老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

安曇野を訪ねて

2006-05-30 12:04:56 | Weblog
早春賦の発祥地の安曇野に早春を二泊三日で探索してきた。長野県は冬季オリンピックの開催で道路状況が改善されたが、時鳥は鳴き、アルプスからの雪解水は小川の水面を膨らまして奔流し、山葵田の畝に分留されているさまや八方尾根の雪景色などには素晴しき良き昔がしのばれる。
自然はこのままにして、日本人の心として残しておいたい。
一方で地方の格差拡大が叫ばれているが、これの解消には若人が道路工事の旗振りに採用されているのは情けない。文教県の長野ですらこの様はいただけない。
職業に貴賎はないけれど、若い将来ある人は付加価値の高い職業にチャレンジして
補佐的な仕事は熟年者か海外からの労働者に付託すべきではなかろうか。
juntaro

勇気を授かる俳句

2006-05-07 19:42:15 | Weblog
我々熟年者は桜の頃になると良くぞこの冬を越し春を迎えた慶びを感ずるものである。
俳句は季語に託して裏に秘められた感情を読み取るのが面白いと思う。
最近発表された桜の俳句から幾つかを参考に供しましょう。
擬人法と思えば解釈は異なっても意味深長と思います。
   古木なる花の齢はなかりけり
   散る花に一会の心よせあえる
   ここよりはなだらかとなる余花の尾根
   花筏流れ流され吾の余生
   先人の見上げし桜我も見る
俳句は70歳を過ぎてからも始められる趣味として最適でしょう。
juntaro