老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

熟年者活用法

2005-07-25 16:01:45 | Weblog
最近米国から帰国した。私の或る友人は66歳であるが、過去の経験を活かしてホテルのコンセルジェに正社員に採用された。日本の人口は2年後に減少を始め、労働人口の減少が大きく社会問題になっているのに年齢がネックになって多くの経験豊富で元気な熟年者が仕事を希望しても再就職が難しいのが実情である。
この差は何か?
米国では入社試験で本人の年齢、性別、学歴等を質問する事は差別問題になるため、一切質問出来ないのである。ただ聞ける事はこの職場にあなたは何を貢献できるかの一点のみである。従い65歳を過ぎていても3ヶ月の試用期間をクリアすれば正式社員になれるのである。
日本では求人広告をインターネットで見ても先ず45歳以下であろう。60乃至75歳位の熟年者ほど国を憂い、自分のノウハウをたとい安くても後進にのこしぇれば、喜びとしている方々が多いのである。戦後苦労した方々は組織にとらわれず、あらゆる仕事をこなしたり、気配りの良い方が多く、これらの方々が無為に過しているのは国家的損失と言わざるを得ない。
勿論責任者の立場は後進に譲るべきであるが、参謀として、裏方として貴重な存在でである場合が多い事を知るべきである。
日本の法律を改正して差別問題に繋がる質問を米国なりに改正すれば、実現可能であると信ずる次第で去る。    juntaro

アスベスト公害対策の遅れ

2005-07-06 17:47:09 | Weblog
アスベストが塵肺や肺癌の要因になる事はすでに10年以上前に報告されているにも関らず、昨今になって関係工場数社の従業員から多数の犠牲者が報告されているのは奇異に耐えない。
すでに10年以上前にオランダでアスベストの断熱材を使用したアパートが遮蔽もなしに壊され、住民がデモ行進をして猛反対した事はマスコミでも大きく報道された事がある。
その後石綿工業会やアスベストを使用した建材業者や、管理監督業務を司る経済省は何をしていたのか?またマスコミ報道も他の詰らないゴシップばかし追及し、人間の生命に関する事には原発などニュース性のあるもののみを追求してきた漬が回ってきたと自戒すべきである。
管理責任は政府、業界団体、メーカーにあることわ明らかであり、これこそ責任の所在を明確にする事を強く希望する。
juntaro