アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

「桜色の風が咲く」

2022-12-30 10:48:00 | 映画評


「桜色の風が咲く」 PG12 松本准平監督 ○ ☆☆

 盲ろう者で初めて大学教授になった福島智さんと母令子さんの実話を基に映画化しました。
 3人兄弟の末子智は幼児期に視力をなくします。献身的な母親(小雪)教師の父(吉沢悠)、二人の兄に囲まれ智(田中偉登 たなかたけと)は元気に盲学校の高等部に入学、親友もできささやかな恋心を抱く相手も現れます。ところが今度は聴力まで失ってしまうのです。
 孤独と絶望に苦しむ息子とのコミュニケーションを取るため令子はとっさに指点字を試します。それがきっかけとなり、精神的に立ち直った智は「光も音も感じないが考えることはできる。きっと自分にしかできないことがある。」と復学し前を向いて歩き始めるのでした。

 12年ぶりの映画出演という小雪が辛く苦しい母親を好演しています。このような人がいることを全く知らなかったのでそういう意味でも意義のある作品です。母親を取られてしまっている兄弟のストレスや権威主義の医師(リリー・フランキーがうまい)なども描いています。
 いわゆるお涙頂戴の難病ものに終わらず観客にも前向きに生きようという勇気をくれる秀作です。(☆☆)
 映倫へ質問、なぜ「PG12」の年齢制限がついたのでしょうか?
 日本語字幕付きは大変わかりやすいですね。できれば全作品につけてほしいものです。

 タバコは、なし。無煙です。
 

東京新聞の社説(12月25日)

2022-12-27 17:30:35 | 日々の出来事


12月25日の東京新聞の社説の紹介です。ここで紹介されている村上真平さんとは須賀川市にある「銀河のほとり」で出会い、その後飯舘村で営んでいたレストラン&民宿「なな色の空」を何度か訪ねたことがあります。原発事故後しばらくして訪ねたときは慌てて避難した跡だけが残されていてその後ことはわかりませんでした。それが現在は津市で自然農園「なな色の空」を営んでいることを知りました。感謝です。
私たち夫婦は父親である村上周平さんからエゴマ栽培の基本を教えてもらい原発事故が起こるまでは田村市常葉町でエゴマ栽培を続けていました。事故後はそれが叶わなくなっていました。田村市船引町で父の跡を継いでエゴマ栽培を続けていた弟の守行さんの「大地再生プロジェクト」に参加しセシウムを取り除くための「メタンガス発酵槽」を作ったりもしました。この社説をきっかけに調べてみると、守行さんは今、伊賀市の愛農学園の校長先生になられているとわかりました。
こんなエゴマつながりで知り合いになった村上兄弟の現状を知ることができたのは東京新聞のおかげです。東京新聞よ、ありがとう。


ごあいさつ

2022-12-12 14:13:35 | お店から


<ごあいさつ>
これから3月下旬までしばらくお休みです。
「土曜日、日曜日だけの営業でよくやっていけるね」といろいろな方に言われます。そうですね。収支はトントンでしょうか。(なお、人件費は入っていません。)そして無理はせず楽しみながらやっています。こんな暮らし方ができるのもアシリアペに足繁く通ってくださる常連さんや遠方からも注文してくださる方々がいるおかげです。ありがたいことです。ですから当店をご利用してくださる方がいるうちはまだまだ続けたいとおもっています。
どうぞ来年もお付き合いのほどよろしくお願いします。(アシリアペ店長プラス1)

地元の社会福祉協議会へ寄付

2022-12-12 14:11:57 | お店から


<地元の社会福祉協議会へ寄付>
今年も何人もの方にまだ利用できる品物を持ち込んでいただきました。それを店頭に展示し、多くの人の手に渡ることができました。そのときのカンパ金が5千円になったので先日地区社協に寄付してきました。今年3回目です。これも皆さんのおかげです。少しでも地域のお役に立てばとおもい続けています。来年もよろしくお願いします。(アシリアペ店長)