アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

「サンマデモクラシー」

2022-01-28 16:24:23 | 本棚
映画・パンフ編



「サンマデモクラシー」 ドキュメンタリー映画 監督・山里孫存

絶対的な権力者・高等弁務官が君臨していた、沖縄がまだ日本でなかった頃に起きた落語のようなホントのはなし。
ひとりの魚屋のおばぁが、統治者アメリカに喧嘩を売った。
「サンマに払った税金、全部返せ!」
さあこれが、沖縄の戦後史に燦然と輝く、世にも奇妙な珍事件「サンマ裁判」。
統治者アメリカを相手に人々が訴えたのは、民主主義とは何だ?という単純な問いかけだった。
復帰運動の起爆剤になったといわれる「サンマ裁判」をめぐるウチナーンチュの熱き闘いの日々を描くノンストップドキュメンタリー。(パンフレットより)

むんじゅる笠

2022-01-26 10:25:33 | 本棚
映画・パンフ編




「むんじゅる笠 〜瀬底島の笠〜」 ドキュメンタリー映画 監督・城間あさみ

「むんじゅる」とは、沖縄の方言で麦わらのこと。
麦わらで作られた日除けの笠がむんじゅる笠である。竹を細く割いて組み立てた骨組みに、頂点から放射状に麦わらを並び重ねてつくられている。瀬底島は、むんじゅる笠の産地。むんじゅる笠は、日差しの強い沖縄で、かつては畑仕事には欠かせないものであった。クバ笠とともに沖縄の人々に愛用されてきたむんじゅる笠だが、時代が変わり、野良笠として日常での使用は少なくなった。今は、祭りの笠として、また琉球舞踏「むんじゅる」の笠として貴重なものとなっている。(パンフレットより)

「沖縄が日本を倒す日 [民意の再構築]が始まった」 渡瀬夏彦著

2022-01-23 11:09:02 | 本棚


「沖縄が日本を倒す日 [民意の再構築]が始まった」 渡瀬夏彦著

「沖縄の底力」とは、「死者の魂」とともに生きる力、あの世の人たちとともに生きる力、あの世の人たちと寄り添いながらともに戦い、喜びを分かち合える力、そういうものではないだろうか。
沖縄は、だから、負けない。誰も、あきらめない。
(本書より)


「アナキズムを読む」 田中ひかる編

2022-01-23 10:57:20 | 本棚


「アナキズムを読む」 田中ひかる編

いずれ「ポスト・コロナ」と呼ばれる時代になったとき、私たちは、以前と同様に、国家や資本、家族や社会的習慣による支配に従属し続けるのだろうか。それとも、「社会的自決の営為」のより「常に創造され続ける新しい状況」を作り出す、「雪の下にうもれている種子」となるのだろうか。いずれにしても、日常的なアナーキーは、私たちを取り巻く世界に偏在している。「支配のない状態」は常に「今・ここで」生きる私たちにとっての選択肢である。
―――序章(田中ひかる)より

「塞王の楯」 今村翔吾著

2022-01-20 17:17:15 | 本棚


「塞王の楯」 今村翔吾著

幼い頃、落城によって家族を喪った石工の匡介。彼は「絶対に破られない石垣」を造れば、世から戦を無くせると考えていた。
一方、戦で父を喪った鉄砲職人の彦九郎は「どんな城も落とす砲」で人を殺し、その恐怖を天下に知らしめれば、戦をする者はいなくなると考えていた。秀吉が死に、戦乱の気配が近づく中、琵琶湖畔にある大津城の城主・京極高次は、匡介に石垣造りを頼む。攻め手の石田三成は、彦九郎に鉄砲作りを依頼した。
大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、信念をかけた職人の対決が幕を開ける。


「ぼくたち、ここにいるよ 高江の森の小さないのち」 写真・文 アキノ隊員(宮城秋乃)

2022-01-16 17:44:43 | 本棚


「ぼくたち、ここにいるよ 高江の森の小さないのち」 写真・文 アキノ隊員(宮城秋乃)

ここは北部訓練場のメインゲート(正面玄関)。
このあたりには北部訓練場につながるゲート(出入り口)がいくつかあって、そこからヘリパッドをつくるための工事車両や、訓練を行う兵隊たちを乗せた米軍車両が森の中へ入っていく。
だから、森を守りたい人たちは、工事車両を入れないようにするために、ゲート前に座り込む。
だれだってそんなたいへんなことはしたくないけれど、森を壊そうとする日本やアメリカの政府が、森を守りたい人たちの話を聞いてくれず、むりやり工事をするからここに座りこむしかないんだ。
だって森を壊せば、ここみすむたくさんの生きものたちが死んだり、すみかを奪われたりするんだもの。 (本文より)