老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

耐震設計の不備他一連の不祥事

2005-11-26 20:43:09 | Weblog
耐震設計の手抜きが発覚して新聞を賑せている。一級建築士の資格を持っていても
注文主の要請には弱い事を露呈した良い例である。建築士とか色々の国家資格があるが倫理について何も問はないで与える所に盲点がある。病院でも同じである。医師の国家試験を通った医師でも老人は寝かしておいて、社会復帰は二の次の傾向が強い。人間は2週間も麻酔で眠らせられれば完全に認知症状態になる。その結果3ヶ月ごとに病院を転々として本人の不幸は一切お構いなしで病院の利益第一である。
成田空港公団の談合問題も飛行場のような無停電の必要な変電設備は公取に挙げられた会社以外は技術的に日本では製造不可能なのである。
いずれの場合も国の行政機関の審査不備を問われているが、これは小さな政府指向と相反する。即ち民間に移管したことを国がさらに審査するには同じ以上の資質の
検査官が必要であり、ダブルチェックは同等の時間と経費が必要である。
民営化民営化の大合唱であるが民営化即危険では意味がない。
JR西日本の事故と認可の関係も同じであり、今後民営化が進むにつれてこの種事故が増大しないように基本の確立が重要課題であるが、小泉内閣では期待が出来ないとは思いませんか?juntaro

株価急騰と増税

2005-11-10 21:40:53 | Weblog
最近株の出来高がバブル期を超え株価も急騰しているものが多い。これは世界の金余り現象と日本の再起が海外で喧伝されたからである。多くの企業も来年3月期には増収増益を発表している。従い国や地方の税収入は増加するに違いない。
政府は小さな政府の掛け声も虚しく,各省に割付予算の削減を試みているが、各省はゼロ回答で情けない限りである。
一方で厚生福祉の切り下げは有無を言わせず始まっており、有期立法の減税も容赦なく切っているが、ガオリン税のような有期立法は際限なく続けさらに増加している。
このような事がまかり通る筈は無く、やがて国民の総スカンのみでなく景気の沈滞を招く事必至である。
国民よ!!もっと政治に関心を持ち後で泣きべそをかかないで欲しい。juntaro

観光日本

2005-11-05 21:03:26 | Weblog
海外に出かける日本人は年間2千万人だが、海外からの観光客は5百万人に過ぎない。最近欧州から友人夫妻を迎えてその理由が判った。世界遺産に知床が追加されたり日本も受け入れ対策を至急強化しなければならない。
飛騨の最高級と云われるホテルでも館内の案内はすべて日本語、洋食を食べてメニューに日,英、仏が書いてあっても間違いだらけで、例えば甘鯛はhorseheadとあり誤訳を指摘しても辞書に書いてあったと言うのみである。
世界遺産に登録されている白川郷を案内出来る観光ガイドは皆無であり、どこの施設も英語の案内は出来ないとの事、これでは学校教育が非難されても致し方ないし、観光ガイドの資格を取らないとガイドになれない規定もブレイキになっているようだ。
さらにJRなども地域分割により払い戻しや変更も一箇所の緑の窓口では出来なかったり民営化のマイナス面も現れている。また欧州では10日間JR乗り放題などの切符も出しているのに日本では発売されないなどサービス精神不足も甚だしい。
今や団塊の世代も定年に達しているが、海外駐在経験者も多くおり、これらの熟年者の活用をもっと検討すべきで、老人からの増税しか考えの及ばないのは残念の極みである。juntaro