来季に向けた選手改造

　来週からの秋季キャンプに向けて秋季練習が行われていますが、来季に向けて選手のコンバートなどが行われているようです。
　船越がマルチプレイヤーを目指して内外野の守備練習も始めたようで、オスカルは左打者対策としてサイドスローに転向するとのことです。

　捕手は1軍に石原、會澤、磯村がおり、この3人の壁は高く簡単に1軍での出場機会は得られにくくなっています。一方の2軍では坂倉が急成長しており、更に中村が入団すると、船越の捕手としての出場機会は激減することが予想されます。
　船越も打者としての才能があると思うので、出場機会を求めて他のポジションにもチャレンジするのは悪くないと思います。ただ、内外野の両方に同時に取り組むのはあまり良くないと思います。
　先ずはどちらかに絞って取り組んで、その後にもう一方にチャレンジした方が、本人への負担も軽くなるのではないでしょうか。不慣れなポジションの守備練習を同時に2つもしていては、なかなか実戦レベルまで達しないように思います。
　船越は内野手としての経験があるので、最初は内野手の練習に集中させてほしいですね。

　オスカルは今季は伸び悩んでおり、チームの中継ぎ左腕不足を補うために、左打者だけに絞ったワンポイントとしてサイドスローに転向させるようです。
　伸び悩んだ投手をサイドスローへ転向させるのは、数年前のカープでは毎年のように行われていたように思いますが、あまり成功した選手はいなかった印象があります。確か大島が合わずに元に戻したような記憶があります。
　勝負所で左打者を封じることができる投手がいないことは長年の課題であり、ずっと解消されていません。このことはサイドスローへの転向が難しいことを物語っています。
　オスカルが挑戦するのは悪くありませんが、合わないようであれば早めに見切りをつけてほしいですね。