アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

バタフライピー

2021-08-30 15:50:57 | 取り扱い商品

左 そのままお湯で抽出したもの 右 シークヮーサーを加えたもの

バタフライピーについて
和名 蝶豆
利用 蝶豆の花は認知機能の改善や精神安定、疲れ目等に効果があるとされている。また、薄毛予防や髪ツヤを整えるとの効果があることからシャンプー等にも利用されている。
色彩 バタフライピーの抽出液はレモンなどのクエン酸に反応して変色する。バタフライピーにはテルチナンというアントシアニンの一種を含んでいてテルチナンはアルカリ性で、レモンに含まれるクエン酸など酸性のものを加えることで化学反応がおき、PHが変わり色が変色する。

久米島あか屋から

2021-08-30 15:29:30 | 取り扱い商品
今回はバナナに加えて、シークヮーサーとバタフライピーが届きました。

バナナ 無農薬栽培で5日前後が食べごろでしょうか。


シークヮーサー 無農薬栽培できれいな色で粒が揃っています。


バタフライピー 乾燥させたもので、今回は試供品です。


バナナは1本150円で、シークヮーサーは300グラム380円でお分けします。
沖縄のものはどうしても送料がかかるので高くなってしまいます。
本日から予約を受け付けます。メールは、kaeruyamanohebi@gmail.com または電話0294593588まで。

「『ことば』に殺される前に」 高橋源一郎著

2021-08-26 19:36:13 | 本棚


「『ことば』に殺される前に」 高橋源一郎著

「言葉」は感染する!
かつて、ツイッターは、中世のアジール(聖域)のように、特別な場所、自由な雰囲気が感じられる場所であるように思えた。共同体の規則から離れて、人びとが自由に呼吸できる空間だと思えた。だが、いつの間にか、そこには、現実の社会がそのまま持ち込まれて、とりわけ、現実の社会が抱えている否定的な成分がたっぷりと注ぎこまれるような場所になっていた。(中略)
「ことば」は人を殺すことができる。だが、そんな「ことば」と戦うことができるのは、やはり「ことば」だけなのだ。(本文より抜粋)


「マチズモを削り取れ」 武田砂鉄著

2021-08-26 19:29:17 | 本棚


「マチズモを削り取れ」 武田砂鉄著

ジェンダーギャップ指数、先進国でぶっちぎりの最下位。そんなジャパンを直視せよ。
政治家の女性蔑視発言が問題視されると、①発言の全体を読めばそんなことはない、②仲間内で言っただけ、③男性蔑視はスルーするくせに、④発言は確かに問題だけどこれで彼のキャリアを潰してもいいのか、といった擁護が並ぶ。この4種類が必ず並ぶのだ。共通項はなんだろう。「この社会はやっぱり男が動かすべきだ」という前提の保持ではないか。
(本文より)


<風煉ダンス「まつろわぬ民」>をより深く楽しむために

2021-08-20 10:33:38 | イベント情報



*当店にある参考書
ちょっと古いけれど「吉里吉里人」(井上ひさし著)何度も何度も負け続けた東北の人々の姿を描いた古典的名作。
・「定本 柳田國男集 第2巻」 雪国の春収録
・「もう一つの日本史 ベールをぬいだ縄文の国」(高橋富雄著)
・「火怨 北の燿星アテルイ 上、下」(高橋克彦著)
・「蝦夷の世界」(大塚初重ほか5名の著)
・「東北学へ もう一つの東北から 1〜3」(赤坂憲雄著)
・「東北学 1〜10」(赤坂憲雄責任編集)
・「季刊東北学 1〜28」
・「別冊東北学 1〜8」
・「鬼とはなにか まつろわぬ民か、縄文の神か」(戸矢学著)
・「越後三面山人記 マタギの自然観に習う」(田口洋美著)
・「福島からあなたへ」(武藤類子著 写真・森住卓) 
福島第一原発事故を受けて、2011年「9.19さようなら原発5万人集会」での武藤類子さんの発言。「私たちはいま、静かに怒りを燃やす東北の鬼です」
この発言を受けて、福島の山の中で暮らそうとしていた私たちも「鬼」となりました。


<風煉ダンス「まつろわぬ民」>をより深く楽しむために

2021-08-20 10:31:36 | イベント情報


<アラハバキ>
古事記、日本書紀には登場しない(ここがポイント)もともと存在していた自然界の神、もしくは物部の神、鉄の神など注連縄で結界されているような神の総称。

<鹿踊(ししおどり)>
岩手、宮城の地域に伝わる民俗芸能で鹿や猪(この舞台では馬と鹿!)の仮面をかぶり太鼓をたたきながら踊る。宮沢賢治の「鹿踊のはじまり」でも知られています。
宮沢賢治といえば舞台上では「春と修羅」が引用されています。

<舞台の上のゴミ屋敷について>
主役のスエ(白崎映美)は「これはゴミでねえ。(ゴミではない。)」と何回か言います。アイヌなども生きているものや大自然だけでなく身の回りにあるすべてのもの(茶碗とか靴とか)にカムイ(神)がいる、と大切にします。
縄文時代も使い終わったすべてのものを「送る」という儀式を経て始末をしたようです。考古学上の遺跡もかつては「ゴミ置き場」と言われていましたが最近は「送り場」と言われることも多いようです。
劇の中であの「ゴミ」たちはいったいどんな存在なのでしょう?後半のお楽しみ。

<「少年ジャンプ」関連>
脚本を書いた林周一さん(テレビ役で出演している人)がファンだったのでしょうか、ジャンプを体に巻き付けた梶原ジャンプがいて関連のセリフも出てきます。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」通称コチカメ、とか「北斗の拳」のキメ台詞「お前はもう死んでいる」そして現在もメガヒットしている「ワンピース」は連載が始まっていないのでその話にはついていけない、という時代設定にもなっています。

<人形のレイコちゃんの眼帯>
セリフにもありますが「独眼竜正宗」こと伊達政宗の眼帯です。政宗も秀吉に対し、まつろっていませんでしたね。

<イタク>
テレビ役「イタク」(言葉という意味のアイヌ語です。)は鬼の仲間を裏切ります。常に言葉で裏切るからです。甘い言葉に騙されてはいけません。

<スエのキメ台詞(後半への予告)。>
「つまずくことが恥ずかしいのではない。立ち上がらないことが恥ずかしいこと。」
「サンベは帰ってこない。でも私には見えるお前たちの胸の中に灯る小さな種火が・・・。おまえたちみんながサンベだ」
号泣シーンです!
そういえば、7月27日にいわき湯本の古滝旅館の大広間で白崎映美さんにサインをしてもらったとき「アシリアペってアイヌ語なんです。」と言ったら「あなたにも火がともってるんだな。」と言われました。このことだったのね!