老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

ホリエモン問題を考える

2006-01-22 09:25:56 | Weblog
ライブドアに検察庁の捜査が入って以来,一斉に各メヂアや評論家が彼の手法を叩き始めている。本来お金稼ぎは身体に汗して行うものだとか、二ノ宮尊徳まで例にあげている。今世紀になって日本も物造りから金融やソフト、サービス業も増大させないと、将来がないと言ったのは誰かと聞きたくなる。
お金や証券は銀行や証券会社の商品であり、これを低く見るのは、儒教や士農工商の名残にすぎない。日本の法律や規制が性善説に基づき海外先進国の期性が他民族の集合体のために、詳細に期性しているのは性悪説に基づいているからである。
ライブドアが法律に反した行為をしたかどうかは、司直の今後の判定によるが、どこの会社でも個人でも全く法律の網目を潜った事がないとは言えないであろう。
個人ならスピードや駐車違反無しには過されないし、会社もいまなお談合などで年に数件が見せしめのように挙げられているが、法解釈すれすれの事をしている事は
誰でも経営幹部経験者なら承知している筈である。
従いホリエモンの行為がすべて悪いのでなく、一部に法の解釈に食い違いがあったのか、法の整備がおくれたのかを焦点に今後注目すべきである。
東証の問題は論外で処理能力の不足は業界の動きの調査不十分、コンピュータの耐用年数を軽視した経営責任である事はあきらかである。juntaro

日本のエネルギーの危機管理

2006-01-05 14:21:47 | Weblog
最近ロシアがウクライナへの天然ガスの供給を突然ストップし、法外な値上げを要求、ウクライナ経由のEU諸国にも多大な影響を及ぼしている。
日本では環境問題の解決策として著名な大前研一や西沢 潤一がアフリカの水力発電の電力を直流送電でシベリヤ経由で持ってくれば、環境問題は一挙に解決するような講演を随所で行っている。確かに直流送電は電力輸送に距離の制限は理論上無いが、シベリヤ経由の送電線を今回のウクライナと同様に突然切られたら、どうなるか考えた事があるのであろうか。その場合には日本は将棋倒しに大停電になる事必定である。
また太陽発電や風力発電を推奨する評論家も多いが電力量から見れば、日本の海岸線に風車を一杯に設置しても、また太陽発電なら四国全島をパネルで埋め尽すぐらいの気概がなければ、間に合わない事を御存知であろうか。
今後色々なシステムが複合して発電するのは結構であるが、電力会社に無風の時や
曇りのときは電力会社から供給を仰ぐでは、無責任過ぎるではないだろうか。
それなら電力会社の日本津々浦々の供給責任も解除すべきと思う。
juntaro