カープな毎日

カープファンのひとりごと。

単独首位逃す引き分け

2011年05月08日 21時37分25秒 | 試合結果
広島 021 000 000 3
ヤクルト 000 010 200 3

 ヤクルトとの首位対決第2戦の先発はエース前田健と立てて単独首位を狙いました。好調な打線は序盤でヤクルト先発の増渕を捕え、2回に2死から岩本、丸の連打で1,2塁とすると、石原の二塁内野安打の間に2塁走者岩本が生還して先制すると、前田健が四球の後、梵が押し出し四球を選んで、この回2点を挙げました。続く3回には2死1,2塁から丸の適時打で1点を追加して、リードを3点に広げました。
 4回以降は走者を出すことができず、ダメ押し点を奪うことができませんでしたが、今日の前田健は今季1番の出来で、ヤクルト打線を翻弄しました。
 前田健は球にキレがあり、4回まで2安打無失点に抑えました。5回に1死1,3塁から内野ゴロの間に1点は失いましたが、6回まで投げて失点はこの1点のみでした。
 7回からは継投に切り替えましたが、2番手青木が2死から連続短長打で1点を返されると、代わった3番手梅津が暴投で1点を失って同点に追いつかれてしまいました。
 またいつもの負けパターンかと思われましたが、直後の8回に栗原、岩本、丸の3連打で無死満塁の絶好の勝ち越し機を作るも、石原、代打前田智、梵がまさかの3者連続空振り三振に倒れ、勝ち越すことができませんでした。
 明らかに試合の流れを失ったと思いましたが、8回を上野が、9回をサファテが無失点に抑えました。9回を終了時点で3時間30分を超えていたため、規定により引き分けをなりました。

 ヤクルトとの首位攻防戦は1勝1分で終わり、同率首位で並んだままとなりました。今日は確実に勝てた試合であり、引き分けたことは残念でなりませんが、規定により9回で試合が終わったことはラッキーでした。この流れで延長戦に突入していたら、間違いなく負けていたでしょうね。勝てなくて残念なのか、延長が無くて良かったと思うのか、微妙な試合となりましたね。

 今日の攻撃は良い面と悪い面が出てしまいました。良かったのは2回で、2死無走者から岩本と丸の連打で1,2塁のチャンスを作ると、石原がニゴロに全力疾走してセーフとなり、その間に岩本が本塁を陥れました。相手の隙を突く好走塁で1点を奪い、これが梵の押し出し四球に繋がったと思います。
 石原のニゴロで増渕は打ち取ったと思ったところで、セーフになっただけでも気落ちすると思いますが、2塁走者が生還したことで、増渕には大きなダメージを与えたと思います。これがその後の連続四球に繋がったと思います。これはカープの目指す野球であり、理想的な攻撃でしたね。

 一方で8回は最悪でしたね。同点に追いつかれた直後に3連打で無死満塁の絶好機を作りながら、まさかの三者連続三振で無得点でした。バーネットの球が良くなったこともありますが、石原、前田智、梵の3人とも簡単に2ストライクを取られて追い込まれてしまったことが、いけなかったと思います。7回に追いつかれて、何としても勝ち越し点が欲しいと思う気持ちが空回りしてしまったのでしょうね。特に前田智には何とかして欲しかったですね。


 前田健はまだ本調子ではありませんでしたが、球のキレが戻ってきており、状態が良くなってきているのは間違いないですね。これから徐々に良くなってくると思うので、次回登板が楽しみです。だた、3回に川端の打球が足に当たっており、治療して続投しましたが、緊張が解けると痛みが出てくるかもしれないので、大事に至らないことを願います。 
コメント (2)