老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

耐震設計の不備他一連の不祥事

2005-11-26 20:43:09 | Weblog
耐震設計の手抜きが発覚して新聞を賑せている。一級建築士の資格を持っていても
注文主の要請には弱い事を露呈した良い例である。建築士とか色々の国家資格があるが倫理について何も問はないで与える所に盲点がある。病院でも同じである。医師の国家試験を通った医師でも老人は寝かしておいて、社会復帰は二の次の傾向が強い。人間は2週間も麻酔で眠らせられれば完全に認知症状態になる。その結果3ヶ月ごとに病院を転々として本人の不幸は一切お構いなしで病院の利益第一である。
成田空港公団の談合問題も飛行場のような無停電の必要な変電設備は公取に挙げられた会社以外は技術的に日本では製造不可能なのである。
いずれの場合も国の行政機関の審査不備を問われているが、これは小さな政府指向と相反する。即ち民間に移管したことを国がさらに審査するには同じ以上の資質の
検査官が必要であり、ダブルチェックは同等の時間と経費が必要である。
民営化民営化の大合唱であるが民営化即危険では意味がない。
JR西日本の事故と認可の関係も同じであり、今後民営化が進むにつれてこの種事故が増大しないように基本の確立が重要課題であるが、小泉内閣では期待が出来ないとは思いませんか?juntaro

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2005-11-29 18:14:53
先のメキシコ大地震の時も手抜き工事で鉄筋が皆無のアパートが全快して工事責任者が自殺した例があるが、今回も自殺者が出てしまった。元々建築業界は請け負った値段で何とでもするとの習慣がさり、今回の事件は一社に止まらず全国に展開飛び火する事は確実である。昔の耐震基準以前の構造物も当然対象になるはずであるし、この際臭い物に蓋をせず徹底的に大掃除をして、国、地方自治体、民間の役割分担をあきらかにし、小さな政府

にして余った公務員を充当すればよい。
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Unknown (Unknown)
2006-01-22 19:57:19
小嶋社長の言い分も法律的には正しいと思います。国の認定機関がOKをだしたのだからです。

然し認定機関がOKかどうか審査するには認定機関と同じ設備と労力、時間をかけなければ出来ない筈です。

小さな政府との整合性がいざ具体的になると崩れる良い例です。

国会や政治家の議論は机上の空論で、もっと掘り下げた議論をしないと砂上の楼閣に過ぎなくなります。
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