老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

アルジェリア人質事件に思う

2013-01-19 21:27:49 | Weblog
日揮の職員を始め多くの国の駐在員が拉致された。
日本は人命の尊重を世界に訴えたが、政府軍は無視して関係国にも事前了解
なしに、突入を敢行した。
 その結果5台のバスに乗らされて脱出しようとした、人質の内、4代のバスは政府軍のヘリの攻撃に
遭い爆破された。いわば味方を誤って殺したことになる。
 普通このような拉致事件の場合、ネゴにネゴを重ねて両方がウインウインの形に持っていくのだが。

日本の主張した人命の保護優先の意見は国際的には通りにくいのである。
 何故なら何らかの条件でテロの人質になっているのを釈放したり、金銭を支払って返してもらえば、
テロ側は味をしめてっ再び三度テロは拉致事件を繰り返し、根本的解決にならないからだ。

多少の犠牲を払っても強硬に脱出作戦にでるのが、どちらかと言えば欧米流のやり方である。
 この違いは宗教の価値観の違いにも寄るが、今回は宗主国であったフランスとアルジェリアの因縁も絡んでをり、
一概にどちらが良いとは言えないが、アルジェリアが独立国の威信を示すために日時を置かず、綿密な計画もなしに
空爆したり、攻め込んだのは矢張り非難されるべきである。
 それにしても、このような地理的条件の基では自衛隊機を飛ばすわけにもいかず、矢張り自衛隊法を改正してテロ対策に
独立国として対処できるようにしなければ、口先のみで貿易立国を標榜しても、実態がついていないようでは、犬死には
誰もなりたがらないであろう。JUNTARO

ボーイング787の事故

2013-01-17 11:20:53 | Weblog
ボーイング787を日本が世界で一番早く導入して危険な事故続きである。
昨日のANAの発煙事故は中でも最悪事故である。福島原発と同じく種類は違うが
電源事故である。
電源は最近のデジタル化された装置の最重要部であるのに軽視されがちである。
リチュームイオン電池は開発されてから20年余となるが発火事故の連続である。
原因は何か軽いが電解液が導電性の可燃性のある有機溶媒を使用しているところに
基本的な欠陥があるのである。
 かっては製造工場のソニーの工場を一棟燃焼させたこともある。
また当初はニカド電池の代わりにパソコン、携帯電話などへの応用からスタートしたが、いたるところで
火災事故や火傷事故を起こし、一時飛行機の貨物には載せられない時代もあった位であつた位である。
 HIVの自動車をトヨダが販売した頃も、ニッケル水素電池を採用し、今でもオプションとしてニッケル水素電池
を採用している。
 当時モーターショーで日産の技術者に安全性の質問したら、ガソリン自動車でもブツたことがある。
リチュームイオン電池事態に問題が無くても、外部で短絡事故や衝撃があれば漏液して、導電性の故に火災に至るのである。
ソーラや風力発電などでもリチューム電池が使われるが充分事前の検証がひつようであり、電池屋のみに任されない。
因みに今回の電池は老舗のGS-ユアサであるが、リチューム電池の歴史は浅い。JUNTARO