老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

ゴルフの服装

2005-06-28 03:10:34 | Weblog
例年梅雨の末期は日本の気候は最悪である。政府は仕事にクールビッを推奨して省エネルックを採用しているのに、ゴルフ場は旧態然としている。
英国のニッカボッカスタイルは泥濘が多いからの防衛上のコスチュームである。
米国では一部の例外を除き夏は半ズボンに短いソックス、スリブレスの女性上着でノビノビとプレイを楽しんでいる。
日本は愛ちゃんのような臍出しルックがまかり通り、スリブレスの女子プロも競技しているのに、
一般プレイヤーは旧態然で、キャデーは夏でも肌を見せてはいけないの理由で長袖であえぎ、男性は半ズボンの場合でもロングソックスを強制される不思議な世界である。
お陰で昨日のゴルフは熱中症寸前、キャデーは喘いで、戦前の行軍を思い出す始末。
日本の特殊性の湿度が多いのを考慮して、日本のゴルフ場も再考すべきでないか。
熱中症にならぬようにご注意下さいの放送が虚しく聞こえた次第である。
集客率向上や老齢化対策にも自動カートの採用より先に服装の自由化をして、健康のため歩くゴルフが基本ではないか。是非検討されたい。juntaro

システム的見地の欠如

2005-06-26 07:58:57 | Weblog
最近テレビなどで、国際情勢や日本の問題点を討論する番組が増えた事は好ましいが、何時も時間に追われ論点はすれ違い結論は出ず終わってしまう事の繰り返しである。
これは各自が自分の経験や置かれた立場からのみの発言に終始し、司会者もコメンテイターも見識不足の場合が多くリード仕切れないタレント上がりが多いからと思う。
昨晩もNHKで年金、少子化、外国労働者の移住の受け入れの可否等が話題になっていたが、お粗末その物である。
50年先に労働者が2千万人不足するから、2千万人移住するからで無く、現在の失業者5百万人近くも考慮し、1千万人は効率向上による自主努力、残りの5百万人は移住と言うようにしなければ、年金を貰えなくなるのも当然であり、女子の子育て年齢の従事者が40万人減っているのが問題とのデータも全体の失業者の数に比べれば10%にも満たない問題である。
小金持の老人には苦しみを分かつために、年金の辞退なども出たが、戦後苦労して今日を築き上げた老人が消費をしなくなれば、益々経済は不況に入り諸問題が大きく成る筈で、当面の為すべき事は小さな政府の実現による経費削減から始めなければ、誰も納得しないであろう。
欧米先進国のようにインフラが整備される前に日本の人口低下が始まったのが原因であるとの認識からスタートすべきである。
政府関係者が千人に2名しか削減が組合が強くて出来ないなどは持っての他で、民間なら20%以上削減しなければ減らした事にならないのである。国家が歳入の20倍近くの負債を負って、本当なら破産状況にあるのに認識の甘さは、これの負担を老人の財産が負債の倍くらいあるから何とか
なっている事を良く認識すべきである。
結論として全体像の把握無しに個別論議に終始する、勉強不足が折角の論争の場を不毛にしていりのである。また小泉首相自体がシステム的に考えを出さず、消費税導入なども論議の範囲で実施する気がないのも一因であろう。  juntaro

管理責任の所在

2005-06-10 11:45:28 | Weblog
先日の報道で西日本のJRが運転再開のため、新しい時刻表を国土省に提出したとの事で驚きました。これでは事故の管理責任は国土省にもあることを意味します。
国土省が全国の列車ダイアを提出させ認可を与えるとすれば、国土省がレールのカーブの半径や速度まで調べてから認可しているのでしょうか。到底考えられない事です。
恐らく許可の判を押すだけで権威を保っているのみと思います。
これでは何時まで経っても小さな政府の実現や節税は出来ません。
このような許認可制度が実力の無いのに官が握っている事が弊害であり、マスコミはこのような具体的事例を元に民営化を推進するように努力すべきだし、前回の事故もJR西日本のみでなく、国土省にも管理責任ありと被害者も損害賠償を要求すべきでしょう。
お役所仕事の簡素化は身近な事例から、また認可は権限のみで無く責任も伴う事を自覚すべきです。
                     juntaro

勿体ないと外交

2005-06-08 08:07:49 | Weblog
節約が美徳であった時代から消費が美徳かのような文化が米国から導入されて以来、勿体ないという概念が日本でも殆ど死語になってしまったのは嘆かわしい。(勿体ない)の英訳にふさわしいのが見付からないのを見ると中国か日本の語源かもしれない。
言葉は別として最近ホテルの朝食などでバイキング形式が省力のため普及しているが、良く取り過ぎて残してしまう人がいるが、逆に外人から見るとエチケットに反すると云うから面白い。
外国では何回でも食べ物を取りに行くのは悪い事ではないが、残すのは良くないとされている。
日本人の戦後の空腹時代の名残かと思うが、戦前派はご飯粒一粒でも残す事は、お百姓さんの苦労を知れと親に窘められたものであるが、今は農地にもお百姓さんの姿は殆ど無く休耕田に雑草が生い茂っているのであるから、教育するのも難しいかもしれない。
しかし事エネルギー消費に至ってはこんな呑気な事を言ってはいられない。日本は省エネルギー最先進国であり、中国の10倍の省エネルギーをしているが、中国に原子力発電所が300箇所も出来、マイカーの時代が来たり、急速に伸びる産業の排気ガスが日本に黄砂のように、また事故などがあれば放射能を含んだ灰なども来るかも知れない。
この事は靖国神社よりも遥かに大問題である。靖国参拝の代わりに省エネ対策の支援を申し出るなど外交も知恵を出して貰いたいものだ。従来のODAでも申し込んでいるが、中国は従来その金は
エネエルギーの増産に転用したいと云っていた。もうpovertyよりpollutionを選ぶ時代ではないのである。                  juntaro

安全問題と老人の知恵

2005-06-02 08:16:29 | Weblog
最近はJR西日本の事故をはじめ、毎日のように安全問題が報道されている。日本は安全に関しては世界一の先進国であった筈である。戦後の日本は幾多の安全問題を解決しながらノウハウを蓄積して来たが、最近はマニュアルが完備され、高度経済成長時代の担当者がエスカレーター式に管理職になって、経験豊富な方々は定年退職またはリストラの運命にあっている。
安全対策の引継ぎほど難しい物はないと言われている。これは、対策やノウハウはマニュアル化されて引き継がれているが、know-whyは記載されて居ない事、組織が細分化されてシステム的でないことが大きな理由である。戦後の関係者は組織も不完全、マニュアルは無しで全て根本に戻って解決策を試行錯誤しながら築き上げた経験と自負を持っている。
これらの65-75歳の方々の持てる能力を活用しない現役管理職の風潮を改め、少ない報酬で活用しないのは、国家的損失であろう。
管理職の優先順位は一に安全,二に品質三に予算達成などとなっているが、事故の危険要素を事前に見つけるにはそれなりの訓練が必要で難しい事なのである。
事故が起きるたびに経営責任者が頭を下げマスコミに小突つきまわされて、二度と起きないよう対策をたてると約束しているが、喉元すぎれば世間も忘れてしまうのである。
偉大?な特許発明者に多額の報賞金をはらうのも良いが、縁の下で事故を未然に発見した人の功績をも忘れてはならない。juntaro