老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

外科の関心事

2009-07-26 22:05:41 | Weblog
最近身内や友人で外科に掛かる例が多い。
先ず驚くのは術前説明は殆ど自分が訴えられないように、保身の説明から始まる事だ。自分はこの手術で何人殺したから始まり、合併症や老齢の為の体力不足で肺炎などを起こして失敗する可能性があることを吹聴して、何の為の手術か理解出来ない場合が多い。
また癌研のように生存率一位の病院では治療困難な場合は他の病院への転院を勧めるそうである。
 一方手術さえ上手く行けば、術後のことは傷口が綺麗なので、大成功と言うが、身体全体の事には全く無関心で、予後の薬の処方すらパソコン操作ミスで患者をばい菌だらけの病院に何時間も放置しても自分は悪くないと言わんばかしである。
 もっと内科や麻酔科などとの連携を密にして患者の目線で処置して欲しい。
 ある患者の初診付き添い者は卒倒したりするほど残酷な告知を無神経にするのは如何なものであろうか?
 医者の仁術は今や昔物語になっている。検査データーのみを見て患者の顔色一つ見ないで所見を言う医者が増えたのは嘆かわしい。民主党が医者の数を50%増と言っていつが、人数の問題でなく質の問題である。juntaro

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2 コメント

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Unknown (通りすがり)
2009-07-28 16:19:23
>この手術で何人殺したから始まり、合併症や老齢の為の体力不足で肺炎などを起こして失敗する可能性があることを

細々と説明しなければいけないという判断を下したのは、残念ながら司法です。
以前に、「事前に死亡・合併症等のリスクを(その可能性が例え1000人に1人以下であろうとも)を説明しなかった医師が悪い」という裁判があったんですよ。

医師にそういうことをさせているのは司法や警察なわけです。

あなたが仰るとおり、「リスクの説明が多く、手術の説明事態が理解できない」ことがあるのは事実でしょうが、「何故、そのようにリスクの説明をしなければいけなくなったのか」を考えないと、問題は解決しません。

本当はマスコミが医療報道するときは、そういうことも報道すべきなのですが、マスコミの他分野の報道を見てもわかるとおり、かれらが真に国民のためになる報道をすることはないでしょう。

余談ですが、杜撰な医療報道の例としては「大淀病院事件」などがあります。検索すれば色々と話が見つかるので、興味があればどうぞ。
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仰ることはもっともです (ドロッポ君)
2009-07-28 21:50:58
あなたの書かれていることは、単なる一消費者の ”感想” としてはごもっともだなとは思います。
あなたの半生は単なる一消費者として過ごされていたんですか?
それとも管理職あるいは経営者の経験はおありですか?

予算配分や、労働者の雇用環境についても考えてみることをお勧めします。

追伸:「目線」なんて汚い言葉を使うことに抵抗はないのですか。
あなたはホントに後期高齢者ですか?
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