えて忙しくなっちゃうかな。

白内障手術体験記 その5 <最後に>

2022-06-08 08:37:12 | 白内障手術体験記
白内障手術体験記 その5 <最後に>

気になったことがあります。退院後のリハビリテーション計画書に喫煙と飲酒のことが書いてあります。飲酒については30日目より可ということです。喫煙については私はタバコが苦手で喫煙しませんので空白となっています。入院時の注意事項には、わざわざ「喫煙所は外です。入院中はなるべく禁煙してください。」と書かれていましたので、1週間後の診察のとき担当の医師に「どうしてお酒が30日もだめなのにタバコは手術当日からいいのでしょうか。吸うと煙が目に入っていけないのではないでしょうか」と聞きました。すると医師は困ったように「そうですね〜」と言っただけでごまかされてしまいました。ちなみにこの医院は茨城県の禁煙施設に認定されていました。

現在3週間ほど経過していますが結果は良好です。いまのところ手術をしてよかったと思っています。もっと早くしてもよかったかな。こちらの眼科医院は都会ほどあわただしくなく丁寧に対応してくれています。男性の院長先生は口が悪く怖いと評判のところですが、私のときは女性医師(院長の娘)が担当でした。院長先生は手術前に最終チェックをしれくれましたが、特に怖い印象はなかったですけど・・・。手術前に二人の医師による診察があるというのもよかったですね。
それから書き忘れましたが手術前にはまつげを切られます。なんとなく寂しかったのですがやっと少し生えてきました。

白内障手術体験記 その4 <手術後の目の状態>

2022-06-07 10:27:51 | 白内障手術体験記
白内障手術体験記 その4 <手術後の目の状態>

いままで白く霞んでいたのもがくっきりと見えるようになりました。白色が鮮明で黒とのコントラストがはっきりと見えます。晴れていると外の景色が眩しくサングラスがほしいくらいです。視力はもともとの程度に戻るとのことで1.0ほどの状態でしょうか。手術後も左右の視力は違ったままです。これでも十分景色はきれいに見えるし運転にもメガネ無しでも差し支えない状態になりました。3ヶ月ほどしたらメガネで調整するとのことです。結果はこの状態で1メートルほど先からははっきりと見え、手前は老眼鏡をかけることで本などは読むことが可能となっています。

<薬の話>
手術後、内服薬として、感染予防・抗菌剤を1日1回、5日間飲みます。同時に鎮痛消炎剤を1日3回、7日間飲みます。
また、点眼薬は抗菌剤を1日5回、抗炎症剤を1日3日両目に点眼します。
1週間後に医師の診察がありました。結果は良好とのことでした。
その日から内服薬はなくなり、点眼薬も1日3回のものが2回に、5回のものが4回になりました。これは1ヶ月後にまた診察があるのでそれまで続けることになります。

<費用のこと>
手術にかかった費用のみ書きます。
保険適用の本人の手術費用は総額で31万4410円です。本人は2割負担ですので5万7600円でした。
保険外の費用は、個室使用料が1日3000円、3日分で9000円。付添いの食事と寝具代が4140円。自費負担合計が消費税込みで1万4450円でした。

白内障手術体験記 その3 <手術の日 食事がおいしい!>

2022-06-06 09:02:48 | 白内障手術体験記
白内障手術体験記 その3 <手術の日 食事がおいしい!>

入院当日は自宅で朝食を済ませてから病院に入ります。8時に病室に入室。入院時の注意・説明を受けます。その後各種検査がありますが、手術する人には昼食はでません。付添いには3食でます。昼食を食べ終わって帰ってきた妻はいきなり「あ〜おいしかった!」と言います。私も夕食を食べてわかったのですが確かにおいしい。種類はそれほど多くはないのですが、味も薄味で私たちの好み。量もちょうどいい。後で聞いたのですが、ここの野菜は私たちも利用している地元の有機野菜農家のものだったのです。当然調理もその場でしていて食事にも手間隙かけるその姿勢に感動しました。
ところで、手術は午後4時半から。それまでは血圧の測定と点眼が時々あります。室内では自由に過ごせます。といってもなんだか落ち着かずだらだらと過ごしてしまいました。テレビもありましたがほとんど見ませんでした。
手術前に麻酔用の目薬をさします。また手術着に着替えます。手術時間になると手術室へ移動です。そしてベッドに上向きで横になり、両手は拘束され脈拍をはかる機械と接続、顔の部分には布が被せられ手術する目だけが開いています。その後は意識はあるので人の動きは感じることができました。上部からの強い光を見ているうちに手術は終了。説明によると「超音波により水晶体を乳化し、吸引除去後、眼内レンズを挿入」とあります。入室から退室まではほぼ30分。実際目の中をいじくっているのは10分ほどだったのではないでしょうか。手術後は眼帯をします。そして車椅子に乗せられ病室に戻りました。
ベッドに戻ってから30分ほど点滴を受けます。6時過ぎにやっと夕食です。昼が抜きだったのでやけに美味しく感じました。夜の9時に最後の点眼後消灯となりました。
翌日は朝食前に看護師が現れ眼帯を外してくれました。

翌日も前日と全く同じ工程で今度は右目の手術となりました。右目は25分ほどで終わりました。この日も終了後30分ほど点滴を受けました。
しばらくして手術をした医師が挨拶に現れ、問題なく終了した旨伝えてくれました。こんなちょっとした言葉掛けはありがたいですね。
3日目は朝食後、いくつかの検査を受け、最後に医師の診察がありました。その後看護師による退院後の注意事項の説明がありました。
10時ころには病院を出ることができました。おお〜、なんと外の景色が眩しく美しいことかと感じたのでした。

白内障手術体験記 その2 <いよいよ手術です>

2022-06-05 09:15:13 | 白内障手術体験記
白内障手術体験記 その2 <いよいよ手術です>
さて、これからは手術に向けての話です。
最初の診察を受けてから手術当日までは2ヶ月ほどかかりました。手術の1週間前にいろいろな検査が行われます。視力、眼圧などの検査。胸部レントゲン撮影。血圧・尿・血液・皮内テス検査。超音波検査(眼軸長測定)、これは眼内レンズの度数を決めるためのデータを得るためとなっています。暗室でのERG(網膜機能検査)。最後は先生の診察となります。そして1週間後に手術することが決まりました。
手術は2泊3日です。生まれて初めての入院です。私には持病が有りちょっと不安でしたが、そこの医院は個室が有り付添いがOKとのことでしたので夫婦揃っての入院となりました。不安というのは2つあります。ひとつは私は40年以上前からメニエル病と診断され時々めまいを起こしているのです。今も続いています。めまいは突然やってくるので今では一緒に行動しないと不安なのです。
もう一つの不安はこちらもメニエルの後、突発性難聴となりしばらく治療を受けましたが改善されず、右耳はほとんど聞き取れない状態となっています。左耳は聞き取れるのですが集団での会話では話に付いていくことはできません。対面で話す場合は集中するので理解は可能ですが、それでも聞き返すことが多くなっています。現在は補聴器を使用していますが機材にもよるのでしょうが以前の状態のように聞き取ることはできません。

白内障手術体験記その1

2022-06-04 10:08:15 | 白内障手術体験記
先日白内障の手術をしました。何かの参考になればとおもい、その体験記を書いてみました。

白内障手術体験記 その1 <手術を受けるまで> 
私72歳男性です。先日、白内障の手術をしましたのでその体験談をお話します。
学生の頃から左右の視力が異なり左目が1.0から1.2、右目が0.5から0.7ほどで長いこと推移していました。30年ほど前からメガネをかけるようになり、左目は素ガラスで右目だけを矯正していました。4〜5年前から左目が白く濁るようになってきました。3年前、毎年冬場に滞在している那覇市のある眼科医院で見てもらったところ白内障で手術の必要があるとの診断をうけました。それも左目はひどく、右目も白内障だというのです。しかし那覇での手術は諸事情で難しいので白内障の進行を抑える目薬をもらって様子を見ることとしました。
そして、濁りもひどく感じるようになったので、今年の3月に地元の眼科医院で診てもらいました。やっぱり白内障で手術が必要いう診断でした。
自分では左目だけを手術すればいいだろうと考えていたのですが、バランスを考えると両目とも手術をしたほうがいいと言います。ちょっと不安でしたが、たしかに今までも左右のバランスが悪く片方の目にだけかなりの負担がかかっていたとおもいます。そのため先生の勧めに従い両方の目の手術をする決断をしました。